ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

La Table de Courage ラ・ターブル・ド・クラージュ豊中
ワイン大学会員のHさんお勧めのお店で、今回初めての訪問です。場所は阪急宝塚線豊中駅下車徒歩5分、バス通りに面したビルの地階です。


最初の前菜はラタトゥイユにズワイガニの脚肉それにコンソメジュレとカリフラワーのムースにキャヴィアという贅沢な冷製。
ありがちな濃い味ではなく、バランスのとれた一皿。ボリュームもたっぷりです。


2番目は熱々の前菜、トピナンブールのピュレに焼いた河豚白子、トリュフ風味のソースにフランス産キノコ。お代わりしたい一皿。

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Montils B




モンティールもしくはモンティあるいはモンティスと呼ぶかもしれない白葡萄です。拙ブログでは4年前にこちらで取り上げています。この葡萄を使えるのは主にシャラント地方のブランデー即ちコニャックとその関連アペラシヨン(一部のロワール河口のアペラシヨンも含む)であり以前のブログに詳しく書いております。

モンティールの原産地と思われるコミューンはこちら、スペルは同じですが地図上にはモンティとの表記があります。もっとも隣のコミューン Les Trois Ormeaux を レ・トロワ・オルモー(一般的なフランス語の発音はレ・トロワ・ゾルモー)と表記している訳ですから信頼性には乏しいかもしれません。

VIVC2 のパスポートデータはこちら、親子関係については

Pedigree confirmed by markers  HEUNISCH WEISS × ?
Prime name of parent 1  HEUNISCH WEISS
Prime name of parent 2  ?
Parent - offspring relationship  YES

母親はフランスで忌み嫌われたグエ・ブラン正式名称ホイニッシュ・ヴァイス、父親は依然として不明のままであります。親子関係が認められる葡萄として(YES をクリックすると表示されます)ASPIRAN NOIR 、CEP ROUGE そしてRAEUSCHLING WEISS (Räuschling)が並んでいます。

モンティールのシノニムは4つ

AUCAROT
AUCEROT
BLANC DE MONTILS
CHALOSSE

オーカロ、オースロ、ブラン・ド・モンティ、シャロス。

モンティール、父親は不明ですがいずれ判明するように思います。肝心な事はグエの子孫であるという事。

フランスで栽培されている葡萄、遺伝子の解明が進むにつれ増えていくのはフランスで忌み嫌われた白葡萄グエもしくはグエ・ブラン正式名称ホイニッシュ・ヴァイスの子孫ばかりのように思います。
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Monerac N




モヌラックという黒葡萄、拙ブログではこちらで紹介しましたが、現在母親と父親が以前のデータとは入れ替わっています

4年前は次の通り

Original pedigree   GRENACHE NOIR × ARAMON N
Prime name of pedigree parent 1   GARNACHA TINTA
Prime name of pedigree parent 2   ARAMON NOIR
Breeder Truel, Paul

フランスではグルナッシュ・ノワールと呼ばれている正式名称ガルナッチャ・ティンタが母親でアラモン・ノワールが父親だったのですけど

遺伝子の分析結果は未だの模様ですが、新しいVIVC2 のパスポートデータはこちら、現在は次のようになっています。シノニムはありません。

Prime name of parent 1  ARAMON NOIR
Prime name of parent 2  GARNACHA TINTA

また交配に成功した年はフランスで栽培される葡萄カタログのサイトだけが1958年を採用、他のすべてのデータは1960年となっています。

レゾー・フランセ・デ・コンセルヴァトワール・ド・ヴィーニュ
のサイトが交配に関わった国立農学研究所関連であることから交配成功したのは1960年当時の発表では母親がグルナッシュ・ノワール、父親がアラモンだったのですが Mère/parent1 réel : Aramon つまり真の母はアラモン、Père/parent2 réel : Grenache = Garnacha 真の父親はグルナッシュ即ちガルナッチャと改められています。

以前申し上げたグラモンは母親がガルナッチャ・ティンタで父親はアラモン・ノワールなので当該葡萄とは兄弟とは言えなくなった模様です。

参考のためにリンクを張りますがモヌラックを使えるフランスの IGP についてまとめてあるサイトです。
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Mondeuse grise


モンドゥーズ・グリーズという果皮色グリ(グレーのフランス語)の葡萄ですが、abcduvin.com によると2016年5月23日からフランスで栽培される葡萄カタログに載ったとのことです。

画像はネット上に見つかったのは唯一こちらだけで、モンドゥーズ・ノワールの右端の画像がモンドゥーズ・グリーズの葡萄房であります。

この葡萄はモンドゥーズ・ノワールの突然変異による果皮色が異なったものであります。

VIVC2 のパスポートデータはこちら、遺伝子の分析結果ではないことだけご留意願います。シノニムは唯一 PERSAGNE GRISE が登録されていますが、いずれ MONDEUSE ROSE なども追加されるように思います。

尚、Réseau Français des Conservatoires de Vigne のサイトではそのオリジンについては全く白紙状態でありモンドゥーズ・ノワールとの関わりは載せていません。

実際に植えられているのはこちらをご覧になるとお分かりいただけると思います。確かにモンドゥーズ・ロゼと呼ばれる葡萄が植えられていてそれを収穫しています。

しかし今のところワイン法にその葡萄の名前は確認できないため、ワインに出来たところで単なるヴァン・ド・フランスでしかあり得ません。VIVC2 のデータからフランスでの栽培面積は1988年の時点で7ヘクタール。そこそこ栽培されているはずですので今後サヴォワのワイン法にその名前が追加されるかもしれません。
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Mondeuse noire




モンドゥーズ・ノワール、拙ブログでは2013年2月にこちらで書きましたが、当時はモンドゥーズ・ノワールモンドゥーズ・ブランシュとは名前は同じ Mondeuse ながら何の繋がりもない別の葡萄とされていたのです。

フランスで栽培される葡萄カタログのモンドゥーズ・ブランシュではそのオリジンについて次の説明があります。コピーさせて頂くと

Ce cépage originaire de la Savoie ne correspond pas à la mutation blanche de la Mondeuse N.
Il s’agit d’un cépage distinct.

つまり、先ずはモンドゥーズ・ノワール在りきでモンドゥーズ・ブランシュはモンドゥーズ・ノワールの突然変異による色素の抜けた個体では無いという表現でありました。要するにモンドゥーズ・ノワールのほうが歴史的に古いと思われていたことになります。従って今もなお Mondeuse という表記を使っている訳です。

ところが現在はどうでしょうか? フランスの葡萄に詳しいサイトは内容が変わり次のようになっています。

D'après Thierry Lacombe (I.N.R.A./Montpellier), cette dernière est issue d'un croisement intraspécifique naturel entre le tressot noir et la mondeuse blanche.

モンペリエにあるフランス国立農学研究所のチエリー・ラコンブ氏によると(後者)モンドゥーズ・ノワールはトレソ・ノワールとモンドゥーズ・ブランシュの自然交配で生まれたとしている訳です。

つまり先ずはモンドゥーズ・ブランシュ在りきで、それとトレソ・ノワールとの交配によりモンドゥーズ・ノワールが誕生したことが判明しました。

時系列的には逆転した訳です。

VIVC2 パスポートデータはこちら、遺伝子の解析結果として次のように断定されています。

Pedigree confirmed by markers MONDEUSE BLANCHE × TRESSOT
Prime name of parent 1 MONDEUSE BLANCHE
Prime name of parent 2 TRESSOT NOIR
Parent - offspring relationship YES

親子関係として「YES」をクリックすると DONGINE が表示されます。

昨日と重複しますが、モンドゥーズ・ノワールはモンドゥーズ・ブランシュを母、トレソ・ノワールを父として生まれた黒葡萄であります。

モンドゥーズ・ノワールを使えるアペラシヨンは AOC BugeyAOC Savoie もしくは Vin de Savoie です。

それぞれのデノミナシヨンによりブレンドにもしくはモノ・セパージュに、あるいは補助葡萄となる場合もありますのでご注意ください。
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