ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Champagne Beaumont des Crayeres Fleur de Prestige 1998 Brut
v11-05.jpgこれから年末にかけて需要が多くなると云われているシャンパーニュ、業界ではドンペリ不足が深刻なようです。ドンペリと云えば昔は価格が高かったので芸能人に好まれた訳なのです。バブルの頃普通のドンペリの定価は2万円、ピンドンと呼ばれていたそのロゼは何と5万円もしましたが従量税適応のあと定価で12000円程に下がりそのプレスティージの高さが失われたのでしょうか、今現在はその地位をクリュッグに明け渡しているような感があります。


いつの時代でも高いモノを欲しがる人は大勢おられる訳で味と価格は比例しないのがシャンパーニュという飲み物なのです。大手シャンパーニュ製造業者から手作りシャンパーニュを流行らそうとする動きがありますが、小さい生産者はその設備が旧時代的で不衛生なところも少なくありません。RMだけを偏重するのは馬鹿げた選択だと私は思います。
このボーモン・デ・クレイエール社は流行りのRMではなくCM(コマーシャルではありません)ですがそのベースとなるワイン造りが大変丁寧であります。シャンパーニュAOCでは葡萄を手で摘み取ることが法律により決められていますがその摘み取った葡萄を圧搾する設備によりワインの味は大きく変わります。ボーモン・デ・クレイエール社では所謂ファジー制御の圧搾機を用いてこのプレスティージュ物では一番搾りの果汁しかワインにしません。このファジー制御の圧搾機を使うと種も潰れませんし葡萄のえぐみは出ません。これに対して垂直に絞る機械では葡萄がすべてペシャンコに種まで潰れてしまいます。シャンパニザシオンの前に第一次醗酵のワインこそ重要であると考えます。
で、このシャンパーニュですが色は青みのある黄金色で泡は極めて細かく長続きします。ただ酸っぱいだけのシャンパーニュが多い中、バランスの取れた味に私は魅力を感じます。RMでなくてもCM、NMでも旨いシャンパーニュは山程あります。安定した品質を求めるならある程度の規模がある生産者の方が優れていると云えるでしょう。大きくなりすぎると自ら意図するシャンパーニュが造れなくなるのも事実であります。従ってそこそこのレベルの生産者を選ぶのが最も重要なことかも知れません。その点このボーモン・デ・クレイエール社はちょうど良い大きさであると言えるでしょう。イタリアのシュッド・チロルの組合もそうですがこれからは協同組合組織のワインから目を離せないと考えます。
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| 10:14 AM | comments (0) | trackback (x) |
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