ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Castets N

画像はVIVC のこちら から拝借致しました。


またこちらの画像はル・フィガロのワインのサイトから拝借しました。

カタカナ表記はカステとさせて頂きます。拙ブログでは3年前にこちら で取り上げました。この葡萄に関しては3年前からデータの書き換えなどありませんので新しく書き加えることはあまりございません。

フランスで栽培される葡萄のサイト をご覧頂くとお分かりの通りフランス全土で僅か 0.1ha というごく限られた場所でしか栽培されていません。それも恐らくアペラシヨン・パレットのシャトー・シモーヌだけでしか栽培されていないはずです。あくまで推測ですけど。

カステはアペラシヨン・パレット以外にアペラシヨン・エスタンにも使えることになってます。AOC Estaing の補助品種に登録されているもののこちら をご覧頂けるとお分かりのように、その名前はシノニムで表記されています。フランス政府が正式に登録している名称は CASTETS であり、そのフランスのワイン法にシノニムで載せるとは如何なものかと申し上げたい。

またこのワインのアペラシヨンについては白ワインに植えられてはいないはずの葡萄の名が法律上は使っても良いとなっています。元々の法律 VDQS Estaing では使ってよい葡萄は Mauzac と Chenin そして Roussellou であります。こちら をご覧下さい。拙ブログではこちらに書きましたが、AOC Estaing では法律の葡萄規定を間違ったシノニムで書いてしまったためサン・コムという正式名称を持つ葡萄をこじつけたと考えます。

恐らく葡萄栽培地とはかけ離れた場所で法律文言を作成したのでしょう。従って見たこともなければ触ったこともない葡萄について名前だけで判断した結果とんでもない葡萄を法律に記載したと考えます。詳しくはこちら の拙ブログをご覧下さい。

さて元祖フランスの葡萄に詳しいサイトではこのカステはスペインの葡萄 Maturana tinta de Navarette (マトゥラナ・ティンタ・デ・ナヴァレッテ)に他ならないとして(恐らく根拠はこちら )スペインに於けるシノニムとして加えていますが、Maturana tinta de Navarette という名称は VIVC のパスポートデータ には登録されていません。つまり CASTETS にそんなシノニムは存在しないと云うことです。

近い名前の Maturana tinta はTROUSSEAU NOIR のシノニムの一つであります。

マイナーな葡萄とは云え、間違った情報を放置するのがネットの世界であります。ネットの情報は吟味しなければなりません。
| ワイン雑感 |
| 06:52 PM | comments (0) | trackback (x) |
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