ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Château de la Huste 1996 AC Fronsac
7v0429.jpg先日100ケース限定で売り出されたばかりのボルドーはフロンサックのワインです。輸入元の販売店向けのネットでの触れ込みは「ミッシェル・ロラン コンサルティングの飲み頃&当たり年、96年熟成メルロー! 限定入荷」 さらにパーカー・ジュニアの言葉を引用して「“本当のワイン通にとっては、ボルドー衛星地区のアペラシオンは実は傑出したお買い得品となることがある”主著『ボルドー』の中でパーカーがそう語る、ボルドー衛星地区・・・・」とダメ押しまでしていたのですが、実はこのワイン既に販売店の間では在庫をもてあましていたようであります。ネットではこのワインの各ヴィンテージを取り揃えセットで販売していたり、今までに相当数輸入されていたようであります。
輸入元は強気の営業姿勢でありますがテイスティングコメントを見ると「( 2007年4月16日 試飲 )ドライフラワーやイチジクジャムを想わせる香り。口の中では酸と果実味のバランスが良い。タンニン感も弱く、クリアーな感じだが、旨みが程よく出ている。アフターはスケールこそ大きくないが、じんわりと複雑味のある香りが追いかけてくる」などとなんだか弱音を吐いているように思われます。実際開けてみると・・・。

まずコルクは色白で良質の長さ49ミリで片方の(トップ面)端面にだけ○で囲んだ1996が、また側面にはシャトーの名前、アペラシオン、そしてヴィンテージにシャトー元詰めときっちり印字があるものの、抜いた瞬間の液面に接していた部分の色はグレーがかった所謂どどめ色。この赤みが消えてグレーが強く出ているときはハッキリ申し上げて下り坂。グラスに注ぐと赤みはやはりかなり退化していてオレンジから煉瓦とまでは申しませんがガーネット、それも輝きのない惚けた色。レッグは出るものの長続きはしません。香りは残念ながら飲み頃をかなり過ぎてしまったような熟成下り坂症候群の症状が! ウースターソースにほど近い枯れた果物の香り。味こそまだ甘さが残っていて変質した酸などないもののそんなに長く保存できるようなものではございません。フロンサックのスパイシーさが感じられないのはテイスターも分かっていたはずです。
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| 08:49 AM | comments (0) | trackback (x) |
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