ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

自分の標準ワインを持とう
人の好みは人それぞれだが、自分自身のスタンダードワインを持っているとそれと比較してワインを判断できるように思う。

例えばソーヴィニョン・ブラン、私の場合基準を AOC ボルドーのシャトー・レイノンとしている。知る人ぞ知る故ドゥニ・デュブルデュー氏のご自宅を兼ねていたシャトーである。

ソーヴィニョン・ブランの柑橘系の香り、味の密度、余韻の深さなど一定の水準をはるかに超えた良いワインである。

昨日はとある国産ワイナリーのメーカーズディナーに参加したが、飲ませて頂いたすべてのワインは世界水準を大幅に下回る品質であり残念至極であった。

最初に供されたスパークリングは勢い良い泡で期待したのだが、舌にこびり付く甘さが私にはしつこく感じた。飲み進むに従いそれは重さとなった。食事と共に飲むには重すぎるのである。

次にソーヴィニョン・ブランである。説明にあった「グレープフルーツ香」は微かに感じるものの果実の風味は薄くやはり舌に残る甘さが厄介なのである。あって然るべき酸はほんのわずかに感じる程度、恐らく熟成するよりくたばるスピードの方が速いはず。

最も残念だったのはピノ・ノワール。取って付けたような色合いにもがっかりだが残糖分が舌を覆い包みピノらしさは微塵も存在しない。砂糖水に色付けしたような飲料はワインという名に相応しいものではない。

私は自分の基準を下回るワインは飲まない主義である。

大切な自分自身の味覚を損ねるからであり、いくらお高いワインであっても例えばブショネなら絶対飲まない。味覚の許容範囲を極端に制限しないと本当に美味いワインの判別は難しいと思うのである。

早々にその場から退散し、いつものワインバーで口直し。

ベースとなるワインを持っているとしっかりとワインを判別する能力が身につくはずだ
| ワイン雑感 |
| 11:47 AM | comments (0) | trackback (x) |
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