ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

4月のワイン大学定例会は2回ございます。
先日画像だけ先にアップしましたが、先程献立内容を付け加えましたのでご覧下さい。

4月のワイン大学は京都の日本料理「竹ざき」さんで14日と28日いずれも木曜日午後7時の開催と相成ります。


| ワイン大学 |
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竹ざき@烏丸御池
4月のワイン大学はここにご紹介する日本料理「竹ざき」さんにお願いすることになりました。最終打ち合わせにお邪魔しましたが、いろいろ珍しいものが登場してまさにびっくりぽんどした。


先附 唐墨餅、蕨、銀餡、木の芽 熱々の蓋付き織部の器に鎮座するのは揚げたお餅で、その中に自家製唐墨が入っています。寒い夜にホットなおもてなしは実に有り難い。


つぎは八寸、いろんな盛り合わせで、自家製蕪千枚漬けで巻いた鯖棒寿司、ガリ生薑、酢蓮根で巻いたサーモン 、タラの芽天麩羅、蛸柔らか煮、つぶ貝。中でも出色はタラの芽の天麩羅に鯖棒でしょうか。


造りも多彩であります。鮟鱇肝、槍烏賊、生海胆、赤貝、白甘鯛皮目炙り、山葵、紅蓼、長芋短冊、ラディッシュ、大葉。


正面から見えない白甘鯛もご覧の通りです。


煮物椀 蛤薄葛仕立て、淀大根、椎茸、軸水菜、熨斗人参。ほんまにええ塩梅です。


箸休 いさざ揚げ煮、慈姑チップ。


煮物 白魚とうすい豌豆の玉締め。


珍味 半生このこ、ゆかり、酸橘。この季節はこれがたのしみの一つなのです。


和え物 赤貝と烏賊のてっぱい、赤貝肝焼き、土筆。春の訪れを実感出来る味わいです。


口直 キウイシャーベット 金柑 ワインゼリー。

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シャブリと名の付くアペラシヨンはいくつあるの?
とあるサイトで「シャブリのポイント Petit Chablis から Chablis Grand Cru まで四つの階級にわかれています。同様に AOCも四つ存在します」とあったため「そんなはず無い」ということで書きます。

まず「Chablis」と名の付くアペラシヨンは3つしか存在しません

一目瞭然なのはこちらのサイトをご覧下さい。地理的にシャブリとその周辺のアペラシヨンについて纏めてありますが、コピーさせて頂くと AOC は5つあります。

CHABLIS A.O.C.
CHABLIS GRAND CRU A.O.C.
IRANCY A.O.C.
PETIT CHABLIS A.O.C.
SAINT BRIS A.O.C.

その内「Chablis」を含むアペラシヨンはCHABLIS A.O.C.、CHABLIS GRAND CRU A.O.C.、そしてPETIT CHABLIS A.O.C. の3つであります。

恐らく「Chablis Premier Cru」を法律上のアペラシヨンと勘違いしているように思いますが、シャブリ・プルミエ・クリュは CHABLIS A.O.C. の中に含まれるデノミナシヨンの一つであります。

フランスの法律で決まっている事柄を日本のワイン関係者が異なる説明をするのは如何なものかと申し上げたい。

ワインを理解するためには正しい知識を学ぶ必要があります。試験に出そうな事柄だけを覚えれば良いなど以ての外、理解することが大事な訳で丸暗記など何のためにもなりません。
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Colombard B その2
コロンバールを使うワインのアペラシヨンについて。

De vignes en vins... のサイトからこちらをご覧下さい。コロンバールを使って出来るワインのアペラシヨンが纏められています。
コロンバールを主たる葡萄としているアペラシヨンとしてアルマニャックコニャックコート・ド・ブライコート・ド・ブールピノー・デ・シャラントそしてフロック・ド・ガスコーニュとしています。

拙ブログではアルマニャックとコニャックの葡萄規定についてはこちらで書きました。

念のためコピーさせて頂くとアルマニャックの葡萄規定

1° Encépagement :
Les vins destinés à l'élaboration des eaux-de-vie sont issus des cépages suivants : baco blanc B, blanc dame B, colombard B, folle blanche B, graisse B, jurançon B, mauzac B, mauzac rosé Rs, meslier saint-françois B, ugni blanc B.

即ちバコ・ブラン、ブラン・ダム、コロンバール、フォル・ブランシュ、グレス、ジュランソン・ブラン、モーザック・ブラン、モーザック・ロゼ、メリエ・サン・フランソワ、そしてユニ・ブラン正式名称トレッビアーノ・トスカノ。

同じくコニャックの葡萄規定

1° Encépagement :
Les vins destinés à l'élaboration des eaux-de-vie sont issus des cépages suivants :
colombard B, folle blanche B, montils B, sémillon B, ugni blanc B ;
― folignan B, représentant au maximum 10 % de l'encépagement.

コロンバール、フォル・ブランシュ、モンティル、セミヨン、ユニ・ブラン正式名称トレッビアーノ・トスカノで、フォリニャンは最大で 10% まで栽培可とされています。

11° Mesures transitoires :
b) Encépagement.
Le jurançon blanc B, le meslier saint-françois B et le sélect B ne sont autorisés que pour les vignes en place avant le 18 septembre 2005. Ils figurent dans l'encépagement jusqu'à la récolte 2020 incluse.

経過措置として2005年9月18日以前に植えられていたジュランソン・ブラン、メリエ・サン・フランソワとセレクトは 2020年の収穫まで使えるとのこと。

さて次のコート・ド・ブライは法令が度々変更されています。まず元祖と云うべき1936年 9月11日の法令による葡萄規定は

Semillon, Sauvignon, Muscadelle, Merlot blanc, Folle, Colombard, Pinot de la Loire

即ちセミヨン、ソーヴィニョン、ミュスカデル、メルロ・ブラン、フォル(ブランシュ)、コロンバールそしてピノ・ド・ラ・ロワール(昔の法令原文のまま転載)。栽培規定やブレンドに関する割合規定もない、つまりこれらのどの葡萄をどれだけ使っても良かった訳です。

アペラシヨン・ブライに白ワインが存在した頃のコート・ド・ブライの法令は一転して次のように変わりました。古いブログですがこちらに書いた通り

Art. 4. - Pour avoir droit à l'appellation d'origine contrôlée " Côtes de Blaye ", les vins doivent provenir d'un assemblage d'au moins deux des cépages suivants, à l'exclusion de tout autre :
Cépage principal : colombard. La proportion du cépage colombard doit être comprise entre 60 et 90 p. 100 de l'encépagement ;
Cépages accessoires : sémillon, sauvignon, muscadelle.

Les vins issus de vignes plantées en cépages merlot blanc, folle et chenin (appelé localement pinot de la Loire) avant la publication du présent décret pourront continuer à bénéficier de l'appellation d'origine contrôlée " Côtes de Blaye ", jusqu'à la récolte 2004.

アペラシヨン・ブライの法令に関して、現在は赤ワインしかない訳ですけど以前の法令では赤・白と2つの規定があった訳でして、ブライの白はユニ・ブラン正式名称トレッビアーノ・トスカノが主要葡萄でありました。

それに対してアペラシヨン・コート・ド・ブライは主要葡萄はコロンバールとなった訳です。その割合は60% ~90% と高く、補助的葡萄としてセミヨン、ソーヴィニョンそしてミュスカデル。法令改正前に植えられていたメルロ・ブラン、フォル・ブランシュそしてシュナン・ブランは2004年の収穫までアペラシヨン・コート・ド・ブライに使えるという内容でありました。尚、コート・ド・ブライの葡萄規定にユニ・ブランという名前は全く存在しませんでした。

2016年現在の法令はこちらその葡萄規定をコピーさせて頂くと

1° - Encépagement :
Les vins sont issus des cépages suivants :
-cépages principaux : colombard B et ugni blanc B ;
- cépages accessoires : muscadelle B, sauvignon B, sauvignon gris G et sémillon B.
2° - Règles de proportion à l’exploitation :
La proportion des cépages colombard B et ugni blanc B est comprise entre 60 % et 90 % de l’encépagement.
La conformité de l’encépagement est appréciée sur la totalité des parcelles de l’exploitation produisant le vin de l’appellation d’origine contrôlée.

2016年の今現在、何とコート・ド・ブライの主たる葡萄はコロンバールとユニ・ブランの両方が可能。即ち旧法令で分けていたユニ・ブラン主体のブライ(白ワイン)とコロンバール主体のコート・ド・ブライをごちゃ混ぜにしてしまったという法令改正?なのであります。

しかしこれには訳があるのです。というのはアペラシヨン・ブライの現行法では赤ワインの規定しかありません。ですからブライの白ワイン生産者(現実的にはほとんど無いに等しい)は昔ながらの白ワインを造ってアペラシヨンがブライからコート・ド・ブライに変わると云うだけという恩恵に浴することが出来るというもの。アペラシヨンを有するワインとそうでないワインとはお値段が全く違ってしまう訳なのです。一種の救済措置なのでしょう。
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Colombard B



コロンバールという白葡萄、拙ブログでは2012年にこちらでご紹介しました。画像は VIVC のこちらから拝借しました。

以前ご紹介した内容と大きく異なっているのはその親子関係についてです。

まずは3年前のデータをご覧下さい。こちらですが、当時はコロンバールの母親がホイニッシュ・ヴァイスで父親となる葡萄がシュナン・ブランとなっていました。各々リンクがあるので確認出来ます。

ところが現在コロンバールのパスポートデータはこちら、一見すると何ら変わりないように見えるかも知れませんが、父親である葡萄の名称が異なっています。また直接リンクは張られていません。コピーさせて頂くと

Pedigree confirmed by markers   HEUNISCH × CHENIN
Prime name of pedigree parent 1   HEUNISCH WEISS
Prime name of pedigree parent 2   CHENIN

母親のホイニッシュ・ヴァイスは変わりありませんが、3年前のデータでは父親の名称はシュナン・ブランとなっていました。コピーさせて頂くと

Original pedigree   HEUNISCH × CHENIN
Prime name of pedigree parent 1   HEUNISCH WEISS
Prime name of pedigree parent 2   CHENIN BLANC

現在のデータでは父親はブランを伴わない CHENIN 、VIVC の整理番号 2527 の CHENIN BLANC ではなく「ブラン」の付かない 71184 CHENIN となっています。

遺伝子解析の結果なので恐らく覆されることはないかも知れませんが、それなら 71184 CHENIN とは何ぞやと尋ねられたら現在姿形が残っている葡萄ではない可能性の方が高いはずです。

ノワールの付かない 70742 PINOT と同じく、果皮の色も不明なままの葡萄と云うことなのです。

先日もありましたね、ノワールやブランを伴わない「CARIGNAN」は拙ブログのこちらで書きました。

さてコロンバールが使われるワインについては次回に回させて頂きます。
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