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2007年08月02日

真夏の麒麟

関西の中国料理と云えば、最近は誰もが同じ店を絶賛して「予約の取れない店」と祭り上げていますが、私はそうは思いません。中国料理の醍醐味とは大人数でいろんな料理をシェアして食べるところにあると思います。一人前ずつ綺麗に盛り付けられるより、大皿でドーンと出てくる料理こそ中国料理であると考えます。ここ麒麟は海鮮広東料理を得意としていますが一皿一皿のボリュームはかなりのもので8人で円卓を囲むのが最適であります。
いつものつまみのシジミは今日はありませんが、蓮根と胡瓜の酢の物ではじまり皮蛋、蒸し鶏、水餃子など定番の前菜に変わり豆腐の冷製のあとに白狭海老のボイルが出て来ます。もちろん生きた海老を使うのですが鮮度は抜群、香港で食べるよりも火の通し方は完璧です。

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グランドメニューにはないお料理ですが、いつ行くときもお願いしている「燻製鴨の唐揚げ」は実にダイナミックな一皿です。
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常連になれば特別料理を食べることが出来ますが、本日は「穴子と馬鈴薯の煮込み」と写真の「角煮と手羽先の煮込み」もこのボリュームであります。スプーンの大きさをご覧頂ければお分かり頂けると思います。
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ここではアコウが一年中供されますが今が最高の時期を迎えています。1キロを超える大きなアコウを一気に蒸し上げますが、香港の名店で食べるより火の通し方が完璧で身は骨から一瞬にして外れます。この値打ちをご理解頂けるのは香港で食べ歩いた人達だけでしょうけど・・・。
何皿平らげたは後程詳しく書きますが最後は「香港焼きそば」で締めくくります。

食べたものは・・・
酸辣青瓜/蓮根 (胡瓜と蓮根の甘酢)
白切鶏 (蒸し鶏)
皮蛋 (ピータン)
冷盆干絲 (変わり豆腐の冷製)
水餃 (水餃子)
白灼蝦 (白狭海老ボイル、香味醤油)
白灼象抜畔 (ミル貝)
煎牛扒 (牛肉ステーキ風レタス包み)
五香海鰻 (穴子の煮込み)
樟茶鴨 (合鴨の燻製揚げ物)
鶏翅焼肉 (手羽先と豚バラの煮込み)
蝦醤炒通菜 (空芯菜の炒め物)
清蒸石斑 (アコウの姿蒸し)
香港炒麺 (ホンコン焼きそば)
搾菜 (ザーサイの浅漬け)
全15品、「麒麟」のご主人橋本氏はすべてこれらの料理を一人で作られるのですから驚きです。お茶はいつの間にかプーアル茶が供されるようになりました。

投稿者 : : 2007年08月02日 11:52

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