ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Gevrey-Chambertin Clos des Chezeaux 1996 Domaine Vincent et Denis Berthaut
vinsjuillet-028.jpgワイン大学定例会用のワインを決めるためいろいろ物色中であります。15年程前までは幻のドメーヌとして日本向けには輸出されることがなかったフィサンの生産者ヴァンサン・エ・ドニ・ベルトーですが、ここもベルナール・ムニエ氏の説得により門戸を開放したはずであります。確か1990年頃この生産者を知る人物が3ページ程にわたり絶賛している文章を読んだことがありますが、一般には輸入されていないことをよいことに美辞麗句を並べ立て「これぞ本物ブルゴーニュ」と崇めていたのは何処の誰だったでしょうか? アンリ・ジャイエールを神様扱いする漫画や論評も程度の低い一種の無い物ねだりではないでしょうか。

アンリ・ジャイエールのワインに関しては何度も申し上げますが「安くて美味しいヴォーヌ・ロマネ」であったわけで事実を知る最も有名な人物はパリのジャン・クロード・ヴリナ氏であります。クロ・パラントゥーなどタイユヴァンのワインリストで400フランだったからよく注文した訳です。同じく東京エノテカ・ピンキオーリでも90年代前半までは15000円前後でワインリストに載っておりました。高くなってから欲しがるのはワインを知らない証左、貴方のすぐそばに将来驚く程高くなってしまうモノが転がっているかも知れません。ワインは人によって好みが違うのは当たり前のお話しであり自分が本当に好きなワインであれば沢山買い込んでボチボチ開けるのをお薦めします。世間の評価は気にしない方が賢明でしょう。何でもランキングに頼るのは個性が失われている日本人的発想でしょうか、他人が買っているからと云って買わなければならない理由にはならないと考えます。
さてこのワイン、コルクには残念ながら漏れがあります。漏れた量はごく僅かですがコルクに少しだけ黒カビが認められます。評価するには問題のあるボトルですが概ね品質低下はありません。熟成香が心地良く、官能的な甘みが生成されているようです。しかしまだまだ酸はしっかりしておりタンニンはシルキーに熟成しています。もう一度飲んでみてから結論を出すことにしました。合わせたのは黒毛和種3番のブリスケとウチヒラの網焼き、塩胡椒だけのシンプルな焼き肉です。
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| 04:47 PM | comments (0) | trackback (x) |
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