ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

ワイン大学第289回トゥールモンド
「トゥールモンド」は初めての訪問でありますが快くワイン大学の定例会を受け入れて貰えました。

まずは前菜の一品目「にんじんのクーリィとミモレットチーズ、ジン風味の泡ソース」、メニューの表現も的確でやたら横文字に頼らないのが有り難い。

また料理の説明も長ったらしいところはなく的を射た表現で食べ手も納得するはずです。

食べる側は最初のいくつかのお皿に関しては説明は短ければ短いほど有り難いはずですが、くどいほど説明するレストランが後を絶ちません。

軽い、口当たりの良い、そして胃を刺激するに十分な香りを伴う素敵な幕開けであります。

次のお皿は「白魚・ノレソレと春野菜の取り合わせ、レフォールと葉山葵のソース」、これは2種類のほとんど無色透明魚の鮮度が光ります。
白魚は宍道湖、のれそれは愛媛産と出所も明確。下に敷かれたグリーン・ソースの苦みと葉山葵のツーンとくる刺激が堪りません。

さらに「羊ミルクの温かいフランとそのアイス、新玉葱のソース」はショー・フロワ(フランス語の「熱い」と「冷たい」という意味)の羊ミルクに新玉葱の甘さがよく合います。

次は「ホワイトアスパラ、日向夏、バスク豚ベーコンのグラチネ、サヴァイヨンソース」軽いグラタン仕立てですがホワイトアスパラの旨さは特筆すべきであります。いろいろな前菜が登場しますが量も十分あり満足できます。

ここでメインの一つ「舌平目とフォワグラのシュー・ファルシィ、フォワグラのソース」フランス料理ならではの手の込んだ一皿でフォワグラ・舌平目の鮮度は抜群、ソースも独創的でしかも旨い。中途半端な火の入れようでは成り立たないお料理であります。


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Georges |2009/03/29 12:50 PM |
higemaster |2009/03/28 05:05 PM |

Colonia Las Liebres Bonarda 2007 Mendoza Argentina
生産者はアルトス・ラス・オルミガス、ワインの名前はコロニア・ラス・リエブレスの葡萄品種がボナルダ、ヴィンテージ2007年の赤ワインで裏ラベルにはノン・フィルターと書いてます。

生産者のHPはこちら、またこのワインについての詳細はこちらをご覧頂ければお分かり頂けます。とても詳しく書いてありますが、生産者のHPはこうあって欲しいと思います。

輸入元の説明をご覧下さい。

近年、アルゼンチンでパーカーや『ワイン・スペクテイター』誌から高い評価を受け、世界の注目を集める生産者、それが「アルトス・ラス・オルミガス」。1995年、トスカーナの著名な醸造家アルベルト・アントニーニ氏(テスタマッタ)と若き実業家アントニオ・モレスカルキ氏がアルゼンチンを訪問、「メンドーサのマルベック」が持つポテンシャルに感銘を受けて設立したワイナリーです。
彼らに賛同したアッティリオ・パーリ氏(サルヴィオーニ)、マルク・デ・グラツィア氏、アントニオ・テルニ氏といったイタリア・ワイン界のスター達もプロジェクトに参加。アントニーニ氏とパーリ氏が醸造を担当し、品質価値の高いワインで評判を得ています。

1. 最近のアメリカ嗜好(甘ボテ)のワインに走る造り手とは異なり、伝統的な旧世界の品格に、アルゼンチンの日照量・高い標高を最大限に生かした果実味と、引き締まった酸のバランスが上手く融合されたワインを生産(決して流行に流されない)。この結果、ニューワールドであって旧世界の骨格を兼ね備える味わいが生まれました。キーワードは『新旧のバランス』。

2. 競争力のある価格設定、土地、人件費など投資費用が安価なアルゼンチンで、更に最新の醸造技術を導入することにより(バリックの代わりにオークの角材を使用)、イタリアでは不可能な価格設定が実現。高品質・低価格の秘密がここにあます。

3. イタリアの造り手によるワイン造りのため、旧世界の中でも特にイタリア色の強いワインとなる。しかも安い。

4. アルゼンチン国外の生産者として先駆者的存在。1995年にワイナリーを建設。オルミガスが最も早く、アルゼンチンのポテンシャルを世界に知らしめました。

5. ブドウの平均樹齢は30年ほど。古いもので80年のものもあり、非常にバランスの取れた高品質のブドウを産み出します。

6. 栽培品種はボナルダとマルベックのみ。多くの造り手が国際品種からのアメリカ嗜好のワイン造りで儲ける中、メンドーサのテロワールとブドウの持つキャラクターの繋がりが最も鮮明に現れる2品種のみに拘り、ワイン造りを行なっています。

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Georges |2009/03/29 12:45 PM |
higemaster |2009/03/27 05:33 PM |

ピーマン(靑椒)@JR西宮
JR西宮駅から歩いて5分もかからない便利な場所にあるのですが、一般にはあまり知られていないようであります。HPはこちら 、ワインがお好きなシェフとのことでワイン大学古株メンバー3人が集まりました。駅からは逆一方通行になるので車で行かれるのは少し遠回りしなければなりませんが歩いて行くなら問題ありません。駐車場はお店の横(北側)にありますし、一杯なら手前左側にコインパーキングもあります。

初めてなのでお任せにしました。

先ずは前菜の盛り合わせ。細長いお皿に6品盛り、1つ1つの量も結構あります。左からズワイガニとポテトサラダ、蛍烏賊のボイルと水菜、海月の酢の物に胡瓜。ポテサラ以外はMSGあまり感じません。

横長なので半分ずつご紹介しますが続いて豚足の煮凝り、蒸し鶏に白髪葱香菜添え、タスマニア産サーモンのしっとりスモーク。豚足のゼラチン質にさらにゼラチンで固めたのでしょうか? ちょっと固すぎ。蒸し鶏はサーモンは美味しく頂きました

魚は立派なキンキに生海胆のソース。魚の脂と海胆の濃厚さが見た目は綺麗なのですが味的にはミスマッチ。それぞれ別に食べた方が美味しいと思うのですけど。

いろいろな季節の野菜の蒸し物、黒豚の薄切り添え。蕪、筍、ズッキーニ、もやしのほか白舞茸、エリンギなどの茸を蒸して特製豆腐のソースで食べるのですが淡泊な素材に淡泊なソースでは味の纏まりがとれません

黒豚と野菜の炒め物ですが先程の蒸し物と素材がダブってしまいます。


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Georges |2009/03/29 12:39 PM |
higemaster |2009/03/26 03:32 PM |

Viognier 2007 Vin de pays des Collines rhodaniennes Domaine Yves Cuilleron
ヴィオニエ2007、ヴァン・ド・ペイ・デ・コリーヌ・ロダニエンヌですか、二度目だと発音も苦にならなくなります。北部ローヌだけではありませんが要するにコート・デュ・ローヌに当て嵌まらないワインは取り敢えずこの名称の地酒として販売可能ってことでしょうか? 少し乱暴な解釈ですが・・・。

さてその前に昨日のアペラシオン、カノン・フロンサックについて補足です。私は普通INAOのHPを参考にしますが、こちらのHPもなかなか便利です。サイトはフランス語ですが、フランスのワイン用語が少し分かれば十分使えるHPだと思います。

先ずINAOのHPを見ますとアペラシオン・カノン・フロンサックはこちらで今現在も「コート・カノン・フロンサック」の表示が認められています。即ちフロンサックのアペラシオンの中で丘陵地帯? がこのカノン・フロンサックであることは確か。アペラシオンの原本はこちらで、フロンサックに認められる7つのコミューン(Fronsac , Galgon , (La) Rivière , Saillans , Saint-Aignan , Saint-Germain-de-la-Rivière , Saint-Michel-de-Fronsac )の内、Fronsacと Saint-Michel-de-Fronsac (指定区域はコミューンの全てではなく一部限定) だけに許可されたのがカノン・フロンサックであります。

ならばグーグルアースで確認してみましょう。

大体の位置からフロンサックとサン・ミッシェル・ド・フロンサックはすぐ見つけられるはずですが、この2つの間が丘になっているのかは(私の見方が悪いのかも知れませんが)確認出来ません。ですがこの2つのコミューンはフロンサックの中でドルドーニュ川の川沿いに位置していることが分かります。他のコミューンはどちらかと云うと川から遠ざかるところに位置しています。

川岸近くと云うことは、河岸段丘の可能性はすぐお分かりでしょう。それと川岸近くはカベソーの生育が良いこともお分かりですね。フロンサックと比べて恐らくカベソーの比率が高いのかも知れません。あくまで推測ですけど。

先程ご紹介したHPを見るとカノン・フロンサックは面積300haですが単なるフロンサックは830haもあり、注目すべきはその飲み頃であります。フロンサックの通常5年以上に対しカノン・フロンサック、年によってはその4倍の20年と云うことですのでより長熟可能なアペラシオンであることに違いないはずです。
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Georges |2009/03/25 05:05 PM |
higemaster |2009/03/25 04:30 PM |

Château Vrai Canon Bouché 2006 AC Canon Fronsac
シャトー・ヴレ・カノン・ブーシェ、アペラシオン・カノン・フロンサックのワインです。生産者のHPはこちらですが現在構築中とのことで残念ながら見ることはできません。

で、同じ2006年のこのワインを詳しく書いているのはこちらですがオランダ語なので殆ど分かりません。葡萄品種についてはメルローが95%で、あとの残りはカベソー、カベルネ・フランそしてマルベックと書いてあるみたいです。

別のHPでこのワインの2005についてはメルロー95%、マルベック5%と書いてあり、メルローの比率が高いのは間違いないでしょう。

英国デカンターのHPによると2005年から新しい経営者(Philip de Haseth-Möller)に代わったようです。

ところで、ヴィンテージは異なるのですがあるネット販売店の謳い文句をご覧下さい。
「 Chatean Vrai Canon Bouche [2003]年 AOC Canon-Fronsac ポムロル区域の小さなAOCから、パーカーポイント驚異の88~90点!(しかもパーカーグットプロデューサー評価)ボルドーらしい骨格のしっかりした、パワフルでリッチ・・・」(原文から抜粋)

この表現は購入者に誤解を与えるのではないか! カノン・フロンサックはボルドー右岸リブルネ周辺のアペラシオンの1つであり決して「ポムロール区域」などとは呼ばない地域であります。

こちらの日本語ページをご覧頂いたらお分かりですがポムロールとは離れており地続きなのはサンテミリオンとラランド・ド・ポムロールにネアック(殆ど使われていませんが)だけであり、フロンサック、カノン・フロンサックをポムロール区域などと呼ぶことなどは全くあり得ないはずであります。
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higemaster |2009/03/25 04:27 PM |
Georges |2009/03/23 11:24 PM |
higemaster |2009/03/23 05:39 PM |


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