ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Candin B



カンダンと読む白葡萄、結論から先に云うと末尾に「din」を伴うアラダンアマンダン同様フランス農学研究所が生み出した兄弟葡萄の一つである。アラダンはこちら、アマンダンはこちら、いずれも母親 HYBRIDE BLANC、父親 MUSCAT HAMBURG の種間交雑により生まれた葡萄であり、カンダンももちろん同様である。

またアラダン、アマンダンそして当該葡萄のカンダンと3者揃って新規登録3者揃って2016年栽培面積ゼロ葡萄である。

本来「フランスで栽培される葡萄」を登録すべきはずなのに、栽培面積ゼロ即ち「フランスで栽培されていない葡萄」を新規登録するというのは如何なものかと思う。

VIVC の最新データはこちら、用途としてはなんと観賞用葡萄となっている。画像を拝借しているいつもの Pl@nt Grape にある「Variété d’agrément pour amateurs」とはこのことを云うのだろう。日本では南瓜の類にそれらしきものがあるが・・・

ついでにもう一つ末尾が「din」の葡萄がある。カルダン? いえいえペルダン 、父親は別の葡萄なんだがこれまたフランス政府が追加登録しているのだから呆れてしまう。もちろん4葡萄揃って2016年栽培面積ゼロである。
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Cabernet Franc N 補足
カベルネ・フランの最新情報として拙ブログのこちらに書いたが、既に一部の学者はカベルネ・フランのペディグリーを特定しているのである。

こちらのサイトからカベルネ・フランを開くとこちらが現れる。



つまりカベルネ・フランは MORENOA モレノアを母、TXAKOLI チャコリを父として生まれたということになっている。モレノアとはスペイン原産の黒葡萄で VIVC のデータはこちら、またTXAKOLIチャコリとはシノニムの一つで正式名称は ONDARRABI BELTZA オンダラビ・ベルツァである。

まだ VIVC には登録されてはいないがカベルネ・フランと親子関係のある葡萄としてこの2つの葡萄などを挙げているが詳しくは拙ブログを参照されたし。
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Belair N



フランス政府が追加登録した葡萄についてアルファベット順に書いている。「B」で始まる葡萄ではどうやらこのベレールだけのようだ。尚 Bouysselet B は拙ブログのこちらで既に取り上げている。

ベレールもしくはベルエアと読む当該葡萄は何と南アフリカで人工交配で生まれた葡萄であり、VIVC によると生まれ故郷の南アフリカでの栽培面積は1992年で僅か 0.03ha とのこと。画像を拝借している Pl@nt Grape の栽培面積を見るとフランスの方が圧倒的に栽培面積では上回っていたようだが例によって例の如く2016年ではゼロとなっている。

VIVC のパスポートデータはこちら 、親子関係などコピーすると

Prime name BELAIR
Color of berry skin   NOIR
Variety number VIVC 10657
Country of origin of the variety SOUTH AFRICA
Species  VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography BARLINKA × BLACK SPANISH
Pedigree confirmed by markers BARLINKA × ALPHONSE LAVALLEE
Prime name of parent 1 BARLINKAバルリンカはアルジェリア原産の黒葡萄
Prime name of parent 2 ALPHONSE LAVALLEE
Parent - offspring relationship
Offspring
Breeder   Evans, E.P.; Ellis, P.J.L.
Breeder institute code ZAF 01
Breeder contact address ARC Infruitec-Nietvoorbij

レ・セパージュのサイト によると交配が行われたのは1974年で同じ父母から bonheur, la rochelle 他の葡萄も生産されたとある。

検証してみよう。

ボヌールはこちら、ラ・ロシェル(交配は1979年)はこちら、その他とあるのは Salba サルバ のはずだが交配の年は1955年と古く父母は逆であり、生産者も異なるので兄弟葡萄と呼べるのはボヌールとラ・ロシェルの2つだけのはずである。

他に南アフリカで造られた BONNITA ボニータという同じ父母から生まれた葡萄が存在するが生産者とか、交配がいつかなのは不明である。


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第1回 御堂筋ワイン会@祇園いわさ起さん
高校3年の時の同級生から依頼を受けて開催の運びと相成ることに。


紫陽花の花をあしらった豪華な八寸の盛り付け。これで2人前、ボリュームたっぷり。


左手前から水無月豆腐 生海胆 山葵 小豆 車海老 喰い出汁

鯛煮凍り 衣かつぎ 空豆

鯖小袖寿司磯辺巻き 酢取茗荷

玉蜀黍すり流し ポレンタくこの実


煮物椀は吉野葛を纏った鱧、椀妻は蓮芋、青味に鞘隠元、蓴菜をあしらい鱧には梅肉、吸い口は枌柚子。吸い地が鱧を崩すことにより変化するのが愉しい。


御向こうは茂魚に本マグロのトロそして障泥烏賊。茂魚が大きく出色。


目の前で炭火焼きされる琵琶湖の鮎、頭から尻尾まで食べられるのが有難い。付け合わせの焼万願寺豆腐よう和えに杏も乙な味なり。


合肴として青梅甲州煮 鮑白扇揚げ 丸十 肝ソース。

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Artaban N



2015年から書き綴っていた「画像付きフランスで栽培される葡萄第2版」、当時リストに載っていなかった新規登録葡萄について追加で書いている。

アルタバンという黒葡萄は今年の5月末に書いた Vidoc N と同じ系図、つまり同じ父母から生まれた兄弟葡萄だが双方とも種はブランクのままである。系図を見る限り種間交雑のはずだが特定されていないのが現状である。

尚アルタバンの父親(レゲント)の父親シャンブルサンの父親は「???」となっているが、VIVC によると 正式名称 CHANCELLOR、シノニムSEIBEL 7053 となっている。シャンスラーの系図はこちら、複雑なる種間交雑で生まれた葡萄である。

画像を拝借している Pl@nt Grape では葡萄の生い立ちなどは一切触れていないがいつもの通り 2016年栽培面積ゼロ葡萄

VIVC の最新データはこちら、用途としてはワイン用葡萄とあり、開発されたのは西暦2000年とやはりヴィドックと同じ。

ドイツと共同で開発した2つの葡萄はいずれもヒットせず不発に終わったと云うことであろう。
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