ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Bourgogne Chardonnay 2001 Domaine Paul Chapelle et ses Filles
まさに驚異の長寿命!

正統派ブルゴーニュ白ワインの典型とも云える逸品であります。

コートドールの著名なコミューンではないモンタニー・レ・ボーヌにその醸造所があるので殆ど知られていない生産者。

ですが生産者ポール・シャベル氏はコートドールの各生産者のワインの分析表を作るのがその仕事。

ワインのプロ中のプロと云っても過言ではありません。

そんな彼がピュリニー・モンラッシェのコミューンに所有するAC Bourgogne 区画の畑で栽培するシャルドネを樽醗酵、樽熟成にて造り上げたのがこのワイン。

彼は全てのワイン生産に砂糖添加所謂シャプタリザシオンを施しません。

従って若い内は辛くて飲みづらいのです。

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Château de Chelivette 1990 AC Premières Côtes de Bordeaux
いよいよ11月が目前に迫りました。
11月というと例のボージョレ・プリムールの季節であります。

毎年申し上げておりますが、本当にワインを理解している人は好んで飲まないのがこのボージョレ・プリムール。

日本に於いて、ワインを売る側の人間は今こそとこの新酒販売に力を注ぐのでしょうけど、ワインを飲む習慣が定着している欧米ではこの新酒販売に極めて消極的であります。

クリュ・ボージョレならまだしも、ボージョレ・ヴィラージュも単なるボージョレなど昔はミネラル・ウォーターと変わらない価格で販売されていた所謂「安酒」でありました。

INAOで「ヴァン・ド・プリムール」が制定されたのは確か1967年のこと。

通常どんなワインであっても出荷出来るのはその年の12月15日以降と決まっているのですがINAOの規定を守れば例外的に早く出荷出来るというのがこの「ヴァン・ド・プリムール」の法律。

1967年当時、この法律を適用出来たのはいくつものアペラシオンであり、ボージョレだけではなかったのです。

このときに販売先をフランス国内ではなく「日本」としたのが、かのジョルジュ・デュブッフ、販売を一手に引き受けたのが◇水商事であります。

世界中で一番早く飲めるのが日付変更線の関係で我が国日本であるため、そこに目を付けたのが彼らだった訳です。

ですからフランス本国では殆どお祭り騒ぎなどない訳で、いまだに騒いでいるのは我が国だけということなのです。

新聞をはじめテレビ各局がこぞって取り上げるのは、そうした経緯をご存知ないからであります。

私が申し上げたいのはこの新酒、我々の体には悪い影響を与えるのです。

甘いのでついつい飲み過ぎてしまい悪酔いすると考えられていますが、実は出来立てのアルコールは安定していないので悪酔いの原因となるのです。

日頃は「ワインとは熟成させてナンボのもの」と仰っている方々が11月になるとヌーヴォ、ヌーヴォと騒ぐのは如何なものかと申し上げたい。

ちなみに私はボージョレ・プリムールの会など一度も行ったことがありません。

昔は1本3フランにも満たない原価のワインに、500円程という高い航空運賃を支払って、日本国内では4000円近い価格で販売されていたのです。

今はペットボトルに入って1000円までで販売出来るようになりましたが、ハッキリ申し上げてそれだけの価値ある味のレベルではありません。
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第308回ワイン大学定例会@ル・ベナトン
既に関西のワインマニアの間では定評あるレストランとなりましたが、どうやらミシュランの見る眼は節穴だらけみたいです。

まあミシュランの☆が付いて今以上に予約が取りにくくなると困りますからね。

さてそんな夙川のフレンチ「ル・ベナトン」を借り切って開催した第308回定例会ですが、新しいメンバーが3人お越し頂きました。


先ずはアミューズ・ブーシュ「温かい季節の茸のフラン、フォン・ド・ヴォーの香り」ですが、セルフィーユの下に隠れているのは松茸。

寒い夜にこうした熱々のアミューズは大変有り難いと思います。

ソースはフォン・ド・ヴォーの香り・・・ としては少し弱かったかも知れません。


乾杯はスウェーデン王室御用達のシャンパーニュ。

小さい蔵なので毎年味が変わるのは仕方ありませんが、全く去年とは異質なシャンパーニュになっていて唖然としました。


前菜の一皿目は「ショウサイフグのカルパッチョ」のはずだったのですが天候に恵まれず入荷がありませんでした。

代わりに登場したのは蝦夷鹿のカルパッチョ。

これには唸りました!

蝦夷鹿のモモ肉「しんたま」と呼ばれる最上の部分を選び、柑橘類とエクストラ・ヴァージンでマリネしてから50℃で1時間火入れして冷まし、表面を炙ってスライスしたのがこのお肉。

添えられるのはタップナード、前菜としては凄いボリュームです。

何と柔らかいお肉! これは本当に旨い鹿の食べ方であります。

ワインはドニ・デュブルデュー教授自ら造る白ワイン2008年、やはり若いピノ・ノワールの方が良かったと思います。


前菜の2品目はメインみたいな「兎のロワイヤル」、去年も登場したお料理ですがリクエストが多かったのでお願いしました。

中身はご自身で行かれて確認して下さい^^

このお料理にはボルドーの赤ワイン1990年をご用意。

ラパンなので良く合いました。
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コメント一覧
Georges |2010/10/31 05:35 PM |
higemaster |2010/10/31 04:49 PM |

Château de Bonhoste 2008 AC Bordeaux
ワインの仕事に携わる人達必見といわれるこちらのサイトですが、私はいつも疑問に思ってます。

例えば10月26日の記事、DOC Trento (トレント)のスパークリングワインを「DOC タレント」と書いて憚りません。

タレント(Talento)はスプマンテの別称であり、スペリングも当然異なる言葉であります。

この件だけではありませんが、指摘しても一切知らん顔で返事もしなければ訂正もしません。

大新聞の加護の下だからなのでしょうか、間違いを是正しない態度はまことに遺憾であります。

さて今日のワインはボルドーの赤、サンプルを頂戴したのですがサンプルの保管場所の空調が悪かったため保冷倉庫から別に送ってもらった物を味見させて頂きました。

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Château Reynon 2009 Sauvignon Blanc AC Bordeaux Denis Dubourdieu
噂のヴィンテージ2009、それもボルドー大学白ワイン醸造の権威であるドニ・デュブルデュー教授自らのシャトーで造るワインです。

別に教授の知り合いでも何でもありませんが、この人の関係する白ワインは自分にとって好きな味なのです。

旨い、不味いは人それぞれであり、絶対的指標を以て味などを評価するのは反対であります。

レストランの評価も人それぞれ違うと考えれば、☆の数で評価したりするのは如何なものかと思うのです。

ワインももちろん同じ、点数評価など以ての外と昔から言い続けております。

ですが、ワインとして完成度の高いものは存在します。

それを好きか嫌いかは個人の自由であり、完成度の高いものが必ずしも評価本の一位に輝くことは殆ど無いはずです。

このワインの場合アペラシオンは単なるボルドー、これについては以前ご説明したはずです。

代表的ボルドーの辛口白ワインはと尋ねられたら「シャトー・オーブリオン・ブラン」と答えられるワイン・マニアの方が殆どではないでしょうか。

クーアン・リュルトンと仰る方はかなりのプロ、皆さんお高いワインはよくご存知のはずですね。

ですが今現在なら、私はこのシャトー・レイノンを強く勧めたいと思うのです。

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