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2006年09月04日

Scharzhofberger Riesling Sp?telese 1997 Egon M?ller

vins9-04.jpg余りにも有名なモーゼル・ザール・ルーヴァーを代表するエゴン・ミューラーのリースリングであります。ヴィンテージは1997年、シュペートレーゼでありますがアルコール度数が8.5%とかなり低い目なのが気になります。いつ買ったのか思い出せませんが恐らく今世紀になってからではないと思われます。この超有名蔵元ですが昔からコルクは短くてしょぼいものが多く開けてガッカリと云うことが度々ありましたが・・・。コルクは明日公開しようと思います。

で、結論から申し上げますと少し漏れがあったもののボトルの状態は極めて健全でありました。デブシャージュのときに若干内圧を感じたのですがボトル内は炭酸のレベルが高かったようで全く酸化しておりません。温度変化で漏れた場合は怖いですが残留炭酸で漏れた場合はワインの変化はあまり無いと思います。先ずグラスに注ぐと「シュワッ」と細かい泡立ちが発生しますが勿論微量であります。色は青みがかった透明感のある黄緑色で強烈なリンゴやトロピカルフルーツのような香りが広がります。シュペートレーゼと云えども甘みはさほど感じず綺麗な酸がしっかりしています。綺麗な酸味とは果実のそれで落ちた酸は酸っぱいだけの酢のような酸であることを意味します。さすがは有名蔵、あまり好ましいヴィンテージではないと云えこの完成度は実にご立派であります。リースリングはまともに造ればとても長命なワインになります。この1997年物、まだ何本かありますがこれから先も楽しみなワインだと期待しています。
たまにはドイツワインやソーテルヌのような甘口を飲むことがあります。貯まりにたまった飲まないであろうワインの中にはもう既に飲み頃を逸してしまったものもあると思いますがたまに素晴らしく熟成の時を迎えているものも見つかります。今日のシュペートレーゼは「当たり」でしょうか、しかし以前1959年のシュタインベルガーを開けたときは既にご臨終でありました。辛口嗜好の人間でもたまに甘いのを飲みたくなるものです。

posted by:Georges :

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