ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Bourboulenc B


ブルブランクというより「ブフブランク」と発音する方がフランスでは通じるかも知れません。画像は VIVC のパスポートデータから拝借しました。この葡萄ですが3年前の拙ブログで取り上げたときは、フランスで「グエ」と呼ばれ忌み嫌われたホイニッシュ・ヴァイスの子孫であるとお伝えしました。当時の VIVC のパスポートデータはこちら、確かに母親の欄には HEUNISCH WEISS とあります。

ところが現在のパスポートデータはこちら、ご覧頂くとお分かりのはずですがペディグリーの欄からホイニッシュ・ヴァイスの名前は消え去ってます

葡萄の遺伝子解明による先祖の特定は始まったばかりと云っても過言ではありません。従ってこれからもコロコロ変わるかも知れないことを念頭に置いてお読み頂ければ有り難いと思います。

さてブルブランク、現在のところシノニムは33、ズラッと並べてみると

BERLOU BLANC
BLANQUETTE
BLANQUETTE DU FRONTONNAIS
BLANQUETTE DU GARD
BLANQUETTE MENUE
BOURBOJLANC
BOURBOLENC
BOURBOULENCO
BOURBOULENE
BOURBOULENG
BOURBOULENQUE
BOURBOUNENCO
BURBULEN
CLAIRETE DOREE A PAULHAN
CLAIRETTE A GRAINS RONDS
CLAIRETTE BLANCHE
CLAIRETTE DOREE
CLAIRETTE GROSSE
CLAIRETTE ROUSSE
CLAIRETTE ROUSSE DU VAR
DOUCILLON
DOUCILLON BLANC
FRAPPAD
GROSSE CLAIRETTE
MALVOISIE
MALVOISIE A LA CLAPE
MOURTERILLE
ONDENC
PE COMPRIDO
PICARDAN
ROUSSAOU
ROUSSETTE
ROUSSETTE DU VAUCLUSE

シノニムにいろんな地名が含まれているものがあります。上から3番目のフロントネは地名で云うとフロントン。その他ガールは南フランスの県名、ポランは同じく南仏のコミューンの名前、ヴァールは県名、ラ・クラップはコミューンの名前です。その葡萄がどこに植えられていたかはシノニムの地名から想像可能なはずです。またどの葡萄と間違われて栽培されていたのも分かりそうです。ブランケット、クレレット、極めつけはマルヴォワジーでしょうか。オンダンクにピカルダンそして、シノニムとしてですがルセットも聞いたことのある葡萄のはずです。

見慣れないというか聞き慣れないシノニム「ペ・コンプリド」はポルトガルでのシノニムで Pé Comprido と表記しますが VIVC ではその配慮がありません。

さてブルブランクが使われることになっている AOCワイン、たくさんありますね。こちらのサイトを見ると4つの地域の26アペラシヨンで使って良いことになってます。この葡萄を主要品種としてブレンドされるというアペラシヨンだけ検証してみましょう。

先ずは主要品種とされるラングドック地域の AOC コルビエール。

Vins blancs
- cepages principaux : bourboulenc B, grenache blanc B, macabeu B, marsanne B, roussanne B, vermentino B ;
- cepages accessoires : clairette B, muscat a petits grains B, piquepoul blanc B, terret blanc B.

La proportion de l’ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 10% de l’encépagement.

アペラシヨン・コルビエールでブルブランクは白ワインの主要品種の一つとなっています。ですが白ワインの補助品種は10% 以下しかブレンド出来ないという規定以外主要品種の割合規定はありません。従って必ずしもブルブランクが使われるとは限りません。

次はラングドック地区のAOCラングドック。

- cepages principaux : bourboulenc B, clairette B, grenache blanc B, marsanne B, piquepoul blanc B, roussanne B, tourbat B, vermentino B ;
- cepages accessoires : carignan blanc B, macabeu B, terret blanc B, viognier B.

Denomination geographique complementaire ≪ La Clape ≫ (Vins blancs)
- cepages principaux : bourboulenc B, clairette blanche B, grenache blanc B, marsanne B, piquepoul blanc B, roussanne B, vermentino B ;
- cepages accessoires : macabeu B, terret blanc B, viognier B.

割合規定は
- 2 cépages principaux sont obligatoirement présents dans l’encépagement;
- La proportion du cépage piquepoul blanc B est inférieure ou égale à 50% de l’encépagement;
- La proportion de l’ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30% de l’encépagement;
- La proportion du cépage viognier B est inférieure ou égale à 10% de l’encépagement.

« La Clape » (Vins blancs):
- La proportion du cépage bourboulenc B est supérieure ou égale à 40% de l’encépagement;
- La proportion de l’ensemble des cépages bourboulenc B et grenache blanc B ensemble ou séparément, est supérieure ou égale à 60% de l’encépagement;
- La proportion du cépage viognier B est inférieure ou égale à 10% de l’encépagement.

地理的補足を伴わないラングドックの場合主要品種欄にある2品種が必要で、その内ピクプール・ブランの割合は 50%以下、補助品種も 30%以下、ヴィオニエは10%以下。つまりブルブランクは必ずしも必要ではないと云うこと。

しかしながら地理的補足ラ・クラープを伴うラングドックの場合、ブルブランクは栽培面積で40%以上必要、またブレンドする場合は単独でもしくはグルナッシュ・ブランと併せて60%以上必要となっています。
従ってブルブランクが絶対使われる白ワインはラ・クラープを伴うラングドックということになります。

ですけど、この地理的補足ラ・クラープを伴うのはアペラシヨンではなくデノミナシヨン。ですからアペラシヨンとしては単にラングドックということに相成ります。この辺がややこしいのです。

次は同じくラングドック地域のAOCミネルヴォワ。

Vins blancs
- Cépages principaux : bourboulenc B, grenache blanc B, maccabeu B, marsanne B, roussanne B, vermentino B ;
- Cépages accessoires : clairette B, muscat à petits grains B, piquepoul blanc B, terret blanc B.
やはり同じく白ワインでは主要品種として載っていますが割合規定は

- La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 80% de l’encépagement;
- La proportion du cépage muscat à petits grains B est inférieure ou égale à 10%.

主要品種の欄にある葡萄なら何でも良くて栽培面積で 80%以上必要、補助品種ミュスカ・ア・プティ・グラン・ブランは10%以下という規定があるだけなので必ずしもブルブランクが使われるとは限りません。

次は地域が変わりプロヴァンスのアペラシヨンでAOC バンドールを見ます。
c) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
- cépages principaux : bourboulenc B, clairette B, ugni blanc B ;
- cépages accessoires : marsanne B, sauvignon B, semillon B, vermentino B.
一応主要品種としてその名はありますが・・・ 次の条件を見ると

- La proportion du cépage clairette B est comprise entre 50 % et 95 % de l’encépagement ;

つまり主たる葡萄はクレレット(50%~95%)ということ。

プロヴァンス地域の次のアペラシヨンはのAOCパレット。
a) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
- cépages principaux : araignan B (dit picardan B), bourboulenc B, clairette B, clairette rose Rs ;
- cépages accessoires : aragnan B, colombaud B, furmint B, grenache blanc B, muscat à petits grains B, panse muscade B ou panse du Roy René, pascal B, piquepoul blanc B, terret gris G (dit terret bourret), ugni blanc B, ugni rosé Rs.

a) - Vins blancs
- La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 55 % de l’encépagement ;
- La proportion du cépage terret gris G est inférieure ou égale à 20 % de l’encépagement.

殆どのアペラシヨン名は地域名称もしくはコミューンの名前ですけどこのパレットだけは絵を描くとき使う例のパレット。即ちいろいろな絵の具を混ぜ合わせるため使うパレットを意味します。従って葡萄の種類が多い訳です。

でもね、この最近の葡萄規定実に怪しいのです。このお話は拙ブログのこちらから数ページに渡り書いています。ブルブランクは一応主要品種ではありますが。

そして地域が南ローヌとして初っ端が AOC シャトーヌフ・デュ・パープ。このアペラシヨンの葡萄規定に赤・白の区別はないのが特徴です。

Les vins rouges et blancs sont issus des cépages suivants : bourboulenc B, brun argenté N (localement dénommé « vaccarèse »), cinsaut N, clairette B, clairette rose Rs, counoise N, grenache blanc B, grenache gris G, grenache N, mourvèdre N, muscardin N, picardan B, piquepoul blanc B, piquepoul gris G, piquepoul noir N, roussanne B, syrah N, terret noir N.

即ち赤ワインでも白ワインであっても上記にある葡萄なら何をどれだけ使っても構わないと云うこと。ブルブランクはその筆頭に載っていますね。AOC シャトーヌフ・デュ・パープの18種類の葡萄については拙ブログのこちらから数ページに纏めています。

南ローヌの2番目はAOC コート・デュ・ローヌですが当然のことですけど北部ローヌも含むアペラシヨンであります。

3番目はAOC コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ。その範囲ですがコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの方がコート・デュ・ローヌよりも広いってことはご存知でしょうか? コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュはこちら、コート・デュ・ローヌの範囲はこちらをご覧下さい。

何れも葡萄規定を検証しましたが白ワイン用の主要品種でロゼでは補助品種。AOC コート・デュ・ローヌの葡萄規定はこちら 、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの葡萄規定もほぼ同じです。

コート・デュ・ローヌの各AOCの法令にアクセスできる便利なサイトがあります。こちらをご覧下さい。

AOC コート・デュ・ローヌ、AOC コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ、いずれも主要品種の欄にある葡萄なら何でも良くその合計が全体の 80%以上ブレンドされていればよいとのこと。従って必ずしもブルブランクが必要ではありません。

ですがこのサイトはヴァントーやリュベロン、グリニャン・レ・ザデマールなどはリンクされていません。

4番目はそのグリニャン・レ・ザデマール。以前申し上げたように原発事故ののちに風評被害を避けるためアペラシヨンの産地名称コトー・デュ・トリカスタンを悉く名称を変えグリニャン・レ・ザデマールと変更した訳です。その葡萄規定を見るとブルブランクの名前は載っていますが

a) - Les vins blancs sont issus des cepages suivants : bourboulenc B, clairette B, grenache B, marsanne B, roussanne B et viognier B.

植え付け面積の規定に

b) - Vins blancs :
- La proportion de chacun des cepages est inferieure ou egale a 80 % de l’encepagement ;
- La proportion du cepage viognier B est superieure a 30 % de l’encepagement.

とあります。即ちブルブランク、クレレット、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルサンヌそしてヴィオニエのそれぞれについては全体の80%以下。ところがヴィオニエだけは30%以上必要と云うこと。従って例えばクレレット70%にヴィオニエ30%でも良いという結論であり、必ずしもブルブランクを何%以上必要という条件は付いていません。

ところがですよ、実際はこんな状況になってます。こちらをご覧下さい。グリニャン・レ・ザデマールのヴィオニエ 100% のワインがネット上に載ってます。法律ではヴィオニエも全体の80%以下のはずなのですけどね。こちらにも同じく100% ヴィオニエのグリニャン・レ・ザデマールの白ワインが載ってます。

変ですね、ヴィオニエだけは特別なのでしょうか? ということで実情的に申し上げるとグリニャン・レ・ザデマールでは必ずしもブルブランクは主要品種に非ずという結論に至ります。

次のアペラシヨンはリラック、葡萄規定は次の通りです。

a) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants:
- cépages principaux: bourboulenc B, clairette B, grenache blanc B, roussanne B;
- cépages accessoires: marsanne B, piquepoul blanc B, ugni blanc B, viognier B.

- La proportion de chacun des cépages principaux est inférieure ou égale à 60% de l'encépagement;
- La proportion de chacun des cépages accessoires est inférieure ou égale à 25% de l'encépagement;
- La proportion de l'ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30% de l'encépagement.

主要品種はブルブランク、クレレット、グルナッシュ・ブランとルサンヌ。補助品種はマルサンヌ、ピクプール・ブラン、ユニ・ブランにヴィオニエ。各主要品種はそれぞれ60%以下。補助品種はそれぞれ25%以下。ブレンドする場合補助品種の割合は25%以下。

即ちここでも主要品種の中にその名はあるもののブルブランクは必ず使わなければならないという規定はありません。例えばこちらをご覧下さい。コピーさせて頂くと

Notre Lirac BLANC est issu d’un assemblage de Grenache blanc, Clairette, Picpoul et Viognier.

つまりこの生産者のリラック・ブランはグルナッシュ・ブランとクレレット(併せて70%以上)、ピクプールとヴィオニエ(併せて30%以下)のブレンドであるはずです。ブルブランクがブレンドされないワインも存在します。主要品種の欄に載っていても使われないことの方が多いという訳。

あとはリュベロン、タヴェル、ヴァケラスそしてヴァントー。続きは別の日に。
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第 190 回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
いつものメンバーに北新地の奇麗所お二人、そして新たなメンバーもお越し頂き賑やかな開催となりました。


先ずはグラン・クリュのブラン・ド・ブランで乾杯、白芋茎と若布の酢の物。始めに酢の物は胃を適度に刺激するので食欲増進に繋がります。


口取りは氷頭鱠、莢豌豆胡麻和え、ミニオクラ、エシャロット・味噌そして蛸ぶつ梅肉和え。


白身魚は背を焼き霜造りに、腹は造り、そして皮と肝は湯引きに。こんな旨い造りは滅多に出会えません。ワインはサンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセの1989年。


蓋付きの大きな器にデーンと鎮座しているのは茂魚(あこう)。プリップリの白身。シャブリ2003年とよく合います。


当日の入荷が無く、ピンチヒッターは淡路の真穴子の雌、いわゆるデンスケアナゴと呼ばれるもの。骨切りしたてを焼いて貰います。山葵を付けて食べると鰻よりも旨いかも。

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ワイン大学第363回定例会@木屋町日本料理「とくを」
今回は京都木屋町の日本料理とくをさんにお願いしました、日本料理とワインの夕べであります。カウンター割烹の醍醐味はやはり目の前で調理されることにあります。鱧の骨切り、串刺し、焼き方など眺めながらご主人と話をすることによって料理に対する取り組み方を知ることが出来ます。


先ずはシャンパーニュで乾杯、突き出しは3種盛りで丹波黒豆で作る黒い湯葉に北海道塩水海胆、鮪の時雨煮そして鯛の南蛮漬け。


お造りは明石天然鯛、高知産黒鮪そして鱧の焼き霜。ちょこっとだけの盛り合わせではなくボリュームも十分です。醤油だけではなく塩とポン酢も添えられるのが有り難い。山葵は薫り高く甘味のある高級品。
これに合わせるワインは2005年のムーリ・ザン・メドックのクリュ・ブルジョワ。新鮮なお魚には赤ワインがよく合うのです。


蒸し物はご主人の修業先の名物鴨饅頭。合わせるワインは1988年のサンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ。


甘鯛の若狭揚げは鱗を纏ったまま揚げられますがうまく火が通って鱗も気にせずバリバリと食べられます。


箸休めに白芋茎山葵酢和え。

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Bouquettraube B 正式名称はBUKETTREBE


画像は VIVC のこちらから拝借致しました。VIVC のパスポートデータですが2年前はこちら、現在はこちらとなっています。

正式名称はドイツ語で BUKETTREBE、発音は Forvo からこちらを開いてお聞き下さい。ブケットレーベでしょうか。フランス語の読み方などは拙ブログ3年前のこちらをご覧頂けると有り難いと思います。

3年前にその名がなかったフランスの葡萄のサイトでしたが、現在は載っています。こちらをご覧下さい。

ブケットローブ正式名称ブケットレーベは19世紀半ばドイツはヴュルツブルクのちょっと南東ランダースアッカーにて Silvaner Grün ジルヴァーナー・グリュンを母、Schiava Grossa スキアーヴァ・グロッサを父として葡萄開発者セバスチャン・エングラート氏により人工交配で生まれた葡萄であります。

その葡萄がどうしてフランスに持ち込まれたかは分かりませんが、アルザスでは推奨葡萄として一時栽培が盛んなときもあった模様。またスペインの一部でも栽培されているとのことですが、現在この葡萄を大々的に栽培しているのは何と南アフリカです。VIVC からこちらをご覧下さい。

シノニムは11で次の通りです。

BOCKSBEUTEL
BOUQUET BLANC
BOUQUET TRAUBE
BOUQUETTRAUBE
BOXER
BUKET
BUKETTRAUBE
BUKETTRIESLING
BUKETTTRAUBE
SYLVANER MUSQUE
WUERZBURGER

南アフリカではこの葡萄を使って貴腐ワインや甘口の白ワインを造っているそうです。ネットで検索するといろいろ出てきます。例えばこちらもその内の一つです。

| ワイン日記 |
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Bouillet N



ブイエと読む黒葡萄、Forvo の発音はこちらを開いてお聞き下さい。画像は IFV のこちらから拝借しました。拙ブログでは3年前にこちらで取り上げました。

画像を提供頂いたサイトでは 2006年の時点でフランスでの栽培面積 2ha となっていますが、フランスで栽培される葡萄のサイトでは 2011年では僅か 0.5ha しか栽培されていないとなっています。まさに絶滅寸前の葡萄。

フランス南西地方原産といわれる黒葡萄ですが、VIVC に現在登録されているシノニムは僅か一つ BOUILLER NOIR ブイエ・ノワールであります。

しかしながらレ・セパージュ、フランスの葡萄のサイトでは次のいくつかをシノニムとしています。コピーさせて頂くと

bouillé(r), guille (en Dordogne),
quillard,
fouine,
plant de mérille

これらは abcduvin.com のサイトにも載っています。同じくコピーさせて頂くと

Bouillet noir,
Fouine,
Mondeuse noire,
Plant dame noire,
Plant de Mérille,
Quillard

VIVC のサイトからシノニムの検索でこれらを順に検証していくと bouillé(r), guille, fouineplant de mérille, Plant dame noire は該当する葡萄がありません。quillard はジュランソン・ノワール(2年前のVIVCのパスポートデータはこちら)のシノニム、ジュランソン・ノワールの現在のデータはこちらをご覧下さい。シノニムの数は増えています。abcduvin.com にあるモンドゥーズ・ノワールですがブイエのシノニムとは思えません。モンドゥーズ・ノワールのパスポートデータ、2年前はこちら、現在はこちら、やはりシノニムの数は増えています。

ここで新たな発見、モンドゥーズ・ノワールのペディグリーが解明した模様です。

Pedigree confirmed by markers MONDEUSE BLANCHE × TRESSOT
Prime name of pedigree parent 1 MONDEUSE BLANCHE
Prime name of pedigree parent 2 TRESSOT NOIR

即ちモンドゥーズ・ノワールは母モンドゥーズ・ブランシュ、父トレソ・ノワールから生まれた交配種であることが判明しました。

フランス全土で僅か 0.5ha しか栽培されない葡萄ですがこちらを見ると様々なカテゴリー(IGP)のワインに使えるとあります。IGP の法令、特に葡萄規定については実際に植えられていることなど全く検証せずに作成されたものと考えます。

ところで分厚い「ワイン用葡萄」例のジャンシス・ロビンソン女史の著書ですけど、この葡萄 Bouillet については一行たりとも触れていません。索引を調べても全くその名前は存在しません。

| ワイン雑感 |
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