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2006年08月20日

Meursault 2002 Domaine Arnaud Ente

vins8-18.jpg以前に登場させたかも知れませんが Midocさんから「早く飲んだ方が良い」との情報を得たので取り敢えず一本開けてみました。重量級のボトルは700グラムちょっとあり、コルクは下の写真の通り何と全長55ミリもあります。グラスに注いですぐには香りは閉じているようでしたが、しばらくすると蜂蜜や洋梨そして僅かにパイナップルのような香りが漂ってきました。色は薄いですが青みを帯びた黄緑色で健康そのもの。味はしっかりした酸と仄かな甘み、決して枯れたような酸味は感じません。予想通りまだ数年は保ちそうな感じであります。液体の濃度は高く一口に飲み干すことは無理のようでこれが「噛むような味わい」と申し上げたらよいのでしょうか、なかなかヘヴィーなワインであります。

仙台黒毛和種4番抜きのハネシタを炙りロメインレタスを囓りながら合わせると相性バッチリです。またいつもよく買う鶏肝ですが今日の肝臓はまるでフォアグラ、生でも食べられそうでしたがちょっと炙ってタタキのようにして食べると最高のご馳走。焼鳥屋に高い代金を支払うのは私には馬鹿らしいこと、少々煙たいですが家で十分美味しい炙り焼が楽しめます。要は材料次第なのです、北摂にお住まいの方なら探せばあります美味しい鶏肝。
vins8-19.jpgそれにしても長いコルクであります。最近のボルドー・ブランは高級物であってもコルクは短くなっているそうです。それに比べこのアルノー・アントのコルクは異常とも思える長さであります。エチケットにはフィルターかけていないことや生産本数が明記されており自信の程が窺えますが価格はハッキリ申し上げて高すぎます。これはイクスクルーシヴの権利を持っている酒屋がかなり利益をとっていると考えられます。しかしこの輸入元は余りにも小さいためその輸入経路は極めて不明瞭であります。即ち混載のコンテナーを使う、あるいは千商などの複数の代行輸入に頼っているなど自らコントロールできない環境下にあるようです。生産者は頑張っているものの輸入する業者が頼りないと日本で飲まれるワインは必ずしも良い状態であるとは思えません。幸いこれは並行輸入によるものなのでワインの状態は良かったですが大阪のフレンチで開けた同じワインはかなり状態が違っておりました。せっかくの良いワイン、ボトルの製造精度を高めキャップスクリューに変えるよう根本的に見直して頂きたいと願います。

posted by:Georges :

コメント

こんにちは!Georgesさんのお持ちのワインはムルソーだったんですね。私の先日飲んだのは、アリゴテの2000年。これは年内に飲みきったほうがいい印象を受けました。アリゴテのコルクも、そういわれてみれば、アリゴテのくせに長かった気がします。
ラベルに表記されているのは、このムルソー・ヴィラージュの生産本数(ノーマル&マグナム)なんですね。面白いですね。わざわざラベルに生産本数を入れるなんて。通常はロットが多いのに・・・と思いました。

投稿者 Midoc : 2006年08月24日 09:49

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