ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

アペラシオン・ブライ関連まとめ
Blaye に関係するアペラシオン、デノミナシオン

INAOのサイトから「Blaye」と入力してアペラシオンを検索すると

   AOC - AOP --Blaye
   AOC - AOP --Côtes de Blaye


の2つしか現れません。

では同じく「Blaye」と入力してデノミナシオンを検索すると

   AOC - AOP --Blaye
   AOC - AOP --Côtes de Blaye
   AOC      --Côtes de Bordeaux Blaye


と3つ現れます。法的にはアペラシオンは2つ、ワインのラベルに使うことの出来る原産地呼称は3つということでしょう。

まとめです。

先ずはアペラシオン・ブライ、アペラシオン・コート・ド・ブライについて共通するのはその地域です。INAOのサイトからコピーさせて頂くと次の通り41コミューンはブライ、コート・ド・ブライの範囲であります。

Gironde (33)県の : Anglade , Berson , Blaye , Braud-et-Saint-Louis , Campugnan , Cars , Cartelègue , Cavignac , Cézac , Civrac-de-Blaye , Cubnezais , Donnezac , Étauliers , Eyrans , Fours , Générac , Laruscade , Marcenais , Marcillac , Marsas , Mazion , Plassac , Pleine-Selve , Pugnac , Reignac , Saint-Androny , Saint-Aubin-de-Blaye , Saint-Caprais-de-Blaye , Saint-Christoly-de-Blaye , Saint-Ciers-sur-Gironde , Saint-Genès-de-Blaye , Saint-Girons-d'Aiguevives , Saint-Mariens , Saint-Martin-Lacaussade , Saint-Palais , Saint-Paul , Saint-Savin , Saint-Seurin-de-Cursac , Saint-Vivien-de-Blaye , Saint-Yzan-de-Soudiac , Saugon

この中で注意すべきはコミューン・Pugnac の存在です。こちらをご覧頂くと、地図上は部分的にブライとされるとなっています。

それではINAOのサイトで「Pugnac」と入力してコミューンの検索でアペラシオンを検索すると

   IGP    --Agneau de Pauillac
   AOC - AOP --Blaye
   AOC - AOP --Bordeaux
   AOC - AOP --Bordeaux supérieur

   IGP    --Bœuf de Bazas
   IGP     --Canard à foie gras du Sud-Ouest
   AOC - AOP --Côtes de Blaye
   AOC - AOP --Côtes de Bourg, Bourg et Bourgeais
   AOC - AOP --Crémant de Bordeaux

   IGP    --Jambon de Bayonne

とワインでは「ブライ」「コート・ド・ブライ」そして「コート・ド・ブール」として現れます。即ちブライ関連であると同時に「コート・ド・ブール」も名乗れるという二股コミューンなのであります。

こちらをご覧下さい。第4章第1項のコミューンに関する記述に「la partie de la commune de Pugnac correspondant au territoire de Lafosse avant sa fusion avec celle-ci au 1er juillet 1974」とありますね。

こちらで推測したように1974年7月1日付けでコミューン「ラフォッス」は「ピュニャック」に併合されたのです。ブライ関連として含まれていたコミューン・ラフォッスはコート・ド・ブールに所属するコミューン「ピュニャック」に併合されてしまったために地図上では影の薄い存在となっているのであります。

また基本に戻りますがこれら41のコミューンはアペラシオン・ボルドー、アペラシオン・ボルドー・シュペリュール、アペラシオン・クレマン・ド・ボルドーの範囲であると云うことは忘れてはなりません。

従ってブライ関連のアペラシオンは名乗れなくても、条件さえ整えばボルドー、ボルドー・シュペリュールを名乗ることは可能であります。またクレマン・ド・ボルドーの製造も可能です。

アペラシオン・ブライは赤ワインのみ、葡萄品種並びにその構成に関する記述は

cépages principaux : cabernet-sauvignon N, cabernet franc N et merlot N ; ― cépages accessoires : carmenère N, cot N (ou malbec) et petit verdot N.

2° Règles de proportion à l'exploitation :
La proportion des cépages principaux est supérieure ou égale à 50 % de l'encépagement. La proportion de l'ensemble des cépages carmenère N et petit verdot N est inférieure ou égale à 15 % de l'encépagement. La proportion du cépage carmenère N est inférieure ou égale à 10 % de l'encépagement.

アペラシオン・コート・ド・ブライは辛口白ワインのみ、葡萄品種に関する記述は

cépages principaux : colombard B et ugni blanc B ; ― cépages accessoires : muscadelle B, sauvignon B, sauvignon gris G et sémillon B.

2° Règles de proportion à l'exploitation : La proportion des cépages colombard B et ugni blanc B doit être comprise entre 60 % et 90 % de l'encépagement. La conformité de l'encépagement est appréciée sur la totalité des parcelles de l'exploitation produisant le vin de l'appellation d'origine contrôlée.


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鮨 生粋@摂津本山
白木のカウンターになって早3回目の訪問です。鮨のお好きな整形外科医のS先生、ヨーロッパ食べ歩きのW女史と河内のヤンキーさんというウルサ型が揃って「つまみとにぎり」のフルコースを頂きます。

まずは「あこう」、擂り立ての山葵をタップリ付けて塩で食べると至高の旨さです。
続いていつもの鰹のスモークですが同じような写真ですので割愛します。


そしてここでは初登場の殻付き生海胆は岩手県宮古の馬糞海胆。ちょっと小振りですがとても綺麗なオレンジ色で甘さ抜群。


鱧の炙りは振り柚子で。

さらにとても大きな蒸し鮑、クリーミーな岩牡蠣、鮎の焼き締め、岩海蘊の酢の物、天然鰻の白焼きは山葵で、穴子肝の旨煮は粉山椒を振ってあり、いつもの蓴菜と生海苔でつまみは終了。

つぎはにぎりです。
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Georges |2010/08/01 12:40 PM |
河内のヤンキー |2010/08/01 11:34 AM |
Georges |2010/07/31 05:10 PM |
higemaster |2010/07/31 04:26 PM |

ワイン大学第305回@ル・ベナトン夙川
ワインを通じていろんな人と出会えるのがこの会の楽しみの一つです。今日は来月からフランスに行かれる整形外科医の先生が、昔の私の級友を連れてこられました。

40年ぶりの再会です。

私が昔テレビ出演したお話など、本人も殆ど記憶になかったのですが演奏した曲目まで覚えておられるのにビックリ!

現在彼は「肩」専門のドクターとしてご活躍中とのこと。

世の中広いようで案外狭いものなのかも知れません。また昔の級友と出会いたいものです。

さて前回ちょっと塩辛かった高谷シェフのお料理、今回は名誉挽回なるか?


アミューズ・ブーシュはトマトのムース、キャヴィア添え。とても香りの良い舌触り滑らかなムース^^ まさに食前の愉しみと申せましょう。


オードブルの1皿目は「淡路産鱧の炙りと枝豆のピュレ」。丁寧に骨切りされた鱧ですが若干皮が固い目、ですが身は適度な脂がのっており枝豆のピュレを付けなくても旨い。また鱧の子がとても美味。枝豆のピュレはもう少し香りが欲しいところですが両方とも塩は控えめなのでホッとしました。


前菜の2皿目は「季節野菜と豚足のソース」、柔らかく煮込んだ豚足とマスタードパセリなどを使ったソースで焼き茄子、生の水茄子、トマトなどを頂きます。野菜の甘みがとても引き立つこってりとしたソース、バランスの良い一皿となりました。


お魚料理は活けオマール海老をドカーンと一尾。取り分けるのではなく1人に一尾供されます。活けのオマール海老はとても新鮮で火の入れ方、ビスクのソース、コライユの状態など完璧です。チマチマとした料理よりこんなお皿が有り難い。

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Georges |2010/07/31 05:07 PM |
higemaster |2010/07/30 05:10 PM |

7月23日の続きです。
繰り返し申し上げますが旧の法律ではAOCブライの白ワインの主要品種はユニ・ブラン。これは隣の県、シャラント・マリティーム県で多く栽培されるコニャックの主要品種でもあります。

これに対して旧AOCコート・ド・ブライは白ワインのみのアペラシオンで主要品種はコロンバール。これもユニ・ブラン同様隣のシャラント・マリティーム県コニャックの主要品種でありますがこの2つには大きな違いがあります。

先ずユニ・ブランはイタリアはトスカーナのトレッビアーノと同品種という、イタリア原産の品種であり、コロンバールは古代品種グエスとシュナンの交配種と考えられる元々フランス原産の品種であります。

新しい法律ではこの原産国の異なる2品種を両方使って旧ブライでもなく旧コート・ド・ブライでもない両者のミックスとして新AOCコート・ド・ブライを誕生させた訳であります。

またデノミナシオン・コート・ド・ボルドー・ブライの白ワインは旧AOCプルミエール・コート・ド・ブライの白ワインと考えておられる方が多いようですが、葡萄品種に関する記述は微妙に異なります。

新法では
b) Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
― cépages principaux : sauvignon B, sauvignon gris G, sémillon B et muscadelle B ;
― cépages accessoires : colombard B et ugni blanc B.
b) Vins blancs :
La proportion de l'ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 15 % de l'encépagement.

一方旧法では
Pour les vins blancs
: Cépages principaux :
Sémillon , Sauvignon , Muscadelle

; Cépages accessoires :
Merlot blanc, Colombard, Ugni blanc.

Le pourcentage global de ces cépages accessoires ne pourra dépasser 30 p. 100 dans l'encépagement de chaque exploitation. Par le terme " encépagement ", il faut comprendre l'encépagement de l'ensemble des parcelles produisant le vin de l'appellation considérée, pour la couleur considérée.

主要品種は一つ増えたように思われるかも知れませんが旧法の「Sauvignon」はソーヴィニョン・ブランとソーヴィニョン・グリの2種は許容されていたはずですので問題ありません。むしろ補助品種のメルロー・ブランが新法では削除されているのが問題でしょう。

ちなみにメルロー・ブランは黒葡萄のメルロー(メルロー・ノワール)とフォール・ブランシュの交配で出来た品種です。

念のため現在はなくなってしまったAOCプルミエール・コート・ド・ブライの原本の魚拓はこちらをご覧下さい。

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La Dame de Montrose 2007 AC Saint-Estèphe
2009年のボルドー、クリュ・クラッセのプリムール価格をご存知でしょうか? こちらなどで吹聴しているようですが、こんな価格を「尤もだ」などと肯定するから「ファー・イースト」と馬鹿にされる訳であります。

プリムールのワインがどういう流通をするかご存知ない方がほとんどな訳ですから、マスコミはこのようなユダヤ人による価格つり上げ商法に断固として反対すべきであります。

ボルドーのネゴシアンによる価格操作は昔から右肩上がりばかりではありません。プリムールより上がることもたまにはありますが、こんな馬鹿げた価格の時は実物が流通し始めたら大幅に下落することが多いのです。

ユダヤの商法は価格が上がったり、下がったりすることによりその差額を利益として発生させる訳ですからずっと上がり続けることは殆ど無いと云って過言ではないはず。

さて、ボルドーの著名なシャトー・ワインなど滅多に購入することはありませんが、まだセカンドならまともな価格で買えるので試してみることに。

慣れ親しんだモンローズのセカンドと思いきや、あれあれシャルモリューの名前がありません。シャトー・モンローズといえば歴代シャルモリュー・ファミリーがその経営に携わってきたはずなのに・・・・

表のエチケットはシャルモリューの名前もなければAOCの表示もありません。
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Georges |2010/07/28 05:58 PM |
higemaster |2010/07/28 05:10 PM |


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