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2008年02月20日

Rossojbleo 2006 I.G.T. Sicilia nero d'Avola Gulfi

8v0220.jpgこの生産者がワインを造り始めたのは1997年のことであります。10年ほどの間にシチリアの雄として随分広く知られるようになりました。他の生産者はフランス原産の品種を取り入れワイン造りをしているのに対してここは地元特産の品種「ネロ・ダーヴォラ」に拘り続けています。中でも畑名を冠する四つのクリュ物ネロマッカリ、ネロブファレッフィ、ネロバローニ、ネロサンロレは販売価格で7000円前後するという高額ワインとなっていますが、普段飲むならこのロッソイブレオで十分ではないかと思います。

輸入元のHPに生産者のワイン哲学について書いてありますがコピーさせて頂きたいと思います。以下コピーです。

ヴィト氏のワイン哲学  ― グルフィのワインは「自然」そのもの ―

人が食文化について触れるということは、幼い頃から既に始まっている。
私の場合、昔からワインに興味があった。フランスにいたことも少なからず影響はあると思うが、「ワインを飲む」ことで幸せな気持ちになる。
食事の時に一番幸せになれるのは、ワインと一緒に食事を楽しむこと。
ワインは食事の時にとても重要な位置をなしており、例えばそれなりに美味しい食事を食べてもワインが美味しくなければ、その時の思い出は全て台無しとなってしまうが、普通の食事と共に美味しいワインを飲むことができれば、その思い出は素晴らしいものとなる。
誰だって喉が渇いたら水を飲む。それは生きるための行為。
だが、ワインは好きだから飲む。
本当に美味しく、食事の一時を幸せな時間にかえてくれるワイン、つまりは自分が好きなワイン。
それをグルフィで造りたかった。

また、シチーリアの恵まれた自然の中で育った自分の哲学は小さい頃より一貫しており、「自然を大切にすること」を常に念頭に置いている。
人は自然と共に生きているのだから、それを大切にすることが当然だと思っている。

だからグルフィのブドウ栽培は、ブドウの樹を人の手で管理しようとしない。
しているといえば、剪定をしっかりと行い、芽の数を減らすことだけであり、農薬などはほとんど使用しない。
そうすれば、畑が自分達でバランスを取ってくれる。ブドウの樹が自分で良いブドウをつけてくれる。
人間は完熟したブドウが出来るのを見極め、収穫するだけである。

そうして出来た素晴らしいブドウも、出来るだけそのままの状態で、亜硫酸なども極力抑え醸造する。

まずはキャップシール、分厚いように思えますが実はビニルコーティングされたアルミ製です。トップの中心ではなく「GULFI」のGとFの文字の下にそれぞれ小さな孔が開いています。栓は Neocork という樹脂製の物でスクリュープルのレバーモデルは使えません。www.gulfi.it というURLの記載があるのが現代風でしょうか。しかしこのURLに接続しても何も出て来ません。トップページはこちらからお入り下さい。

さてどんなワインか早速グラスに注いでみましょう。

ところで注意しなければならないことが澱の発生。たまたまかも知れませんが私が開けようとしたボトルには栓の周りに(円周状に)澱がこびり付いておりました。業務に使用する場合購入した時点でシェイクでもして瓶口の澱は沈める必要があります。知らずにグラスに注いでしまったので不思議な形の澱の固まりがグラスに入ってしまいました。
色は紫色の成分が多い目の赤紫色で我が家の梅干しの梅酢にそっくりな色です。私の場合紫蘇を大量に漬けるので色は鮮やかな赤紫色に染まるのです。土用干しの時に紫蘇は取りだして乾燥させふりかけにするのですが市販品と違いめちゃくちゃ美味しいのです。

で、色も色なら香りも何だか赤紫蘇みたいに香ります。赤ワインはボルドーであってもまたラングドックであってもさらにはシチリアに於いてでもこの赤紫蘇の香りや時として梅干しの香りを感じるワインがあります。それらの多くは熟成後素晴らしいワインとなることが多いのですが、このワインもかなり期待できるはずであります。

変な甘さが無くフルーティーで生き生きとした酸味がありますので食中酒としてはピッタリでしょう。ニンニクを効かした豚トロの煮込みには大変よく合います。最近気に入っている箕面イカリスーパーだけの限定食パンを薄くスライスしてベストフーズのリアルマヨネーズとボーフォールのムータルド・ド・ディジョンを塗りローストビーフとリーフレタスにサラダ玉葱のスライス、アメーラなどでサンドイッチ。ワインとは抜群の相性です。

posted by:Georges :

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