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2006年09月23日

Cotes du Rhone Cuvee Gourmande 2000 Chateau du Mourre du Tendre

vins9-20.jpg一連の状態の悪いはずであろうワインの続きであります。劣悪なる保管状況でワインがどうなるかという私なりの検証であります。まずこのワインはキャップシールが全く回りません。で、キャップシールの先端を切り取ってみると青カビとか黒カビの固まりであります。瓶の先端をペーパータオルで拭き取り抜栓しようとするとコルクはフニャフニャ、久しぶりにソムリエナイフを使ってみましたがワインの漏れは確実で噴きこぼれたところに黴が付着していたと考えられます。しかしコルクのワインに触れた部分の香りは至って健全です。実に甘い香りでグルナッシュのアロマと半ば熟成した香りであります。早速グラスに注ぐと残留亜硫酸とは全く無縁の泡立ちも殆ど無い大変綺麗に縁が整います。レッグも長く口に含むと実に「グラ」なワインなのであります。熟成の不思議かも知れませんがしばらくの間置いてみましたが全く味わいは衰えを知りません。

果実味が豊富でローストビーフサラダやハッシュドビーフなどの食事にも実によく合いますが、パルメジャーノ・レッジャーノには何故か合いません。やはり地元のチーズには地元のワインなのですね。アッソーロ・レッジャーノと合わせると納得のコンビネーションになりました。ワインと食べ物の相性は実に複雑怪奇、チーズならば何でも合うというのは大きな間違い、合うものはその地のワインであることがよく解ります。
いつ漏れてしまったかは判りませんがワインは至って健全であり、味、香り、また色まで全く問題はありません。漏れがあってもそれから酸化が進まないのがコルクの特徴なのでしょうか、しかし漏れたワインで酷いのに遭遇したときもかなりの数に上ります。
要はワインと言うモノ、飲んでみないと判らないのがどうやら正解みたいですね。

posted by:Georges :

コメント

こんにちは。昨日友人を招いて食事をする際に、このワインをあけようと試みましたが、見事にブショネでした。これで4回目・・・ToT
私はどうやらこのワインに嫌われているようです・・・セラーに2本あるパプは無事だといいのですが・・・

投稿者 Midoc : 2006年09月24日 20:33

Midocさま

またまたブショネですか? 確率5%と云われておりますが私は1ケース丸々ブショネだったときがあります。で、最近も遭遇しました、シャンパーニュのブショネの連続。どうやらコルクのロットで駄目なときはみんな駄目のような気がしております。

投稿者 Georges : 2006年09月26日 23:49

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