ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

世界スパークリングワインコンクール、そんなものいつからあったのでしょうか?
まずはこちらをご覧ください。本来は「スパークリングワイン・コンクール」であるはずですが「スパークリングコンクール」と省略形で出ています。外国人が見たらワイン文化の低さが分かってしまいますね。

泡物コンクールのTop 10 にフランス原産のワインが大半を占めたと報じていますが日頃お高いシャンパーニュばかりを煽っているにも拘わらず、よくこんな記事を書けたものだと笑ってしまいました。

まずはそのトップ10 をご覧ください。トップ10と云いながら13もの結果が並べてありますがシャンパーニュが3例しかないのに、クレマン・ダルザスとクレマン・ド・ブルゴーニュが足して5例も存在します。あとはクレマン・ド・リムーが1例にフランチャコルタ、カヴァそしてアルゼンチンとハンガリーがそれぞれ1例。結論として申し上げられるのはシャンパーニュよりもクレマン・ド・ブルゴーニュやクレマン・ダルザスの方が好成績であるということ。

シャンパーニュが世界一の泡物であるというのは戯言ではないか。

ですがコンクールというものいい加減なもので大半はお金儲けがその主旨であります。大体「世界スパークリングワインコンクール」なるもの今まで聞いたことがありません。主催者はその出自がSOPEXAとしながらもフォーラム・ウノロジー協会なる組織だと書いてあります。

パリコンやマコンならメダルでお馴染みかも知れませんがフォーラム・ウノロジー協会など全くの初耳であります。ネットで検索すると泡物だけでなく例えば「ミュスカ種」に絞ったワインのコンクールもやっているみたいでその歴史は10年そこそことごく浅い。

日本の食品メーカーがテレビコマーシャルに使いたがる「モンド・セレクション」と似たような組織ではないかと私は考えます。こちら をご覧ください「世界ミュスカコンクール」なる品評会の実施が書かれていますが「世界」と名乗るには少ない出品数、多すぎる「受賞」ではないでしょうか。こちらでもトップにはフランス勢が占めたと書かれています。

いつも申し上げるようにコンクールには出場、もとい「出品」するにはかなり高額の「出品料」が必要です。お金を支払った生産者しかコンクールには出品できない訳です。従ってもっと美味しい泡物が存在してもコンクールに出品しない限り「受賞」する事は有り得ません。


| ワイン雑感 |
| 11:54 PM | comments (0) | trackback (x) |

高くなってしまったブルゴーニュワイン
昔は毎年のように購入していたドメーヌ、そうそうその頃はまだお父さんの代だったかも知れません。ドメーヌ・フランソワ・グロが一人娘(だったかな?)アンヌとともにワインを造るようになった頃はこんなラベルではありませんでした。

名前もドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロだったはずです。

ところが本日届いたメールを見てビックリ、こちらをご覧下さい。こんな価格になっているとは非常に驚きであります。世界的に評価が高くなったのかも知れませんがワインという物、食事時に飲む食中酒のはず。常識外の価格帯になると買う人が少なくなって当然のこと。

他に同程度のワインは山ほど存在します。

有名になると不味くなるのはレストラン、洋菓子、和菓子、そしてワインもその内の一つかも知れません。実際のお話、私がこのドメーヌに見切りを付けたのがこの2003年ヴィンテージであります。

品質に見合わない価格になってしまったワインなど私には興味がありません。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:57 PM | comments (0) | trackback (x) |

シャンパーニュのボトルの大きさについて
日本の場合シャンパーニュの瓶の大きさについて次のような規定を教えられることが多いはずです。

Quart 20 cl
Demie 37,5 cl
Bouteille 75 cl
Magnum 2 bouteilles (1,5 litres)
Jeroboam 4 bouteilles (3 litres)  ジェロボアム
Mathusalem 8 bouteilles (6 litres)  マチュザレム
Salmanasar 12 bouteilles (9 litres)  サルマナザール
Balthazar 16 bouteilles (12 litres)  バルタザール
Nabuchodonosor 20 bouteilles (15 litres)  ナビュコドノゾール

この出自はと云うと CIVC のはず。フランス食品振興会などもこれを拠にしているはずです。ところがもっと大きいボトルや他のサイズも実際に存在します。

0 から 1 リットルでは
huitième (0,094 L)
quart / piccolo (0,20 L)
chopine (0,25 L)
demie / fillette (0,375 L)
chopine / pot (0,50 L)
médium (0,60 L)
champenoise / bouteille (0,75 L)

1 から 10 リットルでは
Magnum (1,5 L) ボルドーの場合Bouteille サイズ3本容量の Marie-Jeanne 2.25 L と云うサイズもあり。
Jéroboam (3 L) ボルドーの場合は Double Magnum 3L でジェロボアムと云えば4.5L の事。
Réhoboam (4,5 L) ボルドーの場合は呼称が異なりJéroboam となります。
Mathusalem (6 L) ボルドーの場合はアンペリアル Impériale となります。
Salmanazar (9 L)

10 から 100 リットルでは
Balthazar (12 L)
Nabuchodonosor (15 L)
Melchior / Salomon (18 L)
Souverain (26,25 L)
Primat (27 L)
Melchizédec (30 L)
Adélaïde (93 L)

100 リットルを越えるものとして
Sublime (150 L)

というのがどちらかというと一般的かも知れません。ただ実際のそのサイズのボトルが存在したかどうかは甚だ疑問であります。

また英語圏では呼称が異なり次のような呼び方が一般的です。こちらをご覧下さい。コピーさせて頂くと

750 ml or Standard
Magnum
Double Magnum  3リットル
Jeroboam (this term is used for sparkling wine only 3リットル)
Rehoboam  4.5リットル
Methuselah  ミシューズラ 6リットル
Salmanazar  9リットル
Balthazar  12リットル
Nebuchadnezzar  ネビュカドネザール 16リットル
Melchior  メルキオール 18リットル
Solomon  ソロモン 20リットル
Sovereign  ソヴリン 25リットル
Primat  プリマ 27リットル
Melchizedek  メルキゼデック 30リットル

こちらもご覧下さい。最近の情報なので確かでしょう。



| ワイン雑感 |
| 04:44 PM | comments (0) | trackback (x) |

Château Latour-Martillac 2005 AC Pessac-Léognan
シャトー・ラトゥール・マルティヤックのルージュ、ヴィンテージは2005年でアペラシオンはペサック・レオニャン、場所はシャトーの名称にもあるマルティヤック、生産者はボトルにサインのあるジャン・クレスマン氏であります。昔から著名なグラーヴの特級銘柄でお値段は何と 5,000円を遙かに上回ります。何故かダイニングルームのガラス扉付きの簡易セラーに入れてあったのでデイリー用と間違えての抜栓でありました。

生産者のサイトから2005年の赤ワインのセパージュは カベソー 65%、 メルロー・ノワール 32%、 ヴェルドー・プティ 3% とのことです。瓶詰めは2006年の6月飲み頃は何と2020年頃とのこと。

さて日本語版ボルドーワイン委員会のサイトがいつの間にか消去されてしまいました。現行法とはあまりにもかけ離れた内容なので恥ずかしくなったのでしょうか、こちらの質問には何一つ答えないままサイトを閉鎖するとは・・・

勘違いする人が多いのですが AOC ペサック・レオニャンは AOCグラーヴと共存するわけでグラーヴの一部であるとお考え下さい、範囲は重なっているわけですから。INAOのサイトからコミューンの名称を入力してそのアペラシオンを検索すると、例えばこのシャトーの所在地 Martillac を入力するとワイン関係では

AOC - AOP --Bordeaux
AOC - AOP --Bordeaux supérieur
AOC - AOP --Crémant de Bordeaux
AOC - AOP --Graves
AOC - AOP --Graves supérieures
AOC - AOP --Pessac-Léognan

と6つがヒットします。即ちこの地で出来るワインとしてはボルドー、ボルドー・シュペリュール、クレマン・ド・ボルドー、グラーヴ、グラーヴ・シュペリュールそしてペサック・レオニャンということ。まあこの地でAOCボルドーとして赤・白ワインを売り出す生産者は居ないかも知れませんが・・・。でも例えばこの地の生産者がロゼを造った場合、アペラシオンは発泡性を除けばボルドーだけしか名乗れません。

▼続きを読む
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (0) | trackback (x) |

Marsannay Rouge 2007 Domaine Henri Richard
マルサネ・ルージュの2007年、生産者はジュヴシャンのアンリ・リシャールです。

誤解されている人が多いのですが、マルサネ・ルージュ(マルサネ・ブランも含む)とマルサネ・ロゼは畑の場所が異なるのです。コミューンで申し上げると北から Chenôve シュノーヴ、Marsannay-la-Côte マルサネ・ラ・コート、Couchey クシェであり INAO のサイトからマルサネ、マルサネ・ロゼの範囲を調べてもこの3つのコミューン名しか現れません。ところがこちらを開いて AIRE GEOGRAPHIQUE 地理的領域の項のコミューンの欄を見ると

Zone de production du raisin pour les blancs et rouges :

Zone de production du raisin pour les rosés :

要するに白ワインと赤ワイン用の葡萄畑のゾーンとロゼワインの葡萄畑のゾーンと2つに分けられていますね。それを地図上で示すとこちらになるのです。畑は3つのコミューンに跨って存在し、黄色の部分が赤と白ワイン用の畑、青色の部分がロゼと決められているのです。

マルサネ・ラ・コートに限るとこちらの地図を開いてみて下さい。右のメニュー:Marsannay にカーソルを当てると赤・白ワインの畑の部分がハッキリと示され、Marsannay Rose にカーソルを当てるとロゼの畑が示されます。

ややこしいお話ですがロゼがいち早くその名が認められ、その後付け足しのように赤・白が加わったので葡萄畑の領域が異なるのです。


| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインとピアノのある部屋::2011年11月
All Rights Reserved./Skin:oct