ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

シャトー・ボネのエチケット
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先日のワインですがこのエチケットを見ておかしいと思われた方はおられませんでしょうか? 「写真が拙いからわからん!」とご立腹されずによくご覧下さい。まず気付いて頂きたいのはアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ即ちAOCの表記がありません。余計なことばかり印刷されていて肝心のアルコール度数や内容量、生産者の住所地やそのほかの必要事項が見当たりませんね。
で、今日の写真をご覧下さい。これはボトルの裏側に貼られている普通裏ラベルと呼ばれるものの上半分フランス語で書いてある部分であります。
表のエチケットに不足しているというか全く規定通りではないため、裏ラベルに法規制通りの記載があるわけです。
ワインの基本中の基本であるラベルの読み方、不思議に思わない方は別ですけどしっかりと読む習慣を付けたらワインを開けずしてその内容が見えてきます。

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Touraine Blanc de Blancs Brut Roger Félicien Brou
8v0428.jpgキノコ博士で整形外科医のS先生から頂いたワインです。天然のキノコの類は市販品の物と比べると香りが全く違います。で、もう一つ違うのはビックリするほど出汁が出ます。先日頂戴したモリーユも少しの量で料理に大きな変化が現れるので自然の力は凄い! 日頃朝市で近所の農家の人が作る野菜を買って食べているとたまにスーパーマーケットで買う野菜の匂いが気になります。お米も同じで農薬を殆ど使わず育てられて天日干しされ、さらに精米したてのものを日頃食べ慣れていれば、薪を使い土鍋で炊かれた普通の米に感動することはありません。魚も肉類も同じで日頃から良質のものを食べていれば料理屋主人の言葉に騙されることはありません。ワインについても同じでしょう。日頃はビールで喉を潤し、月一度グランヴァン開けても身に付かないわけであります。毎日の食べ物、飲み物に気を配ることがワインを理解するためには必要であると考えます。
さてこのワイン、アペラシオンはトゥーレーヌであります。先日はトゥーレーヌ・ブランのスティルワインを取り上げましたが今日は泡物です。生産者はロジェ・フェリシアン・ブルー、ヴーヴレのロシュコルボンというコミューンに住む農家で、HPは見つかりませんでした

トゥーレーヌをINAOのHPで開いてみましょう。沢山あるトゥーレーヌのデノミナシオンの内、今現在の法律でこのワインに当て嵌まるのは「Touraine Mousseux Blanc」になるはずです。ペティヤンは微発泡なので違います。今まで気にしておりませんでしたが、よく見ると今は赤の泡が法律で定められているのですね。こちらをご覧下さい。「Art. 1er. - (Modifié, D. 5 août 1974 et D. 14 octobre 1974). - Seuls ont droit à l'appellation contrôlée " Touraine Mousseux ", complétée ou non par les mots " Val de Loire ", les vins blancs, rouges et rosés issus des cépages suivants :
Pour les vins blancs : chenin blanc ou pineau de la Loire, arbois ou menu pineau et chardonnay, ce dernier cépage dans la limite maximum de 20 % de l'encépagement blanc de chaque exploitation.
Toutefois sont admis, dans les cuvées, dans la proportion maximum de 30 %, les vins blancs issus des cépages noirs suivants : cabernet franc ou breton, cabernet sauvignon, pinot noir, pinot gris, pinot meunier, pineau d'Aunis, cot et grolleau.
Pour les vins rouges : Breton ou Cabernet franc.
Pour les vins rosés : Breton, Cot, Noble, Gamay et Grolleau.」先日のポムロルでカベルネ・フランはブーシェと別名がありましたがロワールではご覧の通り「ブルトン」となっているのがお分かり頂けると思います。で、赤の泡に使われる品種がこのカベルネ・フラン別名ブルトンだけが許可されているわけです。このワインは泡の白ですから許可される品種はシュナン・ブラン別名ピノー・ド・ラ・ロワールとアルボワ別名ムニュ・ピノーそしてシャルドネと云うことになります。

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Château Greysac 1999 AC Médoc
8v0427.jpg大阪では四月末だというのに気温はそれほど上昇しません。我が住処は山麓ゆえさらに温度は低く飲み物に困る毎晩であります。気温が16℃ほどなら白ワインを冷やして飲むより自然と赤ワインに手が伸びてしまいます。今日はバ・メドック、ベガダンにあるシャトー・グレイザックの1999を開けてみます。先ずはシャトーのHPをご覧下さい。シャトーは1973年現在の所有者(グループ)に買収され以降品質の大幅改良を行ったとのことで一説によるとフェラーリも絡んでいるとか。シャトーのHPから「Château GREYSAC Appellation Médoc
Classification Cru Bourgeois 、Total area 95 ha 、Vineyard area 70 ha 、Geology Gunzian gravel 、Grape varietiest 50% merlot, 40% cabernet sauvignon, 8% cabernet franc, 2% petit verdot. Average age of the vines 25 years old 、Average yield 7 500 per hectare 、Yield 55 hl/ha 、Grape harvesting Manual and mechanical (SDC system) 、Vinification De-stemming
Complete 、Maceration lengh 20-25 days 、Type of vats Stainless steel, concrete, wood.
Maturing In oak casks, 20% new each year 、Ageing 12 months 、Average production 500,000 bottles 、Second wine Château de By」とのこと。かなり川に近く、ギュンツ氷期の小石土壌とのことなのでメルローには向かないはずなのですがデータにそう書いてあるので間違いないでしょう。このあたりには「By」と名の付くシャトーが沢山ありますが「Château de By」がこのワインのセカンドであることは初めて知りました。

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Château Bonnet Rouge 2004 AC Bordeaux
<8v0426.jpgちょっと雰囲気を変えてアンドレ・リュルトンのHPから写真を拝借したのですが著作権の問題もありますので寸足らずの写真に置き換えます。さて久しぶりにアンドレ・リュルトンのHPを開いたらますます充実した内容になってます。ボルドーでは大変な有名人ですが来日来阪の折にはグロ家の人達とピアノバーにご一緒したこともある気さくな人物であります。著名なマルゴーのシャトー・ドーザックをはじめ、ラ・ルーヴィエールやクーアン・リュルトンの他数々の素晴らしいシャトーの所有者でありその彼が住んでいるのがこのシャトー・ボネであります。この赤ワインですがリリースするのがかなり遅いみたいで2003年をご紹介したのが去年の7月のこと、輸入元のHPを調べてみたら現在リリースされているのはこのヴィンテージだけで2005年は未だ先の様子です。つまり出来立ての未熟なモノは市場に出さないという方針なのでしょう。自社セラーで飲み頃に達するまで出荷しないというのはこのシャトーに資金的余裕がある証拠。
ワインは慌てて飲む必要は全くありません。評論家が100ポイントを付与したら我先に買おうとする人が日本人の中には大勢居られますが、ワインを保存する環境が殆ど整っていない我が国に於いて家庭で保存するなどもってのほか。フランスのシャトーのセラーでじっくり寝かせたものを買う方が賢明であります。
評論家諸氏の殆どは買いを煽るための評価をされますがその話にまんまと乗ってしまうのが我が国民であり、異常な価格でも平気なのは無知な金持ちが多いだけのお話。旨い不味いは人によって違うもので評論家の評価などアテにならないことを知るにはワイン歴20年は必要でしょう。必要なのは自分の味覚を磨くことであり味覚を磨こうとすれば五感全てを鍛える必要があると云うことであります。所謂審美眼というもの、そんなにたやすく身に付くものではありません。
さて話が逸れてしまいましたがワインを開けることにしましょう。

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La Gravette de Certan 2002 AC Pomerol
8v0425.jpg昔からこのベルギー人のシャトーはすぐ見分けることが出来ました。特徴はキャップシールのパステルピンク、数あるボトルの中でピンク色のキャップシールを纏っているのは Vieux Chateau Certan だけでした。25年以上前のお話しですが今では似たようなキャップシールの色が多数あるはずです。このセカンドも同じ色のキャップシールでもちろんずっしり重い錫製。
まずはシャトーのHPを開いてみましょう。英仏2カ国語に分かれていますが内容的にはどちらも同じで各ヴィンテージ毎の詳しい解説があり年ごとに葡萄の出来が違うのでセパージュも違うことが書かれています。醗酵温度はメルローとカベルネ・フランは違うことも説明がありますので注意して見てください。ですが肝心のこのセカンドについての説明は見当たりません、私の調べ方が悪いのでしょうか?
INAOのHPからPomerolを探すとこちらが出て来ます。1936年のポムロールの規定から一番新しいのは2000年7月17日に改訂されていることが分かります。フランスのワインに関する法律はたびたび変わりますので常に新しい情報を掴むように心掛けなければなりません。まあイタリアはもっと酷いですけどね。このアペラシオンを名乗れるのはたった二つのコミューン、すなわちGironde (33)のリブルヌとポムロル ( Libourne, Pomerol )だけという実に狭い地域であると云うこと、葡萄品種はcabernets, bouchet, malbec ou pressac, merlot.との表記が見られますけど、カベルネが複数になっていてカベルネ・ソーヴィニョンを指すのでしょうね、フランも含むから複数なのか。次の「ブーシェ」とはカベルネ・フランの現地での呼び名、マルベックとプレサックも同じ品種で呼び名が違うだけ、メルローは最後になってますがこれがもっとも使われるわけであります。

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