ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Marsannay 2000 Domaine Henri Richard
7v0627.jpg先ずはこの生産地について少し説明したいと思います。ディジョンからN74を南へ下るとすぐ右手に見えてくる村がシュノーヴ(Chenôve)、次にマルサネ・ラ・コート(Marsannay-la-Côtes)、そしてクーシュイ(Couchey)なのですがこの3つの村で造られる赤・白に与えられるのが「マルサネ」であり、ロゼが造られるとそれは「マルサネ・ロゼ」という独立したアペラシオンが与えられます。もっともこの2つが独立したアペラシオンになったのは1987年10月22日のことでそれまでは赤ワインはブルゴーニュ・マルサネ、ブルゴーニュが前に付く例えば現在の Bourgogne Haut-Cotes de Nuits のような扱いでした。
何故ロゼだけが特別扱いされるのかというとドメーヌ・クレール・ダユの活躍を忘れる訳には参りません。1919年のことに遡りますが当時はこの地ではガメイが植えられていたのですがそれを駆逐してピノ・ノワールに置き換えたのがドメーヌの創立者ジョセフ・クレール。
またそのジョセフ・クレールが考案したのが赤ワインではなくロゼ。瞬く間にこのロゼはブルゴーニュを代表するロゼの名声を獲得したのです。ですから今もその功績をたたえるかのようにロゼだけが単独のアペラシオンとして残ってあるのです。
ですがこのワインは赤で、赤に許される葡萄品種を調べてみるとピノ・ノワールとピノ・グリ(またはピノ・ブーロ)ですが、15%未満なら白品種のシャルドネやピノ・ブランを混ぜてもよいことになっています。実際に混ぜている生産者がいるかどうかは知りませんが・・・。

さてアンリ・リシャール? もちろん私も知りませんが、探せば山程あるのが小規模の生産者です。輸入元の説明によると「1938年にアンリの父ジャン・リシャールが設立したドメーヌ。現在はアンリの娘マルガリット・バスチャンが運営しています。所有畑4ha弱の、この小さなドメーヌ変革期は1992年。パトリック・マロワイエ氏を栽培・醸造責任者として迎え入れてからです。『生産者の派閥を超えて誰からも尊敬される』と言われるマロワイエ氏。『良いブドウが自分から良いワインになる』をポリシーに畑仕事を非常に大切にし、季節によっては土日でも畑で仕事をする程です。2000年には有機栽培を、2001年にオー・コルヴェの畑でビオディナミを開始。2005年にはエコセールの認証を取得しています。
ルネ・ブヴィエやニコラ・ポテルといった小規模の優良ネゴシアンにブドウやバルク販売もしています」とのことであります。
早速開けてみるとコルクは漏れ寸前の長さ45ミリです。少し孔数が多い中級品ですが生産者の名前、アペラシオンのマルサネ、そしてヴィンテージの2000年がキッチリ記されています。 香りはベリー系の熟成を感じさせる好みのものですが色は少し暗い目でしょうか、味わいは自然で好ましいと思います。輸入元の説明では「 ブドウ品種 : ピノ・ノワール100%、平均樹齢 : 14年、土壌 : 粘土石灰質、栽培面積 : 0.33ha、収量 : 42hl/ha、平均年間生産量 : 1,900本、醗酵 : セメント・タンク、熟成 : オーク樽熟成12ヶ月(228L、新樽は使用せず)」とのことですが新樽の必要性がないことはワインを解ってくるようになると頷いて頂けると思います。
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| 09:33 AM | comments (0) | trackback (x) |
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