ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Riesling B




フランス政府のこの葡萄の呼び名は Riesling B いつも申し上げるように末尾の「B」は果皮色を示す記号みたいなもの。VIVC 葡萄の世界的データベースでは正式名称として RIESLING WEISS リースリング・ヴァイスを採用してますがドイツ原産なのでドイツ語表記の Riesling weiß が本来の名称であるはず。

拙ブログでは2013年5月にこちらで書きましたが、当時のこの葡萄の親子関係については次のような説明でありました。

Original pedigree (VITIS SYLVESTRIS × TRAMINER) (?) × HEUNISCH WEISS
Prime name of pedigree parent 1  ?
Prime name of pedigree parent 2  HEUNISCH WEISS

最新の VIVC はこちらをご覧下さい。シノニムの数は実に 148 にもなっていますが、肝心の親子関係は

Pedigree confirmed by markers ? × HEUNISCH WEISS
Prime name of parent 1 ?
Prime name of parent 2 HEUNISCH WEISS

以前とは異なり母親は全くの ? となってしまいました。未だ解明に至らずという残念な結果であります。リースリングの母となる葡萄は一体何なのか? 父親はフランスでは忌み嫌われた葡萄グエ即ちホイニッシュ・ヴァイスであるのは解明されてはいますが・・・

もちろんこの葡萄の発生源はドイツのはず。栽培面積で見ても圧倒的にドイツであり VIVC から1996年のデータとして 23,009 ha が読み取れます。ちなみにフランスの栽培面積は2011年のデータで 3,525 ha となっています。

主要葡萄としてフランスでリースリングがアペラシヨンに適合するのはアルザス関連だけですが拙ブログのこちらにまとめてますのでご一読願います。お高いワインになってしまったトリンバックのクロ・サン・チューンについても触れていますのでご参考までに。

尚全世界でのリースリング栽培面積はこちらによると 52,100 ha とのことです。日本語による解説ですが元はと云えばフランスの IFV です。
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Bouysselet B
ブログの更新が滞っております。大雨のあと災害的酷暑という異常な天候が続いており、また仕事が忙しいこともありサボっております。

さて久しぶりに「フランスで栽培される葡萄のサイト」を見ると新規に登録された葡萄がいくつも並んでいます。こちらをご覧下さい。その2番目の葡萄 Bouysselet ブイスレって読むのでしょうか? 画像は載ってないので提示させて頂きます。


これはトゥールーズの北約 33km のヴィロードリックというコミューンにワイナリーを持つビオディナミの生産者シャトー・ラ・コロンビエール Château La Colombière で栽培されている白葡萄なのです。数年前話題になりましたね、ビオディナミのヴァン・ド・フランスがクー・ド・クールを取ったっというお話。

この白葡萄ブイスレ、ヴィンテージ2014年のワインが雑誌で大々的に持て囃されたことからフランス政府が慌てて承認したように思います。

この葡萄100%で造られる白ワインとは Le Grand B ル・グラン・ベは25ユーロというお高いもの。


pdf のファイルはこちらをご覧下さい。コート・デュ・フロントネ、今ではフロントンというアペラシヨンを名乗ることが出来る地の 0.7 ヘクタールの畑で栽培されているのが当該葡萄ブイスレであります。

説明を読むとプレ・フィロキセラ、即ちフィロキセラの影響を受けない自根を持つ葡萄とのこと。

さて VIVC を検索すると当該葡萄のデータは次の通りです。要点だけコピーすると

Color of berry skin BLANC
Variety number VIVC 1627
Country of origin of the variety FRANCE
Species VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers PLANT DE CAUZETTE × SAVAGNIN = TRAMINER
Prime name of parent 1 PLANT DE CAUZETTE
Prime name of parent 2 SAVAGNIN = TRAMINER

人為ではなく恐らく自然交配と思われますがブイスレの母親はプラン・ド・コゼット、父親はサヴァニャン=トラミナー、プラン・ド・コゼットはリンク先がありますがサヴァニャン=トラミナーにはリンク先がありません。リンク先が無いということはサヴァニャン=トラミナーとは名前こそ存在するが実態は未だ解明されていない未知の葡萄ということを示しているのです。決してジュラで栽培されているサヴァニャン・ブランではありません

ですから生産者のサイトのこのワインの葡萄の説明コピーさせて頂くと 

Descendant Savagnin (Jura) et Plant de Cauzette (Béarn)

即ちジュラのサヴァニャンとベアルンのプラン・ド・コゼットの子孫というのは未だ現時点では根拠のないものであります。

母親葡萄プラン・ド・コゼットはこちら、フランス原産の葡萄ですが果皮色は示されておらず白葡萄か黒葡萄かはわかっていません。プラン・ド・コゼットはプリュヌラールとかタナの子孫と考えられますが具体的な親子関係は現在のところ不明。判っているのは当該葡萄の母親ということだけかもしれません。

結論で申し上げるとワインの雑誌に大きく取り上げられたことによりフランス政府が渋々認めて自国で栽培される葡萄に取り上げられたというマスコミ主導により発掘されたフランス原産の白葡萄。
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第226回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会献立発表
お盆明けの18日土曜日午後7時、道頓堀英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会開催いたします。先ほど献立表を頂きましたのでお知らせ申し上げます。

先付 氷頭鱠

口取 茶豆、蛸の子、鱧塩焼き、千石豆、ヤングコーン

向付 白身の王様薄造り、薬味ポン酢

煮物 虎魚煮付け、牛蒡、木の芽

焼物 天然鰻白焼き、山葵醤油

酢物 毛蟹、刻み胡瓜、三杯酢

揚物 鱧天麩羅、鱚、南瓜、雪塩

蓋物 じゅんさい吸い物

すし 牛とろ、白身の王様、小鯛紫蘇、まぐろ、穴子

果物 ピオーネ

以上です。プレミアム・シャンパーニュ、ホンマモンのブルゴーニュ・ルージュ、最高のロワールなどワインもいろいろご用意いたします。
| 英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会 |
| 06:06 PM | comments (0) | trackback (x) |

昔のお話と片付けてはならない事実
20世紀最大のワインスキャンダルと云えば「ワインに不凍液」と世間を騒がせた、あのジエチレングリコール混入事件であります。

本当の悪者の日本法人は今でも堂々と販売を続けているので要注意と申し上げたい。

拙ブログではこちらで書きました。今から10年前の事ですが、当時はこのジエチレングリコール混入ワインの全リストが公表されていたのです。こちらをご覧下さい。念のためウェブ魚拓を取りました。「中略 ブラックリスト1/3 へ」 とか3か所のリンク先をご覧下さい。3つのブラックリストのコピーが示されています。

昔からワインをお飲みになっていた方は誰もがご存知だったのですが、10年一昔と申します。敢えてここに取り上げますが「日本国内においてジエチレングリコール混入が判明した輸入ワイン66種の内34種を扱っていた」のはマンズワインではなく、展示会などにブースを構えて試飲販売したり、開業医さんや弁護士さんを訪問販売するドイツワイン主体の会社であります。
| ワイン日記 |
| 06:14 PM | comments (0) | trackback (x) |

第225回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
今回は常連のメンバー様が出張のためお休みですので、広く参加者を募りたいと思います。そこで初めての方にも喜んで頂けること間違いなしの献立表を料理長から頂戴しました。

先付 冷やし茆茶碗蒸し、生海胆

口取 茶豆、帆立貝柱バター焼き、鱧子塩辛、フルーツトマト、鞘隠元

向付 茂魚薄造り、薬味ポン酢

煮物 蛸と南瓜の煮物、絹鞘、柚子

焼物 鱸塩焼き、青唐、檸檬

酢物 鯵生寿司、露生姜、刻み胡瓜、三杯酢

揚物 賀茂茄子揚げ出し、九条葱、大根おろし、花かつお

蓋物 鱧しゃぶ、玉葱、レタス、薬味ポン酢

御飯 鱧雑炊、香の物

果物 桃

以上豪華メニューです。騙されたと思って一度参加してみませんか? ワインはシャンパーニュをはじめいろいろご用意いたします。

日時は7月14日土曜日午後7時、英ちゃん冨久鮓2階のテーブル・椅子席です。

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