ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Rosso di Montalcino 2005 Az. Agricola Collelceto
7v0730.jpgワイン関係の本の中ではとりわけ写真が美しい某誌に絶賛されていた新しい生産者、輸入元の説明によると「200年程前からこの地で生活を営んできたコッレルチェート。現オーナーのエリア・パラッツェージが1998年よりワイナリーを指揮するようになり、現在は、およそ6haのブドウ畑でサンジョヴェーゼのみを栽培しています。70歳を数える父、60歳になる母と共に、今でも昔ながら手作業で畑の手入れを行い、祖先から受け継がれたこの土地に愛着心と誇りを持って、テロワールを最大限に表現したワイン造りを行っています。エノロゴには、2004年『Vini di Toscana』で、ジャコモ・タキスとならび『プレミアム』を獲得した4人の1人、ロレンツォ・ランディ氏を起用」とありますが、ブルネッロではなくそのセカンド的存在のDOCロッソ・ディ・モンタルチーノの2005年であります。写真の綺麗な(私には単なるヨイショ記事の多いとしか形容出来ない)普通ならもっと安いはずですが蔵出し予想価格は8.75ユーロという価格の高いロッソ・ディ・モンタルチーノ、早速開けてみましょう。インフォシークで collelceto を検索すると販売店のベタ褒めことばが多くヒットしますが、MSNで検索すると生産者のHPは簡単に見つかります。

キャップシールが廻らないように貼られたDOCのステッカーですがこんなところに貼る必要があるか考えたら分かりそうなものです。ワインの世界でよく出くわす事は矛盾だらけの決まり事と伝統と申し上げたらよいかもね。キャップシールはアルミのごく一般的なものでコルクは歪な形に押し込められた長さ45ミリで「Azienda Agricola Collelceto Montalcino」の表記があるだけでヴィンテージの記載はありません。グラスに注ぐと結構濃いガーネット色を呈しています。もう少し紫がかった色を呈するはずだと思うのですが樽?そんな事はありません。 香りは先ずコーヒー、カカオの類が感じられ葡萄の風味は封印されているようです。口に含むと最初に感じるのは歯に滲みる事です。葡萄から生じる酸ではなく異様にキツい酸ですがこれはイタリアワイン全般に良くある事で、まともなワインが少ない事の裏付けかも知れません。結論を申し上げると残留亜硫酸の多い凡庸なワイン、この程度のロッソ・ディ・モンタルチーノなら4ユーロ前後で転がっているでしょう。値段が高いワインですが何ら価値はありません。
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| 11:50 AM | comments (0) | trackback (x) |
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