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2006年11月15日
上海蟹について
この時期になるとやたら騒がれるのが異国の蟹、「どこそこの湖のが一番!」「それは陽澄湖」「ヤンチャンフーと読むの・・・」などの会話が聞こえてきそうであります。ワインと同じで本物を知らない人が大勢いるところに蔓延るのが偽物です。こんなHPもありますのでご覧下さい。大閘蟹ダーチャーシエ(イントネーションが難しいですが)と云わないと中国では通用しませんが、我が国日本ではズワイガニ漁が解禁になっています。結論から申し上げますと異国の原産地を特定するのが至難の業である蟹を高い値段を出して挑戦するより、信頼出来る業者から買う松葉蟹もしくは香箱蟹(こっぺ蟹、セコガニ)を食べる方が余程リーズナブルであります。
本日伺ったその筋では定評あると云われる上海蟹専門店ですが湯がく前からうっすらと個体識別番号が見て取れる蟹はやはりかなり疑わしい物ではなかったでしょうか? 個体認識番号については一昨年試みたものの、昨年は恐ろしい数の偽物が出回ったそうです。これは個体識別レーザー処理とタッグまで付いた一見本物に見えますがその極上物はもっとデカいのであります。
救いだったのがこの鍋、上海蟹のミソの旨味が春雨とうまく絡んでおりました。
投稿者 : : 2006年11月15日 09:04
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