ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Altos Las Hormigas Malbec 2007 Mendoza Argentina
生産者アルトス・ラス・オルミガスとは・・・
輸入元の説明によると「近年、アルゼンチンでパーカーや『ワイン・スペクテイター』誌から高い評価を受け、世界の注目を集める生産者。
1995年、トスカーナの著名な醸造家アルベルト・アントニーニ氏と若き実業家アントニオ・モレスカルキ氏がアルゼンチンを訪問、アルゼンチン中西部メンドーサのマルベック品種が持つポテンシャルに感銘を受けて設立したワイナリーです。
彼らに賛同したイタリア・ワイン界のスター達がプロジェクトに参加。アッティリオ・パーリ氏 マルク・デ・グラツィア氏,アントニオ・テルニ氏と錚々たる面々に加え、経営のプロ、アラン・セバネンコ氏、アルゼンチンの畑を知り尽くした男カルロス・バスケス氏が加わり、オルミガスの未来を共に築いてきました」とのことであります。

さらにワインの説明は続きます。

「マルベック本来の香が良く現れたヴィンテージでチェリーやブラックベリーのアロマがはっきりと印象強く広がる。濃密で複雑感のある完熟果実のフレーヴァーとミネラル香、洗練された酸が力強くありながら滑らかに広がる。
■ メンドーサ
■ ブドウ品種 : マルベック 100%
■ 樹齢 : 平均30年
■ 収量 : 47hl/ha
■ 生産量 : 780,000本
■ 醗酵 : ステンレスタンク
■ 熟成 : ステンレスタンク熟成 3ヶ月
       (オーク材を入れたステンレスタンクにて)」

最後の一文ですが(オーク材を入れた・・・・)とは即ちオークのチップを放り込んだという風に具体的に説明すべきではないか? 生産量が78万本という事は585000リットル=5850ヘクトリットルですからこの畑は計算上124.5ヘクタールあることになりますね。かなり広大な葡萄畑であることが分かります。

葡萄品種はマルベック、ボルドーではプレサックと云われることもありますね。他にコット(コー)、オーセロワ(オークセロワ)などとも呼ばれますが一番多くこの品種を使っているのはフランス南西地方カオールだと思います。昔のお話ですがフニャフニャしたボルドーが多かったときよくこのカオールを飲みました。お安いですししっかりしていたので晩酌によく飲んだものです。
で、カオールの香りは私の鼻にこびり付いているのですがこのアルゼンチンワインはどんなマルベックなのか楽しみであります。


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第106回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
世の中そこそこ旨いものは数多くありますが飛び切り旨いものはそんなに多く存在しないはず。永年食べ歩き自分で現地に赴いたり卸売市場などに通わなければ本当に旨いものには巡り会えないと私は思います。魚だけでなく肉や野菜を選ぶ目利きも必要、自分自身何の努力もせず店任せで旨いものに巡り会えると思ったら大間違いだと思いますが如何でしょうか? 食べる側もそれなりの勉強が必要であると私は思います。

ここ英ちゃん冨久鮓では世間にはあまり知られていない珍味、本当に旨い素材に巡り会える場であります。旨いものは日頃食べ慣れておられるドクター諸氏が顔を揃えられるのが何よりの証拠でしょうか。今回も眼科、内科、皮膚科、整形外科そして名古屋からの常連泌尿器科のドクターの他小生も含め8名の健啖家が勢揃い。

先ずは先付けの「筋子おろし和え、柚子千切り天盛り」、表皮があるのかないのか分からないほど薄い鮭の卵巣はもちろん新物であります。魚卵はワインには合わないという説を振り翳す人がおられますが、それは鮮度の悪い物を食しているからであります。新鮮な筋子はシャンパーニュにとても良く合います。またキャヴィアについても同じ事が申し上げられますけど正直申し上げて我が国に輸入されるキャヴィア、殆どが質の悪い物ばかり。シャンパーニュに合わないのはそれが原因であります。それでは何処のキャヴィアが旨いのか? 一つはロシアはザンクトペテルスブルグで売っている昔ながらの赤い蓋とか黄色い蓋の例の小瓶。できるだけ容量の多いものが美味。パリの有名店ペトロシアン、何度か買いましたが品質はイマイチとしか申し上げられません。あとは先日申し上げた香港。
話を元に戻しますが喉越しの良いこの筋子、大根おろしと共に胃袋の中へスルスル入っていきます。

次は口取り、左上から時計回りに「汲み上げ湯葉とマイクロトマト、トビアラ、鞘隠元
、サーモン」私の個人的な意見ですがマイクロトマトは不要、海老は硬いところが取り除かれ全て食べられるのが有難い、サーモンはキングサーモンで特筆すべき旨さ!

向こう付けは「メイチ鯛」玉目鯛と呼ばれる魚ですけど、この数年食べた中で一番の旨さ! 天然鯛と平目を足して2で割ったような食感ですが、何せ身が甘いし山葵だけ付けて口に入れても旨味成分が濃厚なのが分かります。しかもご覧の通りのボリューム。

煮物はアワビの塩蒸し。これは残念ながらアワビの旨味が逃げてしまってます。単純に生きたまま炭火で炙る方が旨いと思いますが如何でしょう。

焼き物は「キンキの一夜干し」、残念ながら私にはこの脂が馴染めません。高級魚かも知れませんが干物とワインとは相性が今ひとつです。

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ワイン大学第282回定例会ル・ポンドシェル
土佐堀川を見下ろす2階の宴会場の一室を借り切っての開催となりました。階下の個室は殺風景ですが、こちらの部屋はまずまずの景色と内装のクラシックな感じが好みであります。
先ずはアミューズですが細長いグラスに入っているのが「夏野菜のガスパチョ」、右手のものが「ほうぼうとペキーオのリエットのトースト」、フランス語表記は「Rillette de rouget aux pequillos et citron sur un toast gaspaccho de légumes d’été」ですがシェフ、パスカル・ロニョンはヴァカンスとのこと。ガスパチョはもう少し冷たい方が有難い。トーストじゃなくパンは湿らない内にさっさと出して頂きたかった。シェフが居ないとこうしたタイミングが平気でずれてしまうのが情けない。メニューはシェフが考えてもそれを実行する料理人のレベルがまだそこまで至っていない証左でしょうか。ポンドシェルのフランス人シェフは初代のメディーグ・フレデリックから知っておりますがここの経営者はフランス人に甘過ぎるのではないでしょうか。レストランはシェフ不在でやっていけるなど考えて貰っては困ります。

前菜は3種盛り合わせ。先ずは右端の「あかざ海老のタンドリー香り焼き」、海老自体の鮮度は問題ありませんが別皿で焼きたてを振る舞って頂きたいと思います。

まあ真ん中にこんな冷たいものが添えてあるわけですから仕方ないかも知れません「チョリゾのソルベ」。

「白いんげんのミジョテのブイヨン」、メンバーのお一人が「ミジョテ」って何なん? と質問したにもかかわらず答えになっていなかったのはまだまだ未熟なスタッフと云うこと。老舗のはずがこれでは教育やり直しして貰わなければなりませんね。これら3つの料理が一盛りで供されます。直心ではこういったタイミングのズレは皆無であります。宴会料理と割り切ってしまえばそれまでのことですが、さらなる努力をスタッフに期待したいと思います。

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Gevrey-Chambertin Aux Corvées 2005 Domaine Henri Richard
コート・ド・ニュイの中ではヴォーヌ・ロマネとともに右肩上がりに値段が高くなっていくアペラシオン・ジュヴレ・シャンベルタン。昔からフレンチに行けばあちらこちらのテーブルで「シャンベルタン飲みましょか・・・」などの会話というかオーダーを小耳に挟むことがありました。
ソムリエがオーダーを聞いて持ってくるのは「シャンベルタン・グラン・クリュ」ではなく「ジュヴ・シャン」、「ジュヴレ・シャンベルタン」であります。従って昔から営業しているフレンチのワインリストには必須項目であったはずであります。

「シャブリ」といい、「シャンベルタン」といい「シャンボール・云々」あるいは「シャンパン」も含め「シャ」で始まるワインは日本人に馴染みやすいのでしょうか。

「ジュヴ・シャン」ドメーヌ物になると販売価格で6000円を下回る物を見つけることは殆ど無くなりました。1990年代半ばには3000円台で買うことが出来たはずですので10年ほどの間にほぼ2倍に跳ね上がった感じであります。

しかしよく考えてみると1980年代前半の従価税の時代、「ル・シャンベルタン」の販売価格は平均すると25000円位、CIFの50パーセントが酒税だったのに販売価格は現在とそんなに乖離していません。おかしいと思われませんか?

つづく
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Saint-Bris 2006 Domaine Saint Prix
昔はソーヴィニョン・ド・サンブリと呼ばれVDQSに甘んじていましたが現在はAOCを取得しています。いつからAOCになったのでしょうか、INAOのHPからアペラシオンで「Saint-Bris」を検索してみましょう。
左のメニュー上から二つめの「Produits」から「Liste de AO, IGP, LR」をクリックすると検索画面になります。

「Recherche de produits :」の下のボックスに saint-bris と入力して右側の「Rechercher」をクリックすると

AOC - VQPRD   SAINT-BRIS                 [Texte] [Fiche]

がその下に表示されるはずです。AOCの原本を見るなら[Texte]を、詳細情報は [Fiche]をクリックするとそれぞれご覧になれます。

AOC Saint-Bris は原本を見ると2003年1月10日公布となっていますので5年ほど前AOCワインに昇格した模様です。このアペラシオンを名乗れるのはヨンヌ県の次のコミューンに限られます。

Saint-Bris-le-Vineux, Chitry, Irancy, Quenne, Vincelottes. 日本語読みすればサン・ブリ・ル・ヴィニュー、シトリー、イランシー、ケンヌ、そしてヴァンスロットでしょうか。

ラベルには89530 Saint-Bris-le-Vineux と生産者の本社所在地が示されているので本場のワインと云えるでしょう。ならばそのコミューンは何処にあるかというとコミューン・ドット・コムで位置を確認したいと思います。

見つかったでしょうか? 小さなフランス全土の地図の○印をクリックすると詳細地図が現れます。このサンブリはシャブリの南西15キロ程のこのサン・ブリ・ル・ヴィニューを中心に広がっていることが分かります。ケンヌはその北に、シトリーは北東に、そしてイランシートヴァンスロットはその南に位置するのが地図上でお分かり頂けると思います。ヴァンスロットのすぐ北側にスパークリングワインで有名なバイィがありますね。地図で覚えるとワインの理解は早いはずです。

ですがイランシーは他のアペラシオンでワインを作ることが可能ですね。

先にINAOのHPからコミューン検索でその Saint-Bris-le-Vineux を調べるとそのコミューンでできる農産物はワインに限っただけでも下記のように九つあります。

AOC - VQPRD --Bourgogne
AOC - VQPRD --BOURGOGNE ALIGOTE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE GRAND ORDINAIRE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE GRAND ORDINAIRE ROSE
AOC - VQPRD --BOURGOGNE MOUSSEUX
AOC - VQPRD --BOURGOGNE PASSE-TOUT-GRAINS
AOC - VQPRD --BOURGOGNE ROSE
AOC - VQPRD --CREMANT DE BOURGOGNE
AOC - VQPRD --SAINT-BRIS

イランシーはこれらの九つの他新しい AOC Irancy が増えていました。アペラシオン・イランシーは1999年2月26日公布となっているのでサン・ブリよりかなり早く昇格したことになります。

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コメント一覧
小塚 泰平 |2008/09/25 05:30 PM |
Georges |2008/09/20 11:57 AM |
小塚 泰平 |2008/08/27 08:19 PM |


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