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2006年05月06日

Tesch L?hrer Berg Riesling Sp?tlese Trocken 2003

最近お気に入りのドイツワインですが、これは発売されなかった2003年のヴィンテージです。発売に至ったのは2004年のものですが、これは単価の違いによるものであると想像します。

vindujour-025.jpg色、香り、味は2004年とほぼ変わりありませんがどちらかというとこちらの方が濃厚且つ甘い目ですので辛口の2004年を買い付けたと思われます。ナーエと云えば甘ったるいワインとしか印象になかったのですがこの生産者テッシュは全くイメージと違うワイン造りをします。ついでにこちらの希望を申し上げると表のラベルを変えて頂きたいと! そもそも一連のこの生産者のワインを買っていながら開けようと思わなかったのはラベルのせいであります。今は見慣れたおかげで抵抗無くなりましたが「安っぽい」イメージを持つのは私だけでしょうか?
ドイツワインと云えば昔よく飲んだのはラインガウの1976年とか1971年のカビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼでたまに高い高いトロッケン・ベーレン・アウスレーゼなども飲んだ経験があります。個別銘柄で申し上げるとシュタインベルガー、シュロス・ヨハニスベルガー、ホッホハイマー・ドムデッヒャナイなどなどでしたでしょうか。1990年代以降地域は違いますがシャルツホフベルガーなどたまに購入するだけでラインガウは全く買わなくなってしまいました。トロッケンが作られ始めてからのことであります。
ドイツワインはどうして不味くなったのか?
記憶に残る旨いワインと言えば1959年のシュタインベルガー・トロッケンベーレンアウスレーゼでしたでしょうか、71年のシュロス・ヨハニスベルガーのベーレンアウスレーゼも凄かったのですが・・・
ドイツ甘口ワインを飲んでいた時代は私が20代から30代前半の頃だったようです。その後はソーテルヌを覚えやはりイケムに嵌ってしまいました。イケムを飲んでしまうと他のいかなるソーテルヌやバルザックも美味しく思えないようになりました。
しかしドメーヌ・コアペを知るようになるとイケムも買わなくなりました。やはり歳と共に好みが変わってくるのでしょうか? 甘口をフォアグラのテリーヌに合わせることもそれこそ何度も経験しましたが次の料理もワインもその味を殺してしまうことを知り合わせることはなくなりました。甘口ワインはデザートに合わせるかチーズそれもロックフォールに合わせるのが一番でしょうね。何でも経験は多い方がより説得力が増すのであって若い方のワイン評論は頷くことがあまりございません。もちろんブログやHPで何を述べられても一向に構いませんが本を出版するとなると如何なものでしょうか?
話が逸れてしまいましたがドイツワインの衰退はやはり辛口に動いたからであります。世界のトレンドに敏感なのは良いとは思いますが、トロッケンのカビネット、シュペートレーゼで美味しいワインに出会えなかったのは事実であります。ですからほぼ20年もの長い間ドイツワインを買わなくなりました。ホンの最近です、今まで知らなかった地域のドイツワインとこのテッシュを飲んでからドイツワインを見直すこととなりました。

posted by:Georges :

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