ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

CALABRESE DI MONTENUOVO カラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォって何だ
本日は、何も付かない SANGIOVESE をシノニムとするあと2つの葡萄のうちの一つ、最近発見されたと云っても過言ではない「CALABRESE DI MONTENUOVO」を正式名称とする葡萄について書きます。

VIVC のサイトからこちらをご覧下さい。カラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォはヴィティス・ヴィニフェラに属するワイン用の黒葡萄で目下のところ栽培面積などのデータはありません。シノニムは3つだけ

CALABRESE MONTENUOVO

NERO D'AVOLA

SANGIOVESE

シノニムから判断できる事を申し上げると、今まではサンジョヴェーゼ、もしくはネロ・ダーヴォラと現地では呼ばれていた葡萄の遺伝子解析してみたら、実はそれらとは異なる葡萄であることが分かり「カラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォ」という正式名称が付けられたということ。

拙ブログのこちらで書きましたが、現時点でこの葡萄がサンジョヴェーゼの親である確証はありません

ところがこちらのフランス葡萄に詳しいサイトでは「サンジョヴェーゼはカラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォを母、チリエジョーロを父として自然交配により誕生した葡萄」と断言しています。またそのチリエジョーロに関してはこちらであるとしています。

つまりチリエジョーロは元々スペインの葡萄(固有品種)であろうと云うことで VIVC の説とは真っ向から対立しています。

葡萄の起源については諸説様々あるのが現状ですが、なかにはとんでもない説を支持している評論家もおられるので注意が必要です。

昨日書きましたが念のためこちらをご覧下さい。チリエジョーロは元々スペイン原産のようにに思えるシノニム例えば ALEATICO DI SPAGNA 、CILIEGIOLO DI SPAGNA を有するものの原産地はイタリア、ペディグリーについては下記のようになっています。

Original pedigree SANGIOVESE × MOSCATO VIOLETTO

Prime name of pedigree parent 1 SANGIOVESE

Prime name of pedigree parent 2 MUSCAT ROUGE DE MADERE

チリエジョーロは正式名称サンジョヴェーゼを母、モスカート・ヴィオレットの呼称を持つ正式名称ミュスカ・ルージュ・ド・マデールを父として生まれた交配種。

さらにチリエジョーロの父であるフランス原産ミュスカ・ルージュ・ド・マデールは

Original pedigree MUSCAT A PETITS GRAINS BLANCS × MAMMOLO

Prime name of pedigree parent 1 MUSCAT A PETITS GRAINS

Prime name of pedigree parent 2 SCIACCARELLO

フランス原産の白葡萄ミュスカ・ア・プティ・グランを母、イタリア原産の黒葡萄マンモーロと呼ばれる正式名称シャカレッロを父として生まれた交配種であります。

本日のポイントは主に南イタリアで栽培されていたネロ・ダーヴォラ、サンジョヴェーゼと信じられていた葡萄が、実はカラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォであったことが判明したという最近のお話であります。

| ワイン雑感 |
| 11:25 AM | comments (0) | trackback (x) |
コメント

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::CALABRESE DI MONTENUOVO カラブレーゼ・ディ・モンテヌオーヴォって何だ
All Rights Reserved./Skin:oct