ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Suffolk red Rs




またもやフランスとは無縁の葡萄の登場である。フランス政府が 2015年にリスト A2 即ち食用葡萄に追加したとのことだが例によって 2016年栽培面積ゼロの葡萄、フランス政府系サイトでは名前の末尾「Rs」になっているが、VIVC では当該葡萄の果皮色を「ROUGE」としている。


これら2つの画像は VIVC から拝借したが、色はどちらも赤い。フランス政府系サイトの葡萄画像は未熟果も含まれ、明らかに成熟した葡萄房では無い

説明では米国ニューヨーク州農業試験場にて開発された ヴィニフェラ×ラブルスカ の種間交雑葡萄とのことだが、VIVC のデータはこちら、主な事柄は

Prime name  SUFFOLK RED
Color of berry skin   ROUGE
Variety number VIVC 12038
Country of origin of the variety UNITED STATES OF AMERICA
Species   VITIS INTERSPECIFIC CROSSING
Pedigree as given by breeder/bibliography FREDONIA × KISHMISH CHERNYI
Pedigree confirmed by markers FREDONIA × KISHMISH CHERNYI
Prime name of parent 1  FREDONIA
Prime name of parent 2  KISHMISH CHERNYI
Parent - offspring relationship
Offspring   YES
Breeder Stout, A.B.
Breeder institute code
Breeder contact address New York State Agricultural Experiment Station and New York Botanical Garden
Year of crossing 1935

正式名称はサフォーク・レッド、果皮色ルージュ、かけ合わせは開発者の発表と遺伝子解析結果は同じで母親がフレドニア、父親はキシュミシュ・チェルニイ、ニューヨーク州農業試験場と同植物園で交雑は1935年とのこと。

父親のキシュミシュ・チェルニイはヴィティス・ヴィニフェラに属しフレドニアの父親葡萄がヴィティス・ラブルスカに属することから当初の説明に矛盾点は無い。シノニムは次の3つ

NEW YORK 21572
NY 21572
SUFFOLK RED SEEDLESS

因みに系図はこちら


フランスとは縁もゆかりも無さそうな食用葡萄でしかも栽培面積ゼロの葡萄をフランスで栽培する葡萄としてフランス政府が登録するのはまことに不自然である。

また名前からして「レッド」なのにどうしてフランス政府は果皮色を「ロゼ」とするのか甚だ疑問である。ちなみに他のサイトの画像は明らかにもっと赤い。


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