ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Genovèse B




ジェノヴェーゼ、末尾の「B」は Blanc ブランの略で、黒葡萄の Noir もしくは Noire に対する意味でのブランであり、決して果皮の色が白いという訳ではない。黒い果皮の葡萄は赤ワイン用、それに対して黄緑色の果皮の葡萄からは白ワインが造られることから「白」、フランス語の Blanc という訳。その頭文字が「B」となる。

ジェノヴェーゼ、拙ブログでは 2013年 1月にこちらで紹介した。今現在に至っても原産地はイタリアという説とフランスはコルシカ島とする2つの説がある。後者の根拠としてはイタリアでは全く栽培されていないことが挙げられるはず。

VIVC のサイトはこちら、原産国はイタリアとしている。シノニムは3年前より少し増えて22を数える。原産国であるはずのイタリアではこの葡萄を Scimiscià B. と登録している。本来イタリア原産の葡萄ならその Scimiscià B. が正式名称として採用されるはず。従って原産国はフランスである可能性も十分ある。 Scimiscià の発音は Forvo のサイトからこちら、 「シミシャ」のように聞こえる。
さて、画像を拝借したこちらのサイトによると、 2011年現在僅か 0.4ha しか栽培されていない。恐らくコルシカ島だけで栽培されているのであろう。


このジェノヴェーゼを使ったワインが実際に存在する。こちらがそのワイン。"Cuvée Collection Le Diplomate d'Empire" という年間 4,000本だけの生産である。


コルスで生産されたワインだがアペラシヨンではなく単なるヴァン・ド・フランス。こちらのサイトによるとこのワインを造る畑として

Cuvée Collection Blanc “Diplomate d’Empire-Il Calvalière- Don Jacques-Pascal Abbatucci”

37% Vermentinu, 20% Rossola Bianca, 19% Biancu Gentile, 14% Genovese, 10% Brustiano Planted from 1960-1962  Granite  2 ha

2ヘクタールの葡萄畑、その14% が当該葡萄なので 28 アールのジェノヴェーゼが植わっていることになる。アペラシヨンあるいは IGP を名乗れないのは規定外の葡萄をブレンドするからであろう。あるいは敢えてフランスのワイン法など無視しているのかも知れない。
| ワイン雑感 |
| 06:35 PM | comments (0) | trackback (x) |
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