ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Romotineau 2012 Vin de France Un Saumon dans la Loire
生産者についてはこんな説明もありますが、「ロワール河に棲む一尾のサーモン」と訳してみました。

本来海に棲むはずのアトランティック・サーモンが産卵のために川を遡ることはありますが、「ロワール河に居着いている一尾の変わり者的鮭」と解釈するのは飛躍しすぎでしょうか。

ワインの名前はロモティノー、葡萄の割合がロモランタン 50% 、ムニュ・ピノー(ご当地の呼称で正式名称はアルボワ・ブラン) 50% なので、ロモランタンの頭文字「Romo」+同末尾の「tin」+ムニュ・ピノーの末尾「eau」を足して「ロモティノー」と名付けたのでしょう。

ロモランタンはアペラシヨン・クール・シュヴルニーに使うことの出来る唯一の葡萄であり、拙ブログではこちらで述べましたが、遺伝子の解析が出来ていて母親はピノ・テンチュリエという黒葡萄、父親はホイニッシュ・ヴァイスという白葡萄であります。

一方ご当地ではムニュ・ピノー Menu Pineau と呼ばれる正式名称アルボワ・ブランは拙ブログのこちらで書きました。

ところが念のために調べてみると現在内容が変更されていてこちらとなってしまいました。何が異なるかと申しますと、この葡萄に関する両親のデータが抹消されていることです。つまり固有種かもしくは親が未だ特定されていないことを示している訳です。

この一例を見るだけでも、葡萄の遺伝子解明は前途多難であることが伺えます。

さてこの珍しいロモランタンとアルボワ・ブランが半々で造られた白ワイン、香りに赤い実の果実が感じられフルーティーかつ味の密度が高い、摩訶不思議な味であります。きつすぎない自然な酸、喉通ってから口中に広がる余韻は非常に長く一言で申し上げると飲み応えのあるワインであります。

アペラシヨンを名乗ることもなく、またIGP(以前のヴァン・ド・ペイ)も取得できないワイン、即ちヴァン・ド・ターブル・フランセーズという最も下位とされるカテゴリーに属しながら、美味しいワインは存在するのです。





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