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2006年09月16日

第83回英ちゃん冨久鮨で味わう究極の会

世の中知ってしまうと不幸になってしまう食べ物がいろいろあります。若い人にはその値打ちがお分かり頂けにくいかも知れませんが、本物の旨さにはそう簡単に出会えることはありません。日本一の左官業浪花組副社長のK氏は日本中いや世界中を食べ歩いてきた「超美食家」であり氏の最も旨い店として紹介頂いたのがこの「英ちゃん冨久鮨」であります。素材が違う、包丁の技が違う、調理法までも違った本物浪花料理、毎月一度の本物の贅沢です。

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まずは先付けの新物筋子のおろし和え。口の中で溶ける一粒一粒のいくらはその表皮は極めて薄く歯にひっついたりはしません。
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次に登場の780グラムものドデカい鮒寿司。こんな大きな鮒寿司は勿論初体験であります。一般に云われている臭さとは無縁、上質のチーズのような発酵食品でありシャンパーニュとの相性も実に魅惑的であります。
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向付は贅沢にも本物関鯖と滅多に入荷のない「たまめ鯛」の2種盛り。添えられる山葵も最高質のものを鮫皮おろし器で丁寧に擂られます。
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煮物は鱧煮凍り、骨切りされた身や肝、さらに浮き袋も入った生姜風味。
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焼き物は内地もの松茸ホイル包み焼き。本物を知っている人はこの松茸の香りを嗅いだだけですぐご理解頂けます。内地もの松茸は今が一番旨い時期かも知れません。
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酢の物は毛蟹をドーンと一杯。無口にならず食べやすく盛りつけてあるので実に有り難いと思います。
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河豚の唐揚げの後、名残鱧のオニオン鍋柳川風、筋子がたっぷりのちらし寿司、デザートは大粒ピオーネと二十世紀梨。

ワインとお酒
1. Champagne Beaumont des Crayere Blanc de Noir Brut 2002
2. Sauvignon Mock 2005 Alto-Adige DOC Cantina St. Maddalena
3. Bolgheri Rosso 2004 Magnum Le Macchiole
4. 鯉川 純米酒

posted by:Georges :

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