ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Maréchal Foch N




マレシャル・フォッシュと読む種間交雑により生まれた黒葡萄で、拙ブログでは4年前こちらで紹介しています。しかしながら VIVC のデータベースは新しくなって全面的に書き換えられているためリンク切れとなっております。参照すべきサイトはウェブ魚拓を取っておかねばなりませんね。

現在の新しい VIVC2 のパスポートデータはこちら、シノニムは5つで次の通りです。

188-2 KUHLMANN
FOCH
KNAPP EXA
KUHLMANN 188-2
MARSHAL FOSH

ところで、マレシャル+何某という葡萄は4つ存在しますが、他の3つは次の通りです。

MARECHAL BOSQUET
MARECHAL GALLIENI
MARECHAL JOFFRE

上記2つは白葡萄でありマレシャル・フォッシュとは全く無関係ですがマレシャル・ジョフルのペディグリーをご覧頂き、当該葡萄と比較してみると一見全く同一と思われるかも知れません。即ち兄弟葡萄と思われますが、実はマレシャル・フォッシュの母に相当する MILLARDET ET GRASSET 101- 14 O.P. にはリンク先がありません

ですがマレシャル・ジョフルの母親葡萄にはリンク先が歴然と存在するのです。微妙ですがこの親子関係については若干未解明ということなのでしょう。

葡萄の交配や系図に詳しいサイトによるとマレシャル・ジョフルと同じ系図を持つ葡萄は他に5つもあることがわかりますが、そのうちの一つ「レオン・ミヨ」についてはつい先日こちらで紹介したばかりであります。

当該葡萄と全く同じ系図を持つ葡萄に LUCIE KUHLMANN が存在しますが、この葡萄の系図にはどういう訳か当該葡萄の名前はありません。不可解なところが目立ってしまうマレシャル・フォッシュ、まだまだ遺伝子の解明は進んでいないということでしょうか?

肝心なことはマレシャル・フォッシュはレオン・ミヨと同じくフランスでは接ぎ木の根本、即ち台木として有名な 101-14 あるいはその子孫とゴールドリースリングとの種間交雑種であるということ。

フランスではフィロキセラが蔓延した頃、主にロワールで栽培されたとのことですが、EU の規制によりハイブリッド葡萄でのワイン生産が制限されたため衰退の一途を辿っているのが現状であります。

尚当該葡萄はカナダで栽培され一時は(1991年のデータ)101.73ha 栽培されていましたが現在はかなり減っているとのことです。
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とんかつマンジェ@JR八尾
八尾のトンカツ・マンジェさん、初訪問は 2004年なのですが本格的に通うようになったのは 2007年 12月 5日からだったみたいです。こちらがそのときの日記です。超久しぶりの訪問でしたが、それにはワケがありました。
食事するために並んで待つのは性に合わないからなのです。


さてさて、ある方法で夜の部に参戦、カウンターの真ん中に席をご用意頂いたのです。席に着いたらこのようにセットされます(ドレッシング掛けすぎましたが)。


シェフというよりマスターという呼称がお似合いの坂本さん。お若いスタッフが大勢犇めいていて昔とはずいぶん異なるカウンター内側事情。

トンカツはマスターにお任せしました。出てきたトンカツは・・・・


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Manseng noir N




MANSENG は先日の MANCIN と同じようにカタカナ表記すれば「マンサン」となってしまいます。葡萄の名前は邪魔くさいかも知れませんが原語で覚えるよう心掛けて頂きたいと思います。

マンサン・ノワール、拙ブログではこちらで取り上げましたがフランスは南西地方のアペラシヨン・ベアルンのみに補助葡萄ながら使うことのできる黒葡萄であります。

歴史的には大変古く、アペラシヨン・マディランの主要葡萄である TANNAT タナとの親子関係が認められているもののどちらが親でどちらがその子孫であるかは今のところ未解明であります。

VIVC2 のパスポートデータはこちら、今のところ 42のシノニムが報告されていて、タナの他 AOUILLAT、BATOCA、BOUCHALES、CLAVERIE、PLANT DE DUBOSC 1、PLANT DE DUBOSC 2、PLANT DE FACCA、SAINT MACAIRE、SAO MAMEDE との間で親子関係が認められているとのことです。

ちなみにマンサン・ノワールを父母とする葡萄、即ちマンサン・ノワールの子孫である葡萄は次の通りです。

GUILLEMOT ギュイモ
フランス原産の白葡萄でマンサン・ノワールを母、イタリア原産の VERJUS ヴェルジュスを父として生まれた交配種、昔ベアルン地区で栽培されていたようですが今はほぼ絶滅状態とのことです。

NEGRET DE BANHARS ネグレ・ド・バナール フランス原産の黒葡萄で FER フェールを母、マンサン・ノワールを父として生まれた葡萄で拙ブログではこちらで紹介しています。別の葡萄で昔のコート・デュ・フロントネでの主要葡萄 NEGRETTE ネグレットと混同されていた経緯があります。

SENA セナ スペイン原産の HEBÉN エベンを母、マンサン・ノワールを父として生まれた黒葡萄。

上から2つはフランス原産の葡萄ですが SENA はスペイン原産の葡萄であります。

マンサン・ノワールの栽培面積ですがフランスの 3ha (2011年) と比べてスペインは 4ha (2008年)、そしてポルトガルは何と 1,600ha (2007年) と広く栽培されており親子関係から類推するとフランス原産ではなくスペインもしくはポルトガル原産である可能性を否定できないはずです。

ポルトガルではこの葡萄をESPADEIRO MOLE エスパデイロ・モールとして法令にその名前を確認できます。
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| 04:36 PM | comments (0) | trackback (x) |

Colli Perugini Chardonnay 2014 Cantina Goretti
シャルドネ本来の味香りを楽しむにはもってこいの1本です。色は若干濃いように見えますが、味は刺激的成分が少なく、スイスイ喉を通っていきます。

面白いのはエチケット、これは飲んだ後の中身がなくなったときのエチケットです。

ゴレッティはイタリア、ウンブリア州のサッカーで有名なペルージャを本拠とする家族的ワイナリーで有名ではない生産者であります。ですが今現在は有名な生産者もマスコミに取り上げられる前は無名の存在であったはず。無名なワイナリーのワインでも探せば良いワインは必ずあるものです。

旨い不味いは人それぞれですが、上手に造られて飲み頃になるまでセラーに寝かせてあるワインは「良く出来たワイン」と云うことが出来ます。

良くできたワインを判るようになると、変な造りのワインを見いだすことが可能になります。そうなってくるとますます面白くなるのがワインの世界です。

お高いワインに付き物のフェイク・ボトルの心配もありません。お安いワインの中に必ず自分にとって美味しいワインがあるはずです。

さて面白いと申し上げたこのエチケット、次のページにはワインが入った状態の画像をご覧頂けます。
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| 02:05 PM | comments (0) | trackback (x) |

Mancin N
フランス政府が公表している Catalogue officiel des variétés de vigne のリスト A1 ワイン用葡萄について書いています。アルファベット順に画像も付いたサイト「Le catalogue des vignes cultivées en France」 も併せてご覧頂ければ幸甚に思います。





昨日から頭文字「M」に突入しています。「フランスで栽培される葡萄」のサイトでは マカブ Macabeu B の次にマドレーヌ・アンジュヴィーヌ Madeleine angevine B、マドレーヌ・アンジュヴィーヌ・オーベルラン Madeleine angevine Oberlin B、マドレーヌ・セリーヌ Madeleine Céline B、マドレーヌ・クレルモン Madeleine de Clermont B、マドレーヌ・ロワイヤル Madeleine royale B、マドレーヌ・ソロモン Madeleine Salomon B そしてマディーナ Madina B と続いていますがそれらはみな食用葡萄ですので当サイトでは省略させて頂きます。

さて遅くなりましたが本日取り上げる葡萄は Mancin N マンサン 、拙ブログでは4年ほど前にこちらで取り上げました。
末尾の「N」は葡萄の果皮色を示す接尾文字であり「B」はBlanc の略号、「N」は Noir もしくは Noire の略号でありますが、VIVC では略号付きの名称をシノニムとしては認めていません

Mancin N を日本語に置き換えると「マンサン(黒)」となりシノニムと呼ぶには相応しくないかも知れません。VIVC のパスポートデータはこちら、シノニムは18あり次の通りです。

CAUNY
COT A QUEUE VERTE
COT VERT
COULANT
COULON TILBRE
COULON TIMBRE
MANSAIN
MANSENC
MANSIN
MAUSSEIN
MOURTAOU
MOURTAU
PETIT FOU
POUSSE DEBOUT
TARNAY
TARNAY COULANT
TARNAY TERNY
TERNY

以前のブログで述べたようにこのマンサンという黒葡萄はジロンド県原産と思われますのでまさしくボルドー・ワインに相応しい葡萄だったはずです。
ところがフランスで栽培される葡萄のサイトによると 2011年で僅か 0.2ha だけの栽培となっています。

しかしこの葡萄の他、CASTETS など絶滅寸前の葡萄を守ろうとする動きもあるのです。一例はこちら、ソーテルヌから南西のコミューン・ランディラに於いてこれらの葡萄栽培に取り組みワインを造っている青年がいるのです。

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