ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

ワイン大学第249回高槻エッソンス・エ・グー
今日は初めて参加のお客様が6人も、その内のお2人がネットからお申し込み頂いたため大変緊張しました。ところが蓋を開けてみたら何と前に座られているメンバーと顔なじみとか。世間は広いようで狭いものです。
秋が深まってくるとどういう訳かボルドーが恋しくなります。シャンパーニュで乾杯のあと角が取れたボルドーのブラン、そして熟成の極みでしょうか、サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの1982年を味わったあとにメドックのカベルネに移るという私の好きなスタイルで楽しんで頂きました。
ワインは食事と共に楽しむもので議論の対象にはしたくありません。美味しい食事と美味しいワインに肩書きは必要ありません。名前だけご立派なワインでもその素性が分からないものが世の中には沢山あります。数年前にワインスペクテイターで大きく取り上げられた Chateau Petrus 1982 の偽物ですが、日本では見て見ぬふりのワイン業界。「こんな話を持ち出されたら今のワインブームに水を差す」とばかりに話題にしようと思っても全て抹殺されてしまいました。





ドメーヌ・アンリ・ジャイエのワインはパリのタイユヴァンのオーナー、ジャン・クロード・ブリナに勧められ「安くて美味しいワイン」としてよく飲み、ドメーヌにも数回訪問し何度目かにやっと売って貰えました。今の異常な価格を容認するのはこの時代のことを知らない人達ばかりです。高くなれば欲しがる人が出てくるのですが、同時に忘れてはならないのが偽物の出現です。
かなり前の話ですが北新地は上通りにあったワインバーでの出来事、日本で出回りはじめたジャイエのクロ・パラントゥ、一口飲めば偽物であることは明らか! 輸入元はワイン専門ではなく香辛料を輸入していたところでした。同じ頃東京は銀座のエノテカ・ピンキオーリ、ここでもワインリストに載っていましたがワインリストに載っていた価格はヴォーヌ・ロマネのプルミエクラスでも 15,000~ 20,000 程度のものですがこちらは全く問題のない本物。ですからこの頃から偽物ワインは大量に流通しているのです。今でももちろんのこと、ですから本物のDRCを買おうと思ったらそれこそ大変な努力が必要です。ネットでも抽選でしか買えないのが本物の証拠です。
ワインというもの身の回りにこれから高値が付くワインがうようよしています。気が付かないのはその価値が分からないからなのです。大切なのは自分の味覚を自ら磨くことでしょう。そうすれば人が騒いでいても惑わされずに美味しいものを見つけることができます。




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