ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Ortenau Schloss Staufenberg Sauvignon Blanc trocken 2012 Weingut Markgraf von Baden
日本語表記は シュロス・シュタウフェンベルク ソーヴィニヨン・ブラン Q.b.A. 生産者は ヴァイングート・マルクグラフ・フォン・バーデン となっています(輸入元の表記そのまま)。

ドイツワインでもソーヴィニョン・ブランが使われているとは知りませんでした。

しかし上記ではワイン生産地の場所は特定できませんね。

このワイナリーの場所はこちらで、アルザスのストラスブールから東南東約23キロほどのところ。フランスにほど近い訳ですからソーヴィニョン・ブランが植わっていても不思議ではないのでしょう。

生産者のサイトはこちらで、ドイツ語は全く分かりませんが西暦1830年にこの地に植えられたソーヴィニョン・ブランはどうやらシャトー・ディケムから持ってこられたものらしい。またこちらの表記では

2012er Schloss Staufenberg Durbacher Schlossberg Sauvignon Blanc trocken

シュロス・シュタウフェンベルク ドゥルバッヒャー・シュロスベルク ソーヴィニョン・ブラン・トロッケン

これでこそドゥルバッハ(村)の畑名がシュロスベルク、葡萄はソーヴィニョン・ブランであることが初めて分かります。

法律ではどうなっているのでしょうか。

バーデンのワインの法律はこちらでその中からベライヒ・オルテナウの白ワインに関する葡萄規定は次の通りです。コピーさせて頂くと


1 Bestimmtes Anbaugebiet Baden:
1.1 Bereiche:
Markgräflerland, Tuniberg, Kaiserstuhl, Breisgau, Ortenau, Kraichgau und Badische Bergstraße
<!--[if !supportLists]-->1.1.1 <!--[endif]-->Weißwein:
Auxerrois:
Bacchus:
Bronner:
Chardonnay:
Findling:
Helios:
Johanniter:
Kerner:
Sauvignon blanc:
Weißburgunder:
Qualitätswein: 8,90% vol., 69° Ö; Kabinett 10,90% vol., 82° Ö; Spätlese 12,50% vol., 92° Ö; Auslese 14,50% vol., 105° Ö;
Freisamer:
Gewürztraminer:
Ruländer:
Solaris:
Traminer:
Viognier:
Qualitätswein: 9,40% vol., 72° Ö; Kabinett 11,40% vol., 85° Ö; Spätlese 12,50% vol., 92° Ö; Auslese 14,50% vol., 105° Ö;
Gutedel:
Riesling:
Qualitätswein: 8,00% vol., 63° Ö; Kabinett 10,00% vol., 76° Ö; Spätlese 11,60% vol., 86° Ö; Auslese 14,10% vol., 102° Ö;
Merzling:
Müller-Thurgau:
Qualitätswein: 8,40% vol., 66° Ö; Kabinett 10,00% vol., 76° Ö; Spätlese 12,00% vol., 89° Ö; Auslese 14,10% vol., 102° Ö;
Muskateller:
Muskat Ottonel:
Nobling:
Perle:
Silvaner:
Qualitätswein: 8,40% vol., 66° Ö; Kabinett 10,50% vol., 79° Ö; Spätlese 12,50% vol., 92° Ö; Auslese 14,50% vol., 105° Ö;
Scheurebe:
Qualitätswein: 9,40% vol., 72° Ö; Kabinett 10,90% vol., 92° Ö; Spätlese 12,50% vol., 92° Ö; Auslese 14,50% vol., 105° Ö;
als Versuch angebaute, nicht in das Rebsortenverzeichnis nach Nr. 6 eingetragene Rebsorten:
Qualitätswein: 9,40% vol., 72° Ö; Kabinett 11,40% vol., 85° Ö; Spätlese 12,50% vol., 92° Ö; Auslese 14,50% vol., 105° Ö;
Für alle Rebsorten:
Beerenauslese/Eiswein 18,10% vol., 128° Ö; Beerenauslese/Eiswein 22,10% vol., 154° Ö.

最後の Für alle Rebsorten は「すべての葡萄について」という意味ですので葡萄品種名ではありません。

太字に置き換えましたがちゃんとソーヴィニョン・ブランは使って良いことになってます。

さて最初から見ていくと聞き慣れない葡萄の名がありますね、Bacchus 、Bronner 、Findling 、Helios 、Johanniter 、Freisamer 、Solaris 、Merzling 、Nobling 、Perle などそんな規定があったとは全く知りませんでした。

調べてみるとバッカスはこちらで、シルヴァーナーとリースリングの交配種を母、ミュラー・トゥルガウを父として人工交配された比較的新しい葡萄。ブロンナーはこちら、 これも人工的に造り出された葡萄。他は省略しますがドイツのワイン法はフランスよりもずっと進んでいる(悪く云えば何でもあり)みたいですね。

さてさてこのワイン、開けようと思ってキャップシールを外したら何とガラス栓を採用しています。このガラス栓、意外に簡単に開くので結構重宝するかも知れません。開けるのにはちょっとしたコツが要るかも知れませんが、閉めると確実に密封されます。ですから飲み残しのボトルに栓して横に転がしても漏れることはないのです。

グラスに注ぐとフランスのソーヴィニョン・ブランとはちょっと異なり強すぎない香り、どちらかというと上品な香りの辛口白ワインに仕上がっています。色は薄い目の黄緑色で味の濃いタイプではなく、これからの季節に有り難い薄味の辛口。強い香りの味の濃いワインは日本料理には向かないと思うのです。和食と合わせるならこんなワインがピッタリ。和食にはドイツのバーデン・ソーヴィニョン・ブラン、10年後の定番になるかもね^^

フランスはロワールのソーヴィニョン・ブランの中でこのワインに似た感じというと・・・ カンシー(Quincy)が一番近いように思います。カンシーの他にはご近所のルイィ(Reuilly)なんかも近いかも知れません。

おっと、派手なエチケットの側面にドイツワイン法の規定通りの表記がありました。画像がぼやけてしまったので明日以降にアップしたいと思います。

 
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