ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

これが偽物ワインだ! その1
7v0330-01.jpgワイン大学会員の皆様には先日 Romanée-Conti の偽物画像をお知らせしましたが、これは約15年前とあるワインバーで飲まされたれっきとした偽物 Henri Jayer のボトルであります。既にこの頃大量の偽物が出回っておりましたが気付いたのは私の周りでは2人だけ。飲んだことのない人は「さすがは Jayer !」と仰っておられましたが私は蔵にまで行って本物を何度も味わっており、また1980年代にはタイユヴァンで安かった Jayer のワインを結構数飲んでおり、味の違いは明らか。で、記念にと持ち帰ったのがこの瓶であります。本物と比べることが出来れば良かったのですが、当時はワインバーで飲んでも確か3万円程度の物。本物はかなりの本数を持っていましたが、まさか今のような狂乱価格になることなど思ってもみませんでした。お知らせしなければならないのは海外からのオファーであります。何処かとは申し上げませんが送られてくるリストの中に Henri Jayer のワインは何種類もまた何ケースも提示されています。しかし直接買ったレストランなどが手放すはずもなく、本人から直接聞いたのですが毎年相当数の数を引き取ってくれる某国のワイン卸業に売ってしまうとのこと。だったらフランス各ネゴシアンに流通しているモノは何なのか? 私はその大多数がフェイク・ボトルであると想像します。


7v0330-02.jpg偽物は一種類どころか正直申し上げて私の知る限り30種類程はあると思います。稚拙なモノは今は姿を消し、全くのコピーというか本物を購入してラベルからコルクから全て寸分違わぬよう造っていると考えられます。中身もそれなりに美味しいワインを詰めるのでしょう、プロであっても騙される程精巧に造られています。しかし飲めば判ってしまいます。独特の風味が全く感じられないのです。知っている人が殆どいないのが Henri Jayer のワイン。ですが別に神様扱いする程のモノではありません。何度も申し上げますがジャン・クロード・ヴリナ氏曰く「安くて美味しいヴォーヌ・ロマネ」こそ彼のワインにピッタリな言葉だったのです。ヴォーヌ・ロマネだけに限らず安くて美味しいご当地ワインは結構数あります。
それに気付かずマスコミの言いなりになるのは馬鹿らしいことであります。
| ワイン雑感 |
| 01:05 PM | comments (3) | trackback (x) |
コメント
ご無沙汰しております、横浜のGrappaことK.G.です。
つい最近、Henri Jayerラベルの1993 BOURGOGNE PASSETOUTGRAINと遭遇しました。
不思議がいっぱいありました。
①:ワックスカプセル ②:リコルクしたにのこと ③:合成コルク ④:ラベルの紙質が、コレクションしているものと違う ⑤:ヴィンテージラベルがゆがんでいる
僕達の結論は?のみ。
ご意見をいただけましたら幸いです。
| Grappa |2015/06/09 03:47 PM |
コメント頂き有り難うございます。8年前のブログをご覧頂きコメントを頂くとはちょっと驚きでございます。

アンリ・ジャイエール氏はお亡くなりになってかなりの年月が過ぎました。今流通するものは総てフェイクであると思いますよ。

唯一アメリカのネゴシアンの裏ラベルのものが店頭に並んでいれば(といっても日本では無理ですが)本物の可能性はあります。

アンリ・ジャイエールご本人からご教示頂いたレストランにはまだ持っているところがありますがオン・リストされていないはず。有名店ではフィレンツェのピンキオーリさんなら本物を主とのはずですが、彼は商売人ですからそれなりのお値段でしょうね。

安くて美味しいヴォーヌ・ロマネでしたので、後生大事に当時の在庫を死守している人など居ないはずですよ。

ジャイエール宅には何度も訪問しましたが、ワックスカプセルなどされていませんでしたし、コルクは天然物、肩ラベルは時折歪んで張られていたことはありますが、エチケットの髪質は変えられたことがありません。
| Georges |2015/06/10 01:19 PM |
早速のお返事、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
| Grappa |2015/06/10 06:59 PM |

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