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2008年04月24日

ワイン大学第278回ローズルーム

「ワインは食事と共に楽しむものであり論議の対象にしないもの」というのが私の考え方。ワインを勉強しようという場ではなく楽しむための会であります。楽しむためには勿論美味しくなくては困ります。従ってワインも大切ですがそれ以上に気を遣うのがお料理であります。「ワイン会」というと「ブラインド・テイスティング」や利き酒の能力を試すようなことをされるケースもありますが、それがワインを楽しむ行為とはとても思えません。食事が美味しい、ワインも旨いならば当然のように会話も楽しくなります。高いお金を払って著名銘柄を飲んだところで、飲み頃に達しないワインだったりまたフェイクだったりまたブショネをそのまま飲まされたりしてイヤになりワインから離れていく人も結構居られます。またズラリ並んだグランクリュなど息つく間もないワインの羅列は食とのバランスを無視したものであり結果不満が残るものです。長年お付き合い頂くと自然に「ワインと食事のバランス感覚」を身につけて頂けるはずであります。今日も大勢の方にお集まり頂きましたが、このレストラン6月にはその歴史を閉じることになるとのこと。非常に残念であります。
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アミューズ・グールは「蟹コロッケ」結構蟹の身が入ったクリームコロッケに優しいトマトソース、バジルの素揚げが添えられます。
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前菜は「旬の魚介と春野菜のサラダ仕立て、木の芽の香り」車エビ、生海胆、ソーモン、ムール貝、帆立貝などいろいろ入ってます。
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次は「新玉葱のクリームスープ、トリュフ風味のフラン添え」この季節ならではの玉葱の甘いこと! 新玉葱の旨さを100%引き出した濃厚スープです。
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魚料理は「鰆のポワレ、春キャベツと米型パスタのリゾット、サフラン風味」これも春の香りが一杯に広がるお料理です。

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メインは「仔羊鞍下肉のロースト、ステファン・ランボースタイル」先日久しぶりに来日したフランスはラ・ナプールのレストラン、ロアジス・シェフのスペシャリテ。火の通し方が何と云っても絶妙! また実にワインと良く合うお料理です。ステファン・ランボー氏は元福島にあったプラザホテル「ル・ランデブー」の料理長でルイ・ウーティエの愛弟子。昔自転車に二人乗りする姿をよく見かけたものです。
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食後は「美食家のデザート」で締めくくり。
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最後にコーヒーと小菓子が出てきました。ワインは次の通りです。

1. Champagne Christian Bourmault Cuvée Hermance Brut NV
2. Pouilly-Fuissé Cuvee Vignes-Franches 2006 Domaine Thibert
3. Corton-Charlemagne Grand Cru 2005 Domaine Denis Père et Fils
4. Savigny-les-Beaune 1999 Les Terres d'Or
5. Vosne-Romanée 2005 Domaine Gros Frere et Soeur
6. l'Hospitalet de Gazin 2000 AC Pomerol

posted by:Georges :

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