ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

ワイン大学第278回ローズルーム
「ワインは食事と共に楽しむものであり論議の対象にしないもの」というのが私の考え方。ワインを勉強しようという場ではなく楽しむための会であります。楽しむためには勿論美味しくなくては困ります。従ってワインも大切ですがそれ以上に気を遣うのがお料理であります。「ワイン会」というと「ブラインド・テイスティング」や利き酒の能力を試すようなことをされるケースもありますが、それがワインを楽しむ行為とはとても思えません。食事が美味しい、ワインも旨いならば当然のように会話も楽しくなります。高いお金を払って著名銘柄を飲んだところで、飲み頃に達しないワインだったりまたフェイクだったりまたブショネをそのまま飲まされたりしてイヤになりワインから離れていく人も結構居られます。またズラリ並んだグランクリュなど息つく間もないワインの羅列は食とのバランスを無視したものであり結果不満が残るものです。長年お付き合い頂くと自然に「ワインと食事のバランス感覚」を身につけて頂けるはずであります。今日も大勢の方にお集まり頂きましたが、このレストラン6月にはその歴史を閉じることになるとのこと。非常に残念であります。
uv278-1.jpg
アミューズ・グールは「蟹コロッケ」結構蟹の身が入ったクリームコロッケに優しいトマトソース、バジルの素揚げが添えられます。

▼続きを読む
| ワイン大学 |
| 08:00 PM | comments (0) | trackback (x) |

Château Lassègue 1994 AC Saint-Emilion Grand Cru
8v0423.jpgスミマセン、かなりラベルが汚くて歪んでます。しかしキャップシールは回りますし量不足でもありません。小さなシャトーでは今でも手貼りでラベルを貼ってますから多少の歪みは仕方ないでしょう。1994年ヴィンテージですから瓶詰めされてから恐らく12年以上は経過しているワイン、当たればラッキーなのですが早速開けてみましょう。
キャップシールは錫箔、トップにはレリーフというか型押しで所有者の名前が、また赤地に金色でシャトー元詰めに所有者名の記載があります。トップには孔無しです。コルクは引き抜いてしばらく放置しても元の太さには戻りません。コルクは経年変化で弾力を失うものですから当然のことであります。フェイクと見分けるためには常日頃コルクの状態まで見極める必要があるのです。年代によりキャップシールの素材や厚みなども違いますしもっと詳しく云えばラベルの糊も違うのです。コルクに話しを戻しますがトップボトムにヴィンテージはなく側面に枠で囲んだ中にシャトーのイラスト、名前、アペラシオンに1994が描かれ枠外にシャトー元詰めの表記があります。コルクの長さは49ミリ横漏れというか浸透しているのは10ミリ足らずで、コルクの形状からシャトーに保管された後少し温度変化のあるネゴシアンか何処かに移動され現在に至ったと考えられます。しかし概ね保管状況は良かったようでコルクの極端な品質劣化はありません。
グラスに注いでみましょう。

▼続きを読む
| ワイン日記::フランスワイン |
| 08:03 PM | comments (0) | trackback (x) |

Saint-Aubin 1'er Cru Les Pitangerets 2005 Domaine Louis Carillon et Fils
8v0422.jpg私にとっては随分と慣れ親しんだワインであります。1980年代のヴィンテージから当時摂津市千里丘にあったボニリ・ジャパン社が輸入を始めたので、毎年毎年ヴィンテージが新たになれば買っておりました。つい最近この生産者についての評価が一段と高くなったそうですが、評価が高くなったからと云って買おうとするのは如何なものかと思います。人それぞれ好みがありますので他人がどのように評価しようが自分の好きなものを否定してまで他人の意見に従うというのは愚の骨頂ではないか? ごく普通の安くて旨いワインが如何にして「お宝ワイン」に変身するかはいずれまとめて書いてみたいと思います。ワインという飲み物ですが裕福になれば飲むようになるというのがその文化のない我が国の現在の状況です。成人してからまずビール、日本酒を飲み始め所謂グルメと名の付く食事をするようになって初めてワインに触れる、ところが両親がワインに親しんでいるケースは殆ど無いので他人の云うことを聞く、もしくはソムリエを信じる、又は本を読むかネットを調べる。そうした他人任せのワインの情報ですから自分自身判断が付かないわけではないか? ネットでも殆どが他人の言葉を借りたワインの表現であり、また教科書に書いてあることをそのまま羅列するに過ぎない表現を多く見掛けます。
前置きが長くなってしまいましたが要するにワインというもの、長年飲んだら味を覚えてしまうのですが毎年のヴィンテージの違いはあるものの鳶が鷹を生むことはないわけであり、突如有名になったからと云って旨くなるものでもないと云うことをご理解頂きたいと思います。

▼続きを読む
| ワイン日記::フランスワイン |
| 08:04 PM | comments (0) | trackback (x) |

Muscadet Sèvre et Maine sur lie Le Fief du Breil 2004 Domaine de la Louvetrie
8v0421.jpg昔の教科書とちょっと違った名前にお気付きの方はかなりのワイン通でしょう。このワイン、パーカー・Jr.が91ポイントと評したのと毎度お馴染みの「エコセール認定ワイン」とのお墨付きがあるゆえ発売直後に完売となったワインであります。ですが最初に味見したのは明らかなブショネ、ちょっと間を置いてしまいましたが2度目の挑戦であります。
先ずは30ケース限定と買いを煽る輸入元の説明文をご覧下さい。「パーカー91点! パリの三つ星レストランL’Astranceやあのタイユヴァンなどでも愛されるミュスカデ登場! 30函限定!!」さらにこのドメーヌの裏話として次のように書いてあるのですが如何でしょうか?「聞くと、ランドロンではミュスカデの古いヴィンテージを非売品も含めると15ヴィンテージほど持っています。『ミュスカデが熟成するとどうなるのか?』個人的にとても興味があったのですが、偶然にも今年の2月、南仏でジョゼフ・ランドロン氏とお会いする機会がありました。そして食事も半ば、ランドロン氏のサプライズ、“ Special bottle ” のブラインド・テイスティングが始まりました。『品種はミュスカデ、熟成感はあるけどまだまだフレッシュ、ヴィンテージは・・・古く見ても'01年?』というのが大方の意見でしたが、それは何と『フィエフ・ド・ブライユ』の'96年!
この区画、フィエフ・ド・ブライユはランドロンが所有する好立地の畑の中でも車では入れない低木に囲まれた場所にあり、特にミネラル感を表現する特別な畑。『いまだかつて悪いヴィンテージが出来たことがない』 というほど素晴らしいテロワールを持つのだそうです。
『'96年でこのフレッシュ感を残していること、そして熟成が進むほどにふくよかさが出てメインの料理と相性が良くなってくるのがミュスカデの素晴らしさ』 というだけあって、鯛のポワレや鴨のローストとのマリアージュは素晴らしいものでした。

▼続きを読む
| ワイン日記::フランスワイン |
| 07:22 AM | comments (0) | trackback (x) |

「京都マジグルメ」敢え無く消滅
友里さんのブログで一躍注目を集めたこのアメブロですが、昨日もしくは今日には完全に閉鎖されてしまいました。関谷女史やオールアバウトのライターを名指しで批判しておられましたが、内容はかなり疑問が多く突っ込んで質問してみましたが何の回答もないままブログごと消えてしまいました。疑問点はいくつかありますが、例えば嵐山吉兆について徳岡氏が継承すべきではなく「華吉兆云々」という下りです。和食関係の人なら「はなきっちょう」ならまだしも「華吉兆」など変換間違いもしないはず、また元の料理長が経営する「未在」のことも全くご存じない様子でしたので日本料理界の人物ではないはず。関西在住の料理評論家について京都に住んでいるという記載がありましたがこれも全くの見当違い。評論家諸氏とのお付き合いも全くないと考えます。また殆どの話題が洋菓子についてですが、一部専門的すぎる記述がありこれは菓子職人のふりをしているだけで実は違うのではないか? それで文章の特徴からある人物を割り出したのです。で、比較して検証してみようと魚拓を取ろうとしたらあれあれ? ブログが消えてなくなってしまいました。
根性の欠片もないのでしょうか、自分が信念を持って書き記したならば消去する必要はないはずであります。
ワインについてのブログは百花繚乱、しかしこれらについて実際に飲んだかどうか誰も分からないわけで、聞いた話、見た話などごちゃ混ぜになっているブログがあるようです。

▼続きを読む
| ワイン雑感 |
| 07:26 AM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::2008年04月
All Rights Reserved./Skin:oct