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2006年07月15日

第81回英ちゃんの会

eichan81-001.jpg先付けは珍味中の珍味でしょうか、生の海鼠の卵巣をシャーベット状に凍らせたもの。予想通りワインとの相性はあまり好ましくはありません。浦霞純米酒の方が個人的にはよく合っていると思います。

eichan81-002.jpg口取りとしてだだちゃ豆、水茄子古漬け煮、鳴門若布、鱧皮ザクザク、子鮎南蛮漬けが登場。鱧皮と胡瓜など昔懐かしい大阪の味で子鮎はとても細かい仕事が施され旨い!
eichan81-003.jpg造りは鱸、良く活かったもので皮の湯引き、肝が添えられます。背の身と腹の身がそれぞれ盛られているのはここでは当たり前のことです。
eichan81-004.jpg煮物はフカヒレの姿煮です。最近和食の世界にもこれが出てくるようになりましたが(先日の祇園さゝ木も出ました)私は個人的には不賛成です。フカヒレの上物は日本では残念ながら手に入り辛いようです。鰭の不要な膠質は取り除いて調理すべしと考えます。従って形を重要視する日本だけの姿煮は違和感を覚えます。香港のフカヒレの姿煮とは全く違うものであることをご理解頂きたいと思います。
eichan81-005.jpg焼き物は鱧の雲丹焼きです。骨切りした鱧に生雲丹を裏ごしして塗り焼き上げた贅沢な焼き物。ワインとの相性も良し、日本酒にも大変合うお料理でした。
eichan81-006.jpg酢の物として登場したのは大きな殻付きの岩牡蠣、「去年より小さい!」とご指摘頂きましたが天然物は時には生育が遅れたり不漁のときもあります。ご勘弁下さい。身はオイリーで河豚白子のような味わいがあります。養殖の牡蠣と比べると全く別物。美味!
eichan81-008.jpg炒め物としては活かった鱸をソテーしたもの。皮が縮こまり身が反り返っていますがこれが魚の本来の形です。添えられるのはキノコ。
eichan81-009.jpg椀物は牡丹鱧にじゅんさい、鱧の骨から取った出汁が繊細な旨さを醸し出しています。アクセントに柚子の皮。
eichan81-010.jpgお鮨は天然鮎の姿鮨、とろ、蛸に水茄子のにぎり。すし飯には日本酒が合います。堺の松仙さんのご厚意で芋焼酎「剣ノ道」が日本酒に添えられ送って頂きましたのでお鮨のときに頂きました。これまた相性は良かったです。

果物は白桃、飲み物は次の通りです。
1. Champagne Beaumont des Cray?re Fleur Blanche Blanc de Blancs 1998 Brut
2. Sancerre Cuv?e Silex 2004 Domaine Michel Thomas
3. Aile d'Argent 2003 AC Bordeaux
4. 浦霞純米酒

posted by:Georges :

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