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2006年04月22日

第78回英ちゃん冨久鮨で味わう究極の会

世の中旨いモノを供するお店は五万と在るはずですが、究極となるとある程度限られてくるのではないでしょうか? 私は毎日のように割烹通いを続けてきましたが「素材の優劣は市場で決まる」という結論を得て、このお店の魚の質を知って頂きたいと思い毎月一度の会を続けて参りました。鯛は鯛でもピンからキリまで在ります。上には上があることを知るにはもってこいのお店、それが英ちゃん冨久鮨であります。

eichan-010.jpg先付は鮒寿司、それもマニアックにいろんな部位別に盛られています。この鮒寿司には何と不思議なことにシャンパーニュがよく合います。鮒寿司の質については、市場にかなり不可解な物が多く出回っていることをご承知おき頂きたいと思います。
eichan-012.jpg口取りは玉筋魚釘煮、筍木の芽和え、サエボシ、一寸豆、辣韮の盛り合わせですが今年のイカナゴは成長が遅いです。海が冷たいのでしょう。そして向こう付けは見事な桜鯛と烏賊の桜花和えです。鯛は背の身、腹の身、皮、内臓といろいろ出されるのがこのお店のスタイルです。白身魚は何と云っても「出所」が問題です。新鮮さは当たり前の話で、どの時期には何処で捕れた鯛が旨いかを知るにはかなりの経験が必要であります。
eichan-013.jpg煮物は「あわびの塩蒸し」ですが、とにかく濃厚な旨さです。タスマニア産の鮑をメニューに載せているイタリアンやフレンチが多いのですがそれは単に安いだけのロコ貝と変わらない歯応えだけのモノ。本物の旨い鮑は実に高価で希少なものです。
eichan-015.jpg焼き物は「鯛の白子の雲丹焼き」でしたがあまりに見事な大きさ故、写真を撮り忘れて食い気に走ってしまいました。で、次に出てきたのがこの鰹です。皮付いたまま藁焼きするのですがこれがまた絶品の旨さであります。そのあとは「筍と蛍烏賊の天麩羅」、椀物は鯛と若布の吸物。
eichan-017.jpgすしはにぎりでとろ、さより、小鯛そして珍しいのはこすり海鼠の軍艦に旬の筍という風変わりなもの。デザートはメロン。
飲み物は最近のお気に入り3種と清酒清泉と耶馬美人の麦。

posted by:Georges :

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コメント

あちらからコメントを汚しにきてしまいました。
毎回毎回のすばらしいお料理、ただただ見とれるばかりです。
あまりに感動したので、失礼ながら書き込ませて頂きました。

投稿者 元849 : 2006年04月24日 10:17

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