ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

1本飲んだだけで判断してはいけません!
7v0331-01.jpgこれは先日ご紹介したワインと同じ Château Queyreau de Haut 1996 AC Bordeaux Supérieur なのですが先日の物とは違い、かなりの量の澱が発生しています。先日開けたワインは全く澱の発生がありませんでした。コルクの着色もかなり違いますがこれはあとで述べることにします。例えば2005年のワインであればブショネでない限り一本だけである程度の判断は出来るかも知れませんが、生産から10年程経過したこのワインのような場合複数のサンプルをテイスティングする必要があると思います。今日開けたのは味わいに濃さが加わり先日の物より数段高級品のように感じます。
注目して頂きたいのは澱の出方です。澱の粒が結構大きくデカンタしなくてもワインは濁りません。ボトルの内壁にこびり付いている訳ではありませんがグラスに注いで澱が大量に流出することなく最後まで気にせず飲むことが出来ました。このように粒の粗い澱の発生はワインが正常に熟成したとき見られるもので、細かい煙のような澱の発生は私の経験では保管状況に問題があるときが多いと思います。先日の補足となりますが細かい澱が舞う、あるいは粒状ではなく薄い小片の形の澱が発生してボトルを揺らすとそれが沈むのに時間が掛かる場合はワインの状態としては良くありません。年代物ワインを選ぶときに試してみて頂ければ失敗することはないと思います。


7v0331-02.jpgさてこれが今日開けたコルクであります。1996年ヴィンテージですから瓶詰めは1997年か遅くて1998年だと思いますが、セラーの温度変化は殆どないと思われ横漏れは5ミリから長くて10ミリもちろん漏れ出すことなくキャップシールはクルクル回ります。これが正常な状態であり、他のワインでもこういう状態を保って頂きたいと願うばかりであります。コルクを打つときに漏れるという説もありますが、それは設備の不備であり、漏れを正当化するような醸造家は本末転倒、黴発生の原因にもなりワインのためにはなりません。一部の生産者はコルクをワインに漬け込むという手法をとるところもありますがこれはどちらかというとブショネ対策でしょうか? とにかくワインを開けるときにそのコルクの状態を見てそして匂いを嗅ぐと云う習慣を身につけて頂くと家庭でもワインが判別出来るようになると思います。鋭い人になるとキャップシールを取り除いただけでブショネかどうか分かるということですが私はその術はまだ身につけていません。
| ワイン日記 |
| 01:28 PM | comments (0) | trackback (x) |
コメント

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::1本飲んだだけで判断してはいけません!
All Rights Reserved./Skin:oct