ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Varousset
Varousset N (*)

末尾に(*)を伴うのは種間交雑により生まれたハイブリッド葡萄。ヴァルセット、まずは系図をご覧下さい。



非常に複雑な交雑を繰り返して生まれたハイブリッド種です。フィロキセラから逃れるために一時期こうしたハイブリッド葡萄の開発が続いたものの、フィロキセラが殆どいなくなった現在無用の長物となってしまったのでしょう。

フランス農水省に近いサイトを見ると 2011年現在フランスでは僅か 2ha しか栽培されていません。元祖のサイトもよく見ると同じ画像を使っています。

VIVC のパスポートデータはこちら、先祖を辿っていくと上の系図と一致するはずです。
フランス農学研究所関連サイトはこちら、abcduvin.com のサイトはこちらです。
この葡萄でワインを造るとアルコール度数は高いものの色付きは悪く果実味にも欠けるとのこと。つまりろくなワインは出来ない訳ですから当然栽培されなくなります。

一応フランスの IGP Drôme や IGP Ardèche の葡萄規定にその名はありますが今後持て囃されるとしたらハイブリッド・フィロキセラの大襲来でしょうか。


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第164回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会

久し振りに画像を復活させます。本日の特選素材は鮎、もちろん天然の鮎で獲れた場所は海部川。徳島県の海部川はとても綺麗な水で、そこを海から遡上する鮎はまさに天下一品です。

焼き方も最高! しっかり火は通っていますがまったく焦げはありません。

こういう焼き方でないと鮎の香りは分からないはずです。焦げた鮎は香ばしいかも知れませんが鮎本来の味香りはかなり損なわれるものです。

頭から尻尾まで食べられますが、歳のせいで塩分採りすぎは御法度のため化粧塩の施されたヒレは遠慮させて頂きます。骨まで気にせず食べられますが何と云っても香りが素晴らしい。内臓も苦みより旨味成分が多くホンマに美味しい。
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Valérien
Valérien B (*)

似たようなのが Forvo のサイトからこちらにございます。カタカナ表記はヴァレリアンという白葡萄、末尾の注釈は種間交雑を意味します。フランス農水省に近いサイトを拝見すると種間交雑により生まれた葡萄ですがそのルーツは不明であるとのこと。こちらによると 2011年現在フランス全土で 24ha 栽培されているとのこと。

VIVC からパスポートデータはこちら、開発者は Seyve-Villard, Bertille と判っているものの、やはり父母は特定されていません。こちらのデータによるとシノニムとして SEYVE VILLARD 23-410 、 SEYVE VILLARD 23410 、SV 23- 410 、VALERIAN と4種類が存在しますが、それらと似ている SV 23-421 を調べてみるとその系図はこちらです。

複雑すぎますね。

新品種の開発を進める内にどれがどれだか分からなくなったのではないか?

開発者自身訳が分からなくなってしまって、取り敢えず葡萄が残ったということでしょう。

現在アペラシヨンを有するスティル・ワインに種間交雑の葡萄は使うことが出来ませんが IGP はその限りではないみたいです。IGP Drôme 、IGP Ardèche 、IGP Côtes de Thau などの葡萄規定にその名があります。

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Valdiguié
Valdiguié N

ヴァルディギエとカタカナ表記させて頂きますが、Forvo の発音はこちらを開いてお聞き下さい。フランス南西地方カオールやもっと奥のガイヤックで昔栽培されていた黒葡萄のはずですが、元祖の説明によるとケルシーの原産とのこと(現在は絶滅危惧種)。
またフランス農水省に近いサイトもケルシー原産であろうとしています。

ならばケルシーとは何処ぞや?

ワインでケルシーといえば最近アペラシヨンを取得した COTEAUX DU QUERCY コトー・デュ・ケルシーを調べてみると場所はロット県とタルヌ・エ・ガロンヌ県なので合致します。INAO のサイトからこちらを開き左のサイドバーから下から3番目の AGRT 1121334D CDC Quercy をクリックして頂くとコトー・デュ・ケルシーの詳細をご覧頂けます。

ですがこのアペラシヨンの葡萄規定はコピーすると

1°- Encépagement
Les vins sont issus des cépages suivants :
- cépage principal : cabernet franc N ;
- cépages complémentaires : cot N, merlot N et tannat N ;
- cépage accessoire : gamay N.

当該葡萄は含まれていません。

フランス農水省に近いサイトの栽培面積を見ると 2011年現在 109ha も栽培されています。決して絶滅危惧種ではない数値だと思いますが如何でしょうか。

VIVC のパスポートデータはこちら、唯一ある画像はこちらです。栽培データはこちら、やはり同じ数値が並んでいます。

アペラシヨンを有するワインには現在使われていませんが IGP の例えば Var 、Drôme 、Landes 、Périgord 、Ardeche などの葡萄規定にその名がありますので現在はIGP 御用達葡萄ということでしょう。

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Ugni blanc 正式名称 TREBBIANO TOSCANO
Ugni blanc B

フランスでの代表的な呼称はユニ・ブランですけど正式名称はTREBBIANO TOSCANO トレッビアーノ・トスカノ、イタリア原産の白葡萄です。この葡萄ですがコニャック地方ではサンテミリオンもしくはサンテミリオン・デ・シャラントと呼ばれています。現在報告されているシノニムは126もあり、例えばニースのアペラシヨン・ベレ(AOC Bellet)では roussan と呼ばれています。
詳しくはVIVC のパスポートデータをご覧下さい。

ですが何処でどのようなシノニムで呼ばれているかは分かりません

そこで便利なのはこちらのサイト

こちらでは本来の名称を Ugni Blanc としていますがシノニムについての記載をコピーさせて頂くと

Saint-Emilion (Charentes),
Chatar, Cadillac, Cadillate, Castillonne, Muscadet (Gironde),
Clairette à grains ronds, Clairette ronde (Provence),
Buan et Beou, Queue de Renard, Roussan (Alpes Maritimes),
Gredelin (Vaucluse),
Rossola (Corse).
Trebbiano Toscano, Trebbiano, Trebbiano Fiorentino, Procacino, Malvasia lunga, Buzetto, Campolese, Albanella (Italie).
Talia, Branquinta, Douradinha (Portugal).
White Hermitage (Australie).
Juni blan (Croatie).

と一部のシノニムだけですが何処で何と呼ばれているかは分かり易くなってます。

さてユニ・ブラン、正式名称トレッビアーノ・トスカノは GARGANEGA ガルガネガを母として(父は目下のところ未解明)生まれた葡萄。ガルガネガと云えばこちら、かなり大型の葡萄房であります。

ユニ・ブランの画像はこちらこちら

でもやはり分かり易い画像はル・フィガロのサイトからこちらをご覧下さい。ガルガネガ譲りの大型葡萄房で収量は100~150hl/ha も採れるとのこと。いわば効率の良い葡萄なのでコニャックやアルマニャックでは大半がこの葡萄を使う訳です。


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