ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Couston N 正式名称 Plant de Couston




画像はこちらから拝借した。

近年(恐らく2010年)フランス政府が認めたフランスで栽培される葡萄の内の一つ。
正式名称は PLANT DE COUSTON プラン・ド・クストンで、フランス政府関連サイトでは次のような説明がある。

Cette variété est issue d’un semis naturel découvert par M. Julien Couston au début des années 1970. D’après les analyses génétiques réalisées à Montpellier, elle est issue d’un croisement entre le Grenache et l’Aubun N.

フランスのサイトだが英語版もありコピーすると次の通り

This variety is derived from the natural sowing discovered by Mr. Julien Couston in the beginning of the 1970's. Based on genetic analyses carried out in Montpellier, this vine variety was dribved from the crossbreeding of Grenache and Aubun N.

機械的に翻訳したのだろうか訳の分からぬ英語と化している

フランス語の説明文を要約すると1970年代初頭にジュリアン・クストン氏が発見した自然苗で、モンペリエでの遺伝子解析の結果グルナッシュとオーバンの交配種と分かったとのこと。従ってクストン氏の名前が付いているもののクストン氏が交配に関わった葡萄ではない。

VIVC のパスポートデータはこちら、こちらにも同様の親子関係が示されている。コピーすると

Pedigree confirmed by markers   GRENACHE × AUBUN
Prime name of pedigree parent 1   GRENACHE
Prime name of pedigree parent 2   AUBUN

一見すると母親がグルナッシュとあるので「正式名称ガルナッチャ・ティンタの子孫かいな」と思われるかも知れないが、実はこの GRENACHE はフランスで云うグルナッシュ・ノワールではない

リンク先をクリックしたら気付かれると思うが AUBUN にはリンクがあるものの GRENACHE にはカーソルを合わせてもリンク先が無い。パスポートデータ後半の「Links to:」の3つある真ん中「Bibliography to pedigree confirmed by markers」をクリックするとこちらの画面に切り替わり、

Prime name of pedigree parent 1 : GRENACHE

の「GRENACHE」にカーソルを合わせクリックするとこちらが出てくる。ここでいうグルナッシュとは 70613 GRENACHE でありガルナッチャ・ティンタとは異なる葡萄である。

父親のオーバンについては拙ブログのこちらをご覧あれ。

葡萄のルーツ解明は長い歴史上始まったばかりと云っても過言ではない。この 70613 GRENACHE は葡萄の果皮色なども不明な葡萄であり 70742 PINOT 同様、今のところ未解明の葡萄の一つである。

プラン・ド・クストンは南フランスの各IGP の葡萄規定にその名を連ねている が実際この葡萄を使ったワインが造られているのかどうか定かではない。

| ワイン雑感 |
| 04:34 PM | comments (0) | trackback (x) |
コメント

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::Couston N 正式名称 Plant de Couston
All Rights Reserved./Skin:oct