ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

ボルドーのアペラシオン・リストラック・メドック
昨日はムーリ・ザン・メドックについて申し上げましたが、すぐお隣のコミューンのリストラック・メドックだけがその範囲とされるアペラシオン・リストラック・メドックまたはリストラックにつき申し上げます。

INAOのサイトからコミューンの検索を使い「listrac」をアペラシオンで検索するとワイン関連では下記の7つが現れます。

AOC - AOP --Bordeaux
AOC - AOP --Bordeaux supérieur
AOC - AOP --Crémant de Bordeaux
AOC - AOP --Haut-Médoc
AOC - AOP --Listrac-Médoc
AOC - AOP --Médoc
AOC - AOP --Moulis ou Moulis-en-Médoc

昨日も申し上げましたがAOC ムーリ・ザン・メドックも含まれているのが面白いですね。

「コミューン・リストラック・メドックで生産可能なアペラシオンをワイン関連だけ述べよ」なんて問題に出されたら如何でしょうか。

さてこのリストラック・メドックのコミューンにどれだけのアペラシオン・ムーリ・ザン・メドックが存在するかご存知でしょうか?

昨日のムーリ・ザン・メドック、リュー・ディの表をもう一度ご覧下さい。単純に計算するとコミューン・リストラック・メドックの中にアペラシオン・ムーリ・ザン・メドックの畑は16ヘクタール余り存在することが分かります。

申告されている栽培面積 (2009):603 ha とのことですので割合で云うと2.65%、リストラック・メドックの申告されている栽培面積 (2009):597 ha から比べるとそんなにメチャクチャ小さな部分とも云えません。

ちなみにコミューン・リストラックメドック全体の面積は6200haですから実際葡萄畑はその1割にも満たないことになります。

ですからINAOのこの地図はコミューン全体を表したものであり、実際のAOC指定地区の地図でないことは明らかであります。

コミューン・ドット・コムのサイトも隣接する他のコミューンとの境界線が分からないので、分かり辛いときがありますが、INAOの地図のいい加減さにも幻滅です。

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AOC Moulis-en-Médoc もしくはAOC Moulis


メドックの次はちょっと理解しにくいアペラシオン・ムーリ(ス)と呼ぶより「ムーリ・ザン・メドック」が本来正しいはずのアペラシオンについて申し上げます。

何が理解しにくいかと申しますとその範囲であります。

INAOのサイトから Moulis-en-Médoc の詳細ページを開くとこのアペラシオンに関わるコミューンについて「Arcins , Avensan , Castelnau-de-Médoc , Cussac-Fort-Médoc , Lamarque , Listrac-Médoc , Moulis-en-Médoc 」と書いてあります。

ところが実際ムーリ・ザン・メドックの領域は、それらのコミューンの全域を含む訳ではありません。

それを詳しく書いてあるのがこちらとかこちらArticle Annexe 1 AOC "Moulis" をご覧頂けるとどのコミューンのどの部分かということが示されていますが、これを理解出来る日本人は殆ど居られないはず。

ですがこちら をご覧下さい。ムーリ・ザン・メドックの全てのリュー・ディが一目瞭然で、シャトーの丸印をクリックするとそのシャトーの詳細まで分かるのという実に頼もしいサイトであります。

この際ムーリ・ザン・メドックを広めるため敢えてこの画像を掲載させて頂きたいと思います。
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ボルドーのアペラシヨン「メドック」
サンテミリオンの類を飛ばしてジロンド河左岸(リヴ・ゴーシュ)に広がるメドック、このアペラシヨンを取り上げたいと思います。

何度も重複しますがAOCメドックはAOC Bordeaux 、AOC Bordeaux Supérieur 、AOC Crémant de Bordeaux の範囲と重なります。

さてINAOのサイトから「Medoc」と入力してアペラシオンを検索すると

AOC - AOP --Haut-Médoc
AOC - AOP --Listrac-Médoc
AOC - AOP --Médoc
AOC - AOP --Moulis ou Moulis-en-Médoc

4つのアペラシオンが登場します。

上から3番目がこのアペラシヨンですのでこれをクリックしていくとその詳細画面が現れます。こちらをご覧頂けたでしょうか。

上から順に読んでいくと当然の事柄かも知れませんが赤わいんに限られたアペラシヨンであり、アペラシヨン、デノミナシヨンとも「メドック」であります。

次に許可されるコミューン群をご覧下さい。横文字が苦手な方はその範囲を示すこちらの地図をご覧下さい。

殆どの方はここで「えーっ」と仰います。

河口付近は当然ですが、何とボルドーの街すぐ近くからその範囲になっていますよね。メドック全体がその範囲となっているのです。

教えられたことと違う」と思われるはずです。

大事なことですので間違わずに覚えて下さい。

AOC Médoc の中のサン・スーラン・ド・カドゥルヌ、ヴェルタイユ、シサック・メドック、サン・ローラン・メドックを境としてこれらのコミューン(全て含む)より南に当たる地域がAOC Haut-Médoc となる訳です。

オー・メドックの範囲はこちらです。ご理解頂けたでしょうか。

河口近くだけがAOC Médoc と勘違いされている方が殆どですが、法律にはちゃんとした規定があります。

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ボルドーのアペラシオン「サント・フォワ・ボルドー」
以前ボルドーワイン委員会の説明に疑惑を投げかけましたが、現在の規定について申し上げたいと思います。

AOC Saint-Foy-Bordeaux の現在の規定はこちら、またINAOのサイトからアペラシオンでサント・フォワ・ボルドーを見ると次の4つのデノミナシオンに分かれています。

--Sainte-Foy-Bordeaux
Sainte-Foy-Bordeaux blanc
Sainte-Foy-Bordeaux blanc liquoreux
Sainte-Foy-Bordeaux blanc moelleux
Sainte-Foy-Bordeaux rouge

即ちアペラシオン・サント・フォワ・ボルドーは白の辛口、白の極甘口、白の甘口そして赤ワインの生産が認められていることになります。

先ずは生産出来る地域についてご覧下さい。ドルドーニュ川とガロンヌ川に挟まれた三角地帯の奥の方、ベルジュラックに程近いこちら

Gironde (33)県の Caplong カプロン, Eynesse エイネス, Gensac ジャンサック, Landerrouat ランデルア, (Les) Lèves-et-Thoumeyragues レ・レーヴェ・エ・トゥメラーグ, Ligueux リギュー, Margueron マルグロン, Massugas マッシュガ, Pellegrue ペルグリュ, Pessac-sur-Dordogne ペサック・シュル・ドルドーニュ, Pineuilh ピヌイユ, Riocaud ラ・リオコー, (La) Roquille ラ・ロキーユ, Saint-André-et-Appelles  サン・タン・ドレ・エ・アペル, Saint-Avit-de-Soulège サン・タヴィ・ド・スレージュ, Saint-Avit-Saint-Nazaire サン・タヴィ・サン・ナゼール, Saint-Philippe-du-Seignal サン・フィリップ・デュ・セニャル, Saint-Quentin-de-Caplong サン・カンタン・ド・カプロン, Sainte-Foy-la-Grande サント・フォワ・ラ・グランドの19コミューンに限られます。

次に現在認められている葡萄品種について見ます。

1° Encépagement :

a) Vins rouges.

-cépages principaux : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, cot N (ou malbec) et merlot N ;

-cépages accessoires : carmenère N et petit verdot N.

b) Vins blancs.

-cépages principaux : muscadelle B, sauvignon B, sauvignon gris G, sémillon B ;

-cépages accessoires : colombard B et ugni blanc B.

2° Règles de proportion à l'exploitation :

La conformité de l'encépagement est appréciée pour la couleur considérée sur la totalité des parcelles de l'exploitation produisant le vin de l'appellation.

a) Vins rouges.

La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 85 % de l'encépagement.

La proportion du cépage carmenère N est inférieure ou égale à 10 % de l'encépagement.

b) Vins blancs.

La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 85 % de l'encépagement.

フランス語の羅列で申し訳ございません。

概略しますと赤ワインについてはカベルネ・フラン、カベソー、コット(別称マルベック)、そしてメルローが主要品種。カルメネールとプティ・ヴェルドが補助品種。主要品種の割合は85%かそれ以上必要、補助品種のカルメネールは10%以下とされています。

白ワインはミュスカデル、ソーヴィニョン・ブラン、ソーヴィニョン・グリ、セミヨンが主要品種で補助品種としてコロンバールとユニ・ブランが認可されていますが主要品種の割合は85%以上必要となっています。

これらは Legifrance の最新版に基づくのですが・・・・

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ワイン大学第306回定例会@ル・ジャルダン
今日は東京からお二人来られて盛会に。その内お一人は「徒然わいん」というワインのブログを綴っておられます。もうお一人もワインにはとっても詳しい方で、大変刺激になりました。


さてお料理は夏らしく「鮎のムースとヴィシソワーズ」から始まります。丁寧に裏漉しされた鮎はちゃんと香りが残っています。ジャガイモも薫り高い品種を使っていてとても美味。


次の前菜は「海の幸のサラダ、トマト風味」。ガスパチョをベースに枝豆、ソースはフレッシュ・バジルにエクストラ・ヴァージン。生の鮑とマリネした蛸そして同じくマリネした胡麻鯖。魚介類は抜群の鮮度ですが、なかでも出色は蛸。


前菜2皿目は「鱧のポッシェと茄子のムニエル、バジル風味のリゾット添え」。鱧の旨さを満喫出来る一皿に仕上がり、こんがり焼き上げた茄子との相性もピッタリ。
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コメント一覧
Georges |2010/08/29 06:34 PM |
higemaster |2010/08/29 05:10 PM |


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