ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Gouget N はアリエ県で19世紀に隆盛を極めた葡萄だった




頭にアクセントを置くグジェ、拙ブログでは 2013年 1月にこちらで取り上げた。当時のVIVC パスポートデータから親子関係を見ると

Original pedigree
Prime name of pedigree parent 1
Prime name of pedigree parent 2

それぞれ何の記載も無い。即ち親子関係は不明ということだった訳だが、VIVC2 では次のように改められている。

Pedigree confirmed by markers  HEUNISCH WEISS × ?
Prime name of parent 1  HEUNISCH WEISS
Prime name of parent 2  ?
Parent - offspring relationship  YES

即ちグジェの母親はフランスでは忌み嫌われたグエ、正式名称ホイニッシュ・ヴァイス。父親は現在のところ未解明、ところが一番下の欄に「YES」とあり、クリックすると

AKLICK JELTY 20713
LACRYMA DOLCE FAUX 41946

モルドヴァ原産のアクリック・ジェルティ 、イタリア原産のラクリマ・ドルチェ・フォーが現れる。これらのどちらかに父親の可能性があるはずだが、親とは限らないので、これらはグジェの子孫かも知れない

3年前よりシノニムは増え現在は12、次の通り

GAUGET NOIR
GOUGE
GOUGE NOIR
GOUGET NOIR
GOUJET
LYONNAIS
MORET
NEROU
NEYRAC
NEYRAN
NEYROU
PETIT NEYRAN

さてこのグジェという黒葡萄、嘗ては中央フランスのアリエ県で広範囲に栽培されていたとのこと。それがフィロキセラの襲来以降次第に植え替えられ、現在は消滅同然の状態になってしまったという。

こちらの The Lost Vineyards of the Allier Département を一読願いたい。英語で大変分かり易く解説されている。こちらによるとそのアリエ県の葡萄畑(モンリュソンとシェール渓谷)は1849年 16,944ha が最大の面積、その大半(52%と仮定)ということなので約 8,800ヘクタールが栽培されていたことになる。

こちらもモンリュソンの葡萄畑についての記述がある。

さて前者のサイトの後半に次の記載がある。

He makes around 8,000 bottles a year from Gamay, Pinot Noir and Le Gouget which are sold under the Vin de Pays du Val de Loire appellation.

しかしこれは冒頭に紹介した拙ブログに書いた通り、現在の IGP ヴァル・ド・ロワールの葡萄規定にグジェが含まれていないからこの IGP を名乗ることは出来ない。

ついでにアリエ県の現在唯一アペラシヨンとなっているサン・プルサンについての説明 もご覧あれ。
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