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2006年04月27日

ワイン大学第254回ル・ポン・ド・シェル

ワイン大学でこのレストランは2回目になりますが今回は新しいシェフ、パスカル・ロニョン氏のお料理です。私はフランス人シェフ初代のメディグ・フレデリック氏の頃からお邪魔させて頂き、シャトー・ムートンのバロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロッチルドを招いて関西財界のメンバーと引き合わせたのもこのレストランです。思い返せばかなり長いお付き合いですが夜景は相変わらず素晴らしいので是非訪れて頂きたいレストランであります。

wineuniv25401.jpgまずは「トマトの冷製スープ、バジルとリコッタチーズ」ですが最初良ければ全て良しの如くまことに素晴らしい一皿です。バジルの香りとトマトの甘さが渾然一体となり、添えられる黒胡麻のサクサクしたパイとのコンビネーションが印象的です。アミューズとは思えない立派な前菜であります。
wineuniv25402.jpg次に「いちょう蟹と茄子のラザーニュ、トマトのコンカッセ、バジル風味タップナードのヴィネグレット」ですが、まさに芸術的な一皿でシェフの腕前が遺憾なく発揮されたお料理であります。素材の取り合わせの妙と申し上げたらよいのでしょうか、実に複雑に旨味が絡み合い「ウーン!」と唸ってしまいました。
wineuniv25403.jpg魚料理として登場したのが「ラングスティーヌのロースト、バニラの香り、コリアンダー風味の春野菜添え」で、ラングスティーヌにバニラスティックが串のように通され焼き上げてあるので香りが一段と引き立ちます。食感もプリプリで素材の良さが分かります。
wineuniv25404.jpg肉料理はオーソドックスな「牛フィレ肉のスパイス風味焼き、野菜のファルス、オリーヴ風味のジュ」ですが、これまた素材の良さ火の通し方など完璧、付け合わせの凝りようからソースの香りまで云うこと無しのお料理。

wineuniv25405.jpgデセールは「苺とショコラのミルフィーユにピスタチオのガナッシュ、バニュルスのグラニテ添え」ですが、最後まで手抜きのない素晴らしいお料理であります。久し振りに本場のフランス料理に出会えたような感動を覚えました。
wineuniv25406.jpg勿論プチフールも出てきます。
wineuniv25407.jpg25日が私の誕生日だったのでお店からプレゼントを頂戴しました。事前に何も聞いていなかったのでびっくりしましたが想い出に残る一夜となりました。このレストランは本物のフレンチを供するお店で自信を持ってお薦めできる名店であります。

ワインは次の通りです。
1. Sancerre Blanc Cuv?e Silex 2004 Domaine Michel Thomas
2. Beaune Rouge 2004 Domaine Sabre
3. Pommard 2003 Domaine Sabre
4. Pommard 2002 Domaine Sabre
5. C?tes du Rhone Energie Yang 2002 Domaine Viret
6. Champagne Beaumont des Cray?re Fleur Blanche Blanc de Blancs 1998

posted by:Georges :

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