ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Les Tours de Peyrat Vieilles Vignes 2003 AC Premières Côtes de Blaye Propriétaire Christelle Sauboua
シャトー・レ・トゥール・ド・ペイラ、ヴィエイユ・ヴィーニュの2003年ヴィンテージ、アペラシオンはプルミエール・コート・ド・ブライ、拙ブログでは何回か取り上げたワインです。

気温が下がると飲み物の傾向がゴロッと変わるのが私の嗜好であり、もう既に辛口白ワインは遠慮気味になっております。家では全くビールを飲まないためその代わりに愛飲していた能勢の炭酸水も不要となりました。

しかし年中好んで飲むのはシャンパーニュとイタリアの赤泡。もちろんシャンパーニュはそんなに気安く開けられるものではございませんけどね^^。

で、セラーを整理していたら飲み切ったはずのこの赤ワインが出てきました。2年前に書いたのはこちらと去年はこちらで、2003年ヴィンテージのボルドーとしては良くできていたと書いております。

で、新たに判明したのは漫画で人気のエノロジスト、Christian Veyry 氏がコンサルタントであることです。シャトーの所有者は女性のクリステル・ソーボアさんで、ラベルからその所在地は「Cars」(カール)みたいなのですが、実際調べてみると Saint-Paul de Blaye 33390 であります。

シャトーオリジナルのサイトは見つかりませんがこちらに詳しく説明があります。すでにヴィンテージは変わっており今現在販売されているものはこちらの2006年ヴィンテージであります。

開けてみましょう。
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Georges |2009/08/27 03:25 PM |
Georges |2009/08/27 03:20 PM |
higemaster |2009/08/26 04:43 PM |
チェリS |2009/08/26 04:25 PM |

Mas des Chimères Oeillade 2005 Vin de Pays des Coteaux du Salagou Guilhem Dardé
マス・デ・シメールの「エヤード」ヴィンテージは2005年の赤ワインです。

フランスのヴァン・ド・ペイで「コトー・デュ・サラグー」、生産者はギレム・ダルデ。

このシンボルマーク、どこかで見たことがあると云われる方はかなりの食通かも知れません。

こちら をご覧下さい。トップページの左上のイラストと似ていますよね。

フランス語の Chimères はイタリア語では Chimera で元はと云えばこちら をご覧頂けるとお分かりのはずです。

ギリシャ神話に登場する怪物、祇園のリストランテ・キメラもこのキマイラから名前を付けたはずです。

このワイン、かなり前にこちら でご紹介しましたけど、セラーの奥の方にもう一本残っていました。

さて輸入元のこの生産者についての説明をコピーします。

1993年、オクトンにある小さなワイナリー、『マス・デ・シメール』から変革は始まりました。オーナーのダルデ氏は、収穫したブドウの品質がどんなに良くても協同組合に卸すのが当たり前だった時代に、初めて「丹精込めて作ったブドウで妥協の無いワイン造りをしたい!」と考え、自ら設備を購入し、醸造を始めました。

当時無謀に見えたその試みは、創立直後の1994年から“Wine Spectator”をはじめとする評価誌に高く評価されてきたことでも、目に見える結果を生み出しています。


自らお手本となって妥協のないワイン造りを切り拓いていく『マス・デ・シメール』。清澄もフィルタリングもしないため、瓶の底には既に澱がたっぷりです。

また、このワインのデータは次の通りです。

■ ブドウ品種 : サンソー100%
■ 平均樹齢 : 90年
■ 栽培面積 : 3.0ha
■ 収量 : 20hl/ha
■ 生産量 : 8,000本/年
■ 熟成 : ステンレス・タンク


開けてみましょう。

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Georges |2009/08/27 03:17 PM |
higemaster |2009/08/26 04:38 PM |

Champagne Beaumont des Crayères Fleur de Prestige Brut 2000
シャンパーニュ・ボーモン・デ・クレイエール、フルール・ド・プレスティージュ、ブリュットのヴィンテージ2000年。長ったらしい名前ですが要はスタンダード・キュヴェではなく良年に限って造られるミレジム(ヴィンテージ)入りのシャンパーニュであり葡萄品種構成はシャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、そしてピノ・ムニエ10%とのことです。

輸入元の説明文を見ると

醗酵:ステンレス・タンク、熟成:デゴルジュマンまでの熟成期間は 96ヶ月

とのことであります。2000年に収穫した葡萄ですので第1次醗酵を終えてタンク熟成ですから、瓶内第2次醗酵に移行するのは早くて2001年の春のはずです。とすると、96ヶ月後と云うことは2009年春にデゴルジュマンされたことになります。ちょっと聞いていた説明と矛盾するのですが、とりあえず開けてみましょう。

コルクの状態からデゴルジュマンの時期は1年半以上前であることは確かです

シャンパーニュの熟成については諸説あり、どの説が正しいと云うことはないと思うのですけど、私は基本的に「シャンパーニュの熟成」とは瓶内第2次醗酵の間、即ち澱との同居期間が長ければ長い程味が良くなると云う説を支持しております。デゴルジュマンの後は残念ながら熟成と云うより劣化の影響をまともに受けると思うのです。

例えばボランジェ社の場合、造るシャンパーニュは例外を除きスタンダード・ブリュット(同社ではスペシャル・キュヴェ)とミレジム物しかありません。ミレジムがある程度熟成した段階でデゴルジュマンされるのがグランダネ、さらに数年寝かせてからデゴルジュマンした物をRD、ミレジムを長期間熟成させてからデゴルジュマンして世に出される物がアネラール・RDとなるわけです。

ですが状態の悪いシャンパーニュを「これが旨いシャンパーニュの見本だ」と教えられた人たちは、本来の熟成したシャンパーニュの味を知らないから、当然の如くそのご意見を真に受けてしまう訳です。人それぞれ経験が違うので仕方ありませんが、人に教える立場の人たちはやはり現地シャンパーニュへ赴いて現地の味を覚えて貰う必要があると私は思います。

もちろん個人個人がどのようなシャンパーニュをどう評価しようが、それは好みの違いなので一向に構わないとは思いますけどね。
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Georges |2009/08/24 05:56 PM |
higemaster |2009/08/24 03:45 PM |

第118回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
あと2回で丁度10周年を迎える「英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会」、鮨や和食にワインは合わないと仰る方がおられますが、日本酒を好まない人間も大勢居られると云うことをご理解頂きたいと思います。人それぞれ好みはいろいろであり、賛同頂ける人が集まってこの会も9年を超えることが出来た訳ですから・・・。

私の場合日本酒の甘さが食事の邪魔になり、日常的ワインの半量も飲まないのに酷い二日酔いに悩まされることがしばしばありました。ですが全く日本酒を否定する訳ではありません。この英ちゃん会にも少ないながら「本日の日本酒」を1種類ご用意しています。

先ずは海蘊の酢の物にオクラのスライス。
ところで「オクラ」って何語かご存知ですか? 実は英語で「Okra」、発音すると「オウクラ」、最初の「オ」にアクセントがあるとのことです。
また本来和名があるのですけど「黄蜀葵(アメリカネリ)」なんて普通云いませんよね。陸蓮根と書いて「オカレンコン」と呼ぶという説の方がまだ分かり易いかも。
オクラの当て字として「秋葵」もあるみたいですが普通使われませんね。従って「オクラ」と表記するのが一般には正しいと思います。
余談ですがオクラはフランス語で「gombo」、大阪弁の「ごんぼ(牛蒡のこと)」と似ています。

食前の酢の物は胃を刺激するので食欲増進の効果があると云われていますが、まさしくその通り、デザートまで完食出来ました^^!

口取りは左上から「千石豆」、キヌサヤかと思ったのですが表面に毛が生えており食感も全く異なる豆でした。その隣が「天然鰻の肝焼き」、これは実に美味。真ん中がフルーツトマト。左下が小鮎の甘露煮、隣が鰯の昆布〆ですがこの2つには本日の日本酒「李白 特別純米やまたのおろち超辛口」がよく合いました。

さて本日のメイン「メイチ鯛(目一鯛)」の登場です。お店では長年「タマメ鯛」と呼んでおられましたが、正式名称は「硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目 スズキ系スズキ目スズキ亜目 フエフキダイ科メイチダイ属 メイチダイ」とのことです。こちらをご覧下さい。ところがこれに非常によく似た「タマメイチ」という魚が実際に水揚げされています。タマメイチは同じフエフキダイ科メイチダイ属に属していますので無理もありませんがこちらはかなり味が落ちると云われています。また単なるフエフキダイを「タマメ鯛」として売っている魚屋も関西には多くあるみたいで、こちらはイタリアンでよく使われるとか・・・。

ですけど刺身として美味しいのはこの「目一鯛」であり、そんなに多く流通するものではありません。生きているときは非常に綺麗な魚体ですが、締めると皮は黒くなります。刺身は背と腹、そして皮の湯引きに胃袋、肝まで添えられます。

お味についてですが、私は「白身魚の王者」と申し上げたいと思います。天然の鯛と鮃を足して2で割ったような食感で身の甘さは特筆すべきものであります。

煮物は「キンキ」、近畿地方だから? ちゃいますよね、主に北海道で捕れるお魚ですけど正式名称はキチジでこちらをご覧下さい。またキンキに関してはこちらにも詳しく書いてありますのでご参考までに。
とにかく美味しい煮付けです^^!

また焼き物も凄い! 何と九州で捕れた天然の鰻の白焼きで山葵を少し付けて頂くと驚きの旨さです。さすがは英ちゃん、全国至るところから最高のものを見付けて貰えました。
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Georges |2009/08/24 05:51 PM |
higemaster |2009/08/24 03:36 PM |

Franciacorta Saten 2004 Brut Azienda Agricola Ferghettina
ラベルの「フェルゲッティーナ」は生産者の会社の名前、正式にはアジエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ。つぎの「フランチャコルタ」はご存知の通りDOCGで定められたフランチャコルタのワインであること。「SATEN」はこのワインの固有名で葡萄収穫年は単一の2004年です。生産者のお名前はロベルト・ガッティ、ガッツのありそうな名前ですね^^!

それではフランチャコルタDOCGは何州のどの辺りで造られるかご存知でしょうか?

いつも申し上げる通りワインを学ぶと云うことは所謂地理を学ぶのと同じであり、名称だけ覚えても何の理解にもなりません。

こちらをご覧下さい。北イタリアはロンバルディア州のブレシアとベルガモの間に位置する生産地であります。ちなみにブレシアの南をご覧下さい、有名なヴァイオリンの産地であるクレモナがありますね。スイスとの国境には有名なコモ湖もあり冷涼な気候であることが想像出来ます。

それでは冷涼な気候を好む葡萄品種といえば代表的なのはピノであります。フランスではピノ・ノワール、イタリアではピノ・ネッロそしてピノ・ビアンコ、昔はピノの突然変異であると普通に考えられていたシャルドネなどが育つ環境にあることはご理解頂けるはずです。

先ほどご案内したイタリアワインのサイトを見るとDOCGフランチャコルタは強発泡性の白とロゼに白のクレマン・スプマンテがあり、それぞれNVとヴィンテージものがあり、瓶内第2次醗酵(NVは25ヶ月、ヴィンテージものは37ヶ月)で造られていることが分かります。
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