ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Bouysselet B
ブログの更新が滞っております。大雨のあと災害的酷暑という異常な天候が続いており、また仕事が忙しいこともありサボっております。

さて久しぶりに「フランスで栽培される葡萄のサイト」を見ると新規に登録された葡萄がいくつも並んでいます。こちらをご覧下さい。その2番目の葡萄 Bouysselet ブイスレって読むのでしょうか? 画像は載ってないので提示させて頂きます。


これはトゥールーズの北約 33km のヴィロードリックというコミューンにワイナリーを持つビオディナミの生産者シャトー・ラ・コロンビエール Château La Colombière で栽培されている白葡萄なのです。数年前話題になりましたね、ビオディナミのヴァン・ド・フランスがクー・ド・クールを取ったっというお話。

この白葡萄ブイスレ、ヴィンテージ2014年のワインが雑誌で大々的に持て囃されたことからフランス政府が慌てて承認したように思います。

この葡萄100%で造られる白ワインとは Le Grand B ル・グラン・ベは25ユーロというお高いもの。


pdf のファイルはこちらをご覧下さい。コート・デュ・フロントネ、今ではフロントンというアペラシヨンを名乗ることが出来る地の 0.7 ヘクタールの畑で栽培されているのが当該葡萄ブイスレであります。

説明を読むとプレ・フィロキセラ、即ちフィロキセラの影響を受けない自根を持つ葡萄とのこと。

さて VIVC を検索すると当該葡萄のデータは次の通りです。要点だけコピーすると

Color of berry skin BLANC
Variety number VIVC 1627
Country of origin of the variety FRANCE
Species VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography
Pedigree confirmed by markers PLANT DE CAUZETTE × SAVAGNIN = TRAMINER
Prime name of parent 1 PLANT DE CAUZETTE
Prime name of parent 2 SAVAGNIN = TRAMINER

人為ではなく恐らく自然交配と思われますがブイスレの母親はプラン・ド・コゼット、父親はサヴァニャン=トラミナー、プラン・ド・コゼットはリンク先がありますがサヴァニャン=トラミナーにはリンク先がありません。リンク先が無いということはサヴァニャン=トラミナーとは名前こそ存在するが実態は未だ解明されていない未知の葡萄ということを示しているのです。決してジュラで栽培されているサヴァニャン・ブランではありません

ですから生産者のサイトのこのワインの葡萄の説明コピーさせて頂くと 

Descendant Savagnin (Jura) et Plant de Cauzette (Béarn)

即ちジュラのサヴァニャンとベアルンのプラン・ド・コゼットの子孫というのは未だ現時点では根拠のないものであります。

母親葡萄プラン・ド・コゼットはこちら、フランス原産の葡萄ですが果皮色は示されておらず白葡萄か黒葡萄かはわかっていません。プラン・ド・コゼットはプリュヌラールとかタナの子孫と考えられますが具体的な親子関係は現在のところ不明。判っているのは当該葡萄の母親ということだけかもしれません。

結論で申し上げるとワインの雑誌に大きく取り上げられたことによりフランス政府が渋々認めて自国で栽培される葡萄に取り上げられたというマスコミ主導により発掘されたフランス原産の白葡萄。
| ワイン雑感 |
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