ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Chateau Griffe de Cap d'Or 1999 AC Saint-Georges Saint-Emilion
vins8-13.jpg数年前に大騒ぎされたワインであります。例のヴァランドローで一世を風靡したチュヌヴァン氏とミッシェル・ロラン氏とのコラボであるサンテミリオンの衛星的アペラシオン、サンジョルジュ・サンテミリオンにて造られたメルロー100%の樽樽したワイン。しかし最近は話題になっていませんね、情報に振り回されないよう心掛けたいものです。サンテミリオンとその周辺の後付アペラシオンとは勿論かなりの差があって当たり前なのです。ワインは土地そのものが現れますのでいくら濃縮果汁を使おうが高価な樽を使おうが、保つか保たないかはやはり土地の良し悪し次第ということになってしまいます。樹齢の若い葡萄から造られたワインはそう長くは保ちません、若い内に飲むべきであります。

さてこのワイン、コルクは非常によい状態をキープしています。即ち液面に触れた部分だけが着色しそこから次第に細くなる円柱形状。温度管理など全く問題なかったことが分かります。グラスに注ぐとやや透明感に欠けるものの紫がかった暗赤色を呈しています。香りは典型的なメルローの熟成香ですが残念ながら南仏で造られるメルローのものとあまり大差はありません。ベリー系のアロマやカシスのようなフルーツ香は感じられません。味わいはきつさはないものの平板、深みという言葉とは縁遠い感じ。昔の印象とはかなり違います。ファースト・ヴィンテージは1998年ですからその翌年と云うことになるこのワイン、やはりリリース直後に飲んでこそ「美人」に見えたかも知れませんが、熟成させると田舎の安酒が正体を現したようです。
ワインに化粧は似合いません。しかし塩胡椒だけの焼き鳥には結構よく合いました。食べ物との相性は悪くはないようです。
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| 02:33 PM | comments (0) | trackback (x) |
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