ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

ワイン大学第283回ル・ジャルダン
ワイン大学は毎回場所を転々と変えながら主にフレンチにて開催しております(たまにイタリアンの時もあります)。読者の方にお願いです、いつも同じお店にご厄介になるのも気兼ねしますので新しいお店で16名から最大で30名位のキャパのあるレストラン、自薦他薦は問いませんがご紹介頂ければ有難いと思います。

さて遅くなりましたが第283回定例会のお料理です。

先ずは子持ち鮎のコンフィと焼きナスのサラダ バルサミコのソース、和洋を問わず鮎の美味しい食べ方ではコンフィが一番!

次にキノコのクリームスープ 河内鴨モモ肉の煮込み添え、ジロールに椎茸、エリンギなど秋の味覚一杯のスープはカプチーノ仕立て。

次は鮮魚のブレゼ ベルジュとエキストラヴァージンオイルのソースで今日の鮮魚は小さめの鯛。活かっているので形は悪いかも知れませんがとても旨い!

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Jardin de Bagatelle 2007 AC Saint-Chinian EARL Bagatelle
bagatel恐れ入りますがアメブロの方に詳しく書きました。ですがここからが本題です。

久しぶりの錫箔キャップシール、シームレスで重い。高級ワインには必須アイテムです。コルクの側面には「Clos Bagatelle Mise au Clos Saint Chinian」の印字と家紋が描かれており長さは45.75ミリと中途半端!

古い1980年代のギ・ド・アシェットを見たら載ってました、この生産者はサン・シニアンではかなり有名な蔵であることが判ります。

このワイン、生産者はこちらに詳しい説明があります。ドメーヌと呼ばれることなく昔から「クロ・バガテル」で世間では通用しているのにわざわざ名前まで変えて輸入するのは如何なものかと私は不思議に思います。輸入元のコメントとデータをコピーしますが

「まだ若く明るいルビー色。新鮮な果実やハーブの香りが印象的で凝縮した豊かな香りが楽しめます。とてもチャーミングなキュヴェです。
■ サン・シニアン A.O.C.
■ ブドウ品種 : シラー 40%、グルナッシュ 20%、
         カリニャン 20%、ムールヴェードル 20%
■ 樹齢 : カリニャン & グルナッシュ 平均55年
       シラー & ムールヴェードル 平均35年
■ 土壌 : 粘土石灰質
■ 栽培面積 : 16ha
■ 収量 : 45hl/ha
■ 年間生産量 : 100,000本
■ 醗酵 : ステンレス・タンク
■ 熟成 : コンクリート・タンク熟成」


相変わらず計算が合わないのを不思議に思わない輸入元であります。

抜栓すると甘い香りが漂います、恐らくグルナッシュかムールヴェードルの果実香でしょうか? グラスに注ぐとかなり濃い赤紫色を呈します。口に含まなくても大体想像できそうな味、結論を先に申し上げると「メチャ甘」、残念ながら私の好みではありません。ですがこんなワインを好む人は結構沢山おられます。
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Valdivieso Brut Extra Méthode Traditionnelle
昨日に引き続きチリの泡であります。

世の中のワインという物、大概の場合は1本いくらという風に値段が設定されますけど、私の知る限りここチリではそういった習慣はなかったはずです。10年ほど前のことですが北新地の高級クラブでチリワイン生産者の御曹司とご一緒したことがあります。商売のお話は全て英語そして価格交渉の通貨は米ドル、葡萄の品種は何であれとにかく値段は赤白構わず全て15ドル以上ならOKとのお話を隣で聞いておりました。

15ドルというと結構お高いと思ったのですが何とそれは1ケースでのお話。即ち1本なら1.25米ドルとのことであることが判ったのです。

当時空前の赤ワインブームに沸いた確か1997年頃のお話、そのときの為替レートはいくらか記憶にありませんが、恐らく日本円に換算すると一本あたり150円程度だったはず。この価格は各生産者に共通しておりそれ以下では出荷しないと輸出業者の間では暗黙の了解があったというお話でありました。

当時チリと云えばコンチャ・○・トロだったような気がします。このチリワイン何と末端では1000円程度したはず。今は知りませんがその頃チリと日本の間にリーファー・コンテナーはなかったはずですので運賃は僅かだったはず。かなり高い目に輸入コストを上乗せしたところで原価は300円を超すことはなかったはずであります。あの赤ワインブームでボロ儲けを貪っていたのが○ルシャンという会社であったことは事実のようです。

ですが現地チリの人達はもっと安いワインを飲んでおられるとのこと。輸出用のワインと違いレストランで300円程度の価格だったと伺ったことがあります。それから考えるとアルマヴィーヴァなんてとんでもない価格設定であることが判ります。

ワイン輸入業者は企業努力さえすればチリワインは末端価格500円台で流通可能なはずであり、消費者の立場から申し上げるとチリワインの高い物など買わなくなれば必ず価格は下がるはずであります。お互い努力すれば真っ当な価格になりワインの需要は増えるはずではないでしょうか。

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Valdivieso Brut NV Chile
chile-bub南米はチリの泡、最近輸入されたらしいので試してみました。外観の特徴は昔懐かしいキャップシール! 瓶口から1/3ほど覆っていますが金色の凹凸のある例のパターンは20世紀の後半いろんなシャンパーニュに使われたタイプです。今時こんなキャップシールを使っているシャンパーニュ・メーカーはないと思うのですが・・・・。

キャップシールは外しやすい処理がされておりミュズレは黒のコーティング、コルクは最近見たことのない屑コルクを固めたようなタイプで抜き取ると笠はボヤーッと開いてきます。栓を押し上げる圧力は低い目で恐らく3気圧か、チョイ上回る程度でしょうね。噴きこぼれることなくグラスに注ぐと泡立ちはそこそこ穏やかと云うかそれなりと申し上げたらよいのでしょうか。香りの特徴はフランス産ではあり得ないバナナの香り。色はごく一般的なレモンイエローで彩度は低い。

口に含むと泡そのものはサイダーのようにボコボコとはじけることなくかなりお上品。後口に甘ったるいところが残らず、飲み込んだ印象は悪くありません。

最近のスペイン産カヴァがユーロ高の関係で割安感が薄れてきたのでこのチリのスパークリングワインはそれに替わる物として期待できるかも知れませんね。

輸入元のデータを見てみましょう。

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Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes 2005 Maison Jean-Philippe Marchand
gevchamこのワインについては以前こちらで申し上げましたが、同じ物をもう一本買っていたようです。知らず知らず同一物を買ってしまうのは老人性惚けが始まったのかも知れません。写真を注意してご覧下さい、キャップシールの孔の開け方ですがこれは明らかにキャップシールを被せた後に上から押し開けた孔であることが分かります。

さてINAOのHPで Gevrey-Chambertin をコミューン名検索でアペラシオンの範囲について調べてみますと

AOC - VQPRD --Bourgogne
AOC - VQPRD --BOURGOGNE ALIGOTE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE GRAND ORDINAIRE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE GRAND ORDINAIRE ROSE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE MOUSSEUX
AOC - VQPRD --BOURGOGNE PASSE-TOUT-GRAINS
AOC - VQPRD --BOURGOGNE ROSE
AOC - VQPRD --CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --CHAMBERTIN-CLOS-DE-BEZE
AOC - VQPRD --CHAPELLE-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --CHARMES-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --CREMANT DE BOURGOGNE
IGP --Emmental français Est-Central
AOC - AOP --Epoisses
AOC - VQPRD --GEVREY-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --GRIOTTE-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --LATRICIERES-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --MAZIS-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --MAZOYERES-CHAMBERTIN
AOC - VQPRD --RUCHOTTES-CHAMBERTIN
LR - IGP --Volailles de Bourgogne

と沢山現れます。この結果はジュヴレ・シャンベルタンのコミューンの中のどこか(コミューン全体ではありません)で生産できるもの全てが含まれるわけですが、その内法律でその名を語ることが許されているもののリストであるとお考え頂けたらよいと思います。

ワイン関係とチーズそして鶏についての記載がありますが、有名な「ラミー・デュ・シャンベルタン」というチーズがありませんね。そうなのです有名なチーズですがこれは商標チーズで産地の名前とかではありません。

したがってAOCもないIGPにも当て嵌まらないチーズであり本来はエポワスに分類されるものであります。




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