ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Terret blanc B




テレ・ブランという白葡萄、拙ブログではこちらで取り上げたが、最新の VIVC データによるとテレ・ブランとテレ・グリの2つの葡萄はいずれもテレ・ノワールの突然変異による葡萄となった。

最新データはこちら、ちなみにテレ・グリはこちら、両者ともペディグリーについては次の記載となった。

Pedigree as given by breeder/bibliography TERRET NOIR MUTATION

即ちテレ・ブラン、テレ・グリともテレ・ノワールの突然変異による果皮色違いの葡萄ということに結論付けられたわけだ。画像はこちらから拝借した。

フランスその他ヨーロッパの葡萄に詳しいレ・セパージュのサイトはこちら、テレ・ブラン、テレ・グリそしてテレ・ノワールと3つの葡萄を一括してル・テレとして紹介している。またその起源についてこちらのサイトを関連付けて BRUUN FOURCA と同様 RIVAIRENC の子孫との見方を示している。

VIVC を検索して裏付けを取ろうとすると、まずブリュン・フルカのデータはこちら、親子関係は次の通り

Pedigree confirmed by markers  POUGAYEN × BEST'S R2 V73
Prime name of parent 1  PAUGAYEN
Prime name of parent 2  BESTS R 2 V 73

レ・セパージュの関連付けたサイトと一致するが、ブリュン・フルカとピクプールあるいはリヴェランク(正式名称ASPIRAN NOIR)との親子関係は示されていない。
またアスピラン・ノワールはオイヤード・ノワール、サンソーとの親子関係は確認できるテレ(・ノワール)との親子関係は今のところ記載がない

従ってテレとリヴェランクが親子関係であるとは今のところ言えない。レ・セパージュのテレに関する考察は時期尚早と言えよう。

的外れなのはル・フィガロの葡萄のサイト。テレ・ブランはコート・デュ・ローヌシャトーヌフ・デュ・パープコスティエール・ド・ニームなどには一切使うことはできない。
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Téoulier N 2
さて以前とは異なりレ・セパージュのサイトは書き換えられている。5年ほど前はこちら、ところが現在はこちらとなっていてペディグリーについての記載が盛り込まれた。

滅多に更新しないサイトであっても内容が書き換えられることがある。、葡萄の遺伝子解明作業が続いている最中なのでやはりウェブ魚拓を取っておく必要がある。

このレ・セパージュのサイトにもシノニムの一つだった PLANT DE PORTO がまだ載せられたまま残っている。そのうちまた書き換えられるであろう。

またこのサイトには白葡萄らしきものが載っているが、画像にカーソルを合わせると「Téoulier blanc ・・・」とある。しかしこれはテウリエ・ノワールの突然変異によるものではなく TEOULIER BLANC FEMELLE テウリエ・ブラン・ファメルという白葡萄であり、当該葡萄とは全く無縁の存在。その詳細とか親子関係は

Prime name TEOULIER BLANC FEMELLE
Color of berry skin    BLANC
Variety number VIVC 12361
Country of origin of the variety FRANCE
Species    VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers CLAIRETTE × PASCAL
Prime name of parent 1    CLAIRETTE
Prime name of parent 2    PASCAL BLANC

テウリエ・ブラン・ファメルはリンク先の無いクレレットを母、パスカル・ブランを父として自然交配により生まれた葡萄となっている。

曲者はこの母親でありクレレット・ブランシュでは無いことに注意する必要がある。テウリエ・ブランをシノニムとしているが、テウリエ・ノワールとは何の繋がりもない葡萄であり、名前だけが似ているだけの葡萄である。

パスカル・ブランは拙ブログのこちらで紹介している。

テウリエ・ノワールはフランスの2つのアペラシヨンで一応使えるようにはなっているものの補助葡萄というカテゴリーであり、恐らく栽培されている農家次第で消滅する可能性もある。詳しくは拙ブログのこちらをご覧頂きたい。
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Téoulier N




テウリエ・ノワール、第1音節にアクセントがありテ・ウリエ・ノワールと分けて読んだ方が無難かもしれない。拙ブログでは過去2回こちらこちらで取り上げたが、2013年2月の時点の VIVCパスポートデータはこちらで、親子関係など全く示されていなかったが、現在そのペディグリーが解明された模様だ。VIVC 最新パスポートデータはこちら、コピーすると

Prime name  TEOULIER NOIR
Color of berry skin    NOIR
Variety number VIVC 12362
Country of origin of the variety FRANCE
Species    VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers POUGAYEN × PLANT D'ENTRECHAUX
Prime name of parent 1 PAUGAYEN
Prime name of parent 2 PLANT D'ENTRECHAUX

フランス原産の黒葡萄ポーガイアンを母、同じくフランス原産の白葡萄プラン・ダントルショーを父として自然交配により生まれた葡萄とのこと。

シノニムは次の通り
BRUN
GRAND TEOULIER
GROS TEOULIER
MANOSQUEN
MANOSQUIN
PETIT TEOULIER
PETIT THUILLIER
PLANT DE MANOSQUE
PLANT DUFOUR
TAURIER
TEINTURIER TEOULIER
TEOULIE
TEOULIER
THUILIER NOIR
THUILLIER
THUILLIER NOIR
TROUILLERE

2016年9月に登録されていたシノニム PLANT DE PORTO は消滅した。

シノニムは増えることも減ることもある

消えたシノニムはどうなったかと云うと・・・ 正式名称 PORTUGIESER BLAU ポルトギーザー・ブラウのシノニムに組み入れられた。即ちテウリエ・ノワールのシノニムとされていたプラン・ド・ポルトは実はポルチュゲ・ブルー(フランスの正式名称)ということが分かったということ。
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Tempranillo N 2
ではその母親葡萄のアルビーリョ・マイヨールとは2年半ほど前まではこちらとされていた。コピーすると

Prime name ALBILLO MAYOR
Color of berry skin   BLANC
Variety number VIVC 12581
Country of origin of the variety SPAIN
Species   VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers
Prime name of parent 1
Prime name of parent 2
Parent - offspring relationship YES

ところが現在はこちらでコピーすると

Prime name ALBILLO MAYOR
Color of berry skin   BLANC
Variety number VIVC 12581
Country of origin of the variety SPAIN
Species   VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers  HEBEN × ?
Prime name of parent 1 HEBEN
Prime name of parent 2 ?
Parent - offspring relationship YES
Offspring    YES

アルビーリョ・マイヨールはスペイン原産の白葡萄 HEBEN を母として生まれた葡萄だが父親は未だ判っていない。一連の HEBEN を親とする葡萄は最近解明されつつあるがまだ3年から5年はかかるはず。フランスで云うとサヴァニャン=トラミナー関連の葡萄もまた然り。

一方テンプラニーリョの父親葡萄 BENEDICTOこちら、スペイン原産の黒葡萄でヴィティス・ヴィニフェラであること以外詳しい詳細には触れられていない。

さてテンプラニーリョのシノニムは次の通り太字は知っておく必要がありそうだ。

ALBILLO NEGRO ALDEPENAS
ARAGON
ARAGONES
ARAGONEZ
ARAGONEZ 51
ARAGONEZ DA FERRA
ARAGONEZ DE ELVAS
ARAUXA
ARGANDA
ARINTO TINTO
CASTELLANA
CENCIBAL
CENCIBEL
CENCIBERA
CHINCHILLANA
CHINCHILLANO
CHINCHILYANO
CUPANI DE POR ACA
ESCOBERA
GARNACHO FONO
GRENACHE DE LOGRONO
JACIBERA
JACIBIERA
JACIVERA
MALVASIA NERA DI BASILICATA
NEGRA DE MESA
NEGRETTO
NERA DI BARAGIANO
OJO DE LIEBRE
OLHO DE LEBRE
PALOMINO NEGRO
PINUELA
RORIZ
SENSIBEL
TEMPRANILLA
TEMPRANILLO
TEMPRANILLO CRNI
TEMPRANILLO DE LA RIOJA
TEMPRANILLO DE PERRALTA
TEMPRANILLO DE RIOJA
TEMPRANILLO RIOJA
TINTA ARAGONES
TINTA CORRIENTE
TINTA DE MADRID
TINTA DE NAVA
TINTA DE SANTIAGO
TINTA DE TORO
TINTA DEL PAIS
TINTA DO INACIO
TINTA DO PAIS
TINTA FINA
TINTA MADRID
TINTA MONTEIRA
TINTA MONTEIRO
TINTA RORIS
TINTA RORIZ
TINTA SANTIAGO
TINTO ARAGON
TINTO ARAGONES
TINTO ARAGONEZ
TINTO DE LA RIBERA
TINTO DE MADRID
TINTO DE RIOJA
TINTO DE TORO
TINTO DEL PAIS
TINTO DEL TORO
TINTO FINO
TINTO FINO DE MADRID
TINTO MADRID
TINTO PAIS
TINTO RIBIERA
TINTO RIOJANO
TINTO TEMPRANILLO
TINTOA DE TORO BLANCA
ULL DE LIEBRE
ULL DE LLEBRE
VALDEPENAS
VERDIELL
VID DE ARANDA

たくさんあるが重要なのはどこの国でどう呼ばれるかを把握することである。参考になるのはこちら。こちらによるとテンプラニーリョの突然変異によるテンプラニーリョ・ブランカは1988年に発見されたようだ。

スペイン原産の黒葡萄を何故フランス政府が登録するのかは知らないが、フランス各地の IGP の葡萄規定にはその名を多く見かける。しかし AOC ワインには使えない。
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第233回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
大阪場所の終盤となり店内は満席、戦争状態の厨房だったに違いない。今回も特選素材が続出した。


先ずはのれそれをポン酢で頂く。乾杯はご寄付頂いたクレマン・ダルザスのマグナム。


口取は一寸豆、花山葵、土筆、公魚の南蛮漬けに菜の花お浸し。


当初大分は日出の城下鰈の予定だったが入荷が無く、代打で登場がなんとのどぐろの炙り刺身。まさに白身のトロ、本日の特選素材也。山葵醤油に合わせるのはサンタバーバラの赤ワイン。


大きな虎魚の煮付け、これまた本日の特選素材也。ワインはヴィエ・ディ・ロマンス。


驚きがこの海老、なんとボタンエビとのこと。特大サイズを塩焼きで頂くがこれまた本日の特選素材也。

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