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2006年01月28日

Bad Vintage Club 神戸三宮

うっかり消してしまいました。
ネットで知ったワイン会です。ヴィンテージの悪い年にお生まれになった方々のお集まりでしょう、1965や1968あるいは1950年なども含まれるのでしょうか、私の1952年というのはそんなに悪い年ではないので準会員での参加となりました。
乾杯は Delamotte 私の好みで「もっともっと、ドラモット」と流行って頂きたいブランドであります。ローランペリエのグループでありお高い Salon も同じディディエ・デュポンという支配人が取り仕切っております。ラッキーなことに次に頂戴したのは Krug Grand Cuvee 目新しい最新のボトルです。瓶の形まで変わったのでしょうか外観は高級シャンパーニュに相応しい誠に豪華絢爛、ピッカピカであります。ブションは開けた途端にパッと開く状態の良いもので大いに期待しましたが、飲んでみると「・・・・何やこれ・・・・」どうしたことでしょう、昔のあの蜂蜜香やふくよかな旨味が全く感じられません。薄っぺらい酸が舌をアタックするだけの液体でしかありません。
しかしその他のワインは状態も良く大勢の人が持ち寄るためいろんな種類のワインを飲ませて頂き感謝感激! 私達のテーブルでは Chateau Certan-Giraud 1998、Clos de Tart 1997、Chateau Rauzan-Gassies 1977など美味しく頂きました。

KRUGの凋落ぶりには非常に驚きました。外観だけのシャンパーニュ、ボトルのデザインは天下一品なのですが中身がこれ程変われば昔のクリュギストは皆嘆くことでしょう。
クリュッグはランス市内に生産拠点があり今までに3度訪問しましたが確か2回目の訪問ではランス駅前にあった当時の一つ星レストラン、ル・フローレンスで社長アンリにご馳走になり、その時飲ませて頂いた Clos du Mesnil 1979 はフルート・グラスの底から無数の細かい泡が実にゆっくりと立ち上ってくるのが今でも忘れられません。そんなクリュッグが変わってしまったのはやはりレミーの傘下から外れLVMHの支配下に置かれてからだと私は思います。
クリュッグの一番基本となるグラン・キュヴェは白いラベルの時代だけ、ミレジムは1985年を最後に買わなくなりました。元々ロゼは私は旨いとは思ったことがありません。朝日ビールが輸入していた頃からのお付き合いでしたが1989年をリリースした頃には全く買わないブランドとなりました。
値段が高ければそれだけでご満足な方が世の中には5万とおられます。しかしロデレールのクリスタルもそうですが、私は好みではありません。
あとで飲ませて頂いた Salon 1995 ラックさん輸入の正規品は味香り泡の状態もパーフェクト、こんなサロンを頂いたのは何年ぶりでしょうか? 正規品以外ではシェリー香が鼻を突きとても飲めたものではありません。ですが正規品であっても定価的には12000円が限界、それ以上の価値はハッキリ申し上げてありません。

posted by:Georges :

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